マルシン工業 EXB2 FN Five seveN CO2ガスブローバック

さて、今回ご紹介は日本トイガン界に革命を起こすかもしれない代替フロンではなく炭酸ガスをパワーソースとするガスブローバックハンドガンマルシン工業の「EXB2 ファイブセブン」です。炭酸ガスは代替フロンが常温で0.5Mpa程度なのに対し、ボンベ内で大体6.0Mpa程度とかなり高圧で、かつ気温に左右されにくくガスガンのパワーソースにはもってこいではあるんですが、以前一部のマニアや小売店が構造が単純で頑丈なデジコン製品を中心に、炭酸ガスを減圧せずに利用してベアリング弾を発射可能にする改造を施し販売し、それらが犯罪に使用されるなどした過去があります。
以降、只でさえ良い目で見られていなかったトイガンに対する世間の目は厳しくなった訳で、そのキッカケの1つである炭酸ガスに対しては、業界や嗜好者の中にも抵抗感、嫌悪感を抱いている人は多い様です。

ただ今回のマルシン工業のCDXやEXB2は開発に際し業界団体や警察と密に連携をとっており、安全面に関してもお墨付きをもらっての発売。少なくともタナカがリリースしてすぐ販売中止&回収となった「カシオペア」と同じ轍は踏まない様気を配っている様です。



パッケージ
マルシンらしからぬパッケージ。
まるで東京マルイのガスガンの様です。
箱の横には誇らしげに「認定CO2ガス銃」のシールが。



ふたを開けるとこんな感じ
これまたマルシンらしからぬ高級感。
発泡スチロールを使い回してたり、切った段ボールで隙間を埋めていたりしていません。(笑)
この辺からもマルシンのこの製品に賭ける意気込みが感じられるような。
3本入ってる銀色の奴が炭酸ガスのボンベになります。



銃本体はこんな感じ
極端に美しい仕上げ…という訳ではないんですが、粗の多い従来のマルシン製品とは一味違います。
元々、実銃が殆ど外観はポリマー製、というのもトイガンにはプラスになってるんでしょうね。
ちなみにワタクシ、基本的に古い銃が好きなのでグロッグを代表とする昨今のポリマー拳銃はそんなに強い興味を持っている訳では無かったり。(そもそもオートよりリボルバー派)
基本的に、タクティコーな雰囲気の銃は好きではないんです。
ただ、このファイブセブンは何と言いますか…タクティコーを通り越してオモチャチックなのが…意外と嫌いじゃない、嫌いじゃないぞ。
何と言いますか、ホラ…コアブースターよりGメカが好きな人なもんで。(笑)
しっかし…もっと派手な塗装にすればウルトラ警備隊の人とかメタルヒーローとかが持ってても違和感ないですよね、この拳銃。



ホールドオープン
実銃のファイブセブンは、PDW(個人防衛火器)というコンセプトで開発されたP90専用のバックアップウェポン的な位置づけで開発された拳銃で、P90と同じく5.7×28mmという弾を使用。P90がどんな銃か知りたければ、「ガンスリンガーガール」とか見れば良いかと。チャッカマンなんて悪口を言われる事もありますが、とにかく個性的なデザインで映画とかでも良く見かける銃です。
一方、ファイブセブンはP90程はメディアには露出していないかな。「ゲート」の漫画版の温泉宿のシーンで各国のエージェントから鹵獲した銃として伊丹が手にしてたりしますが。
最近よく聞く「ソードアートオンライン」とかいうライトノベルにも登場しているんだそうな。
製造会社は「うぽって」のふんこやガバメントと並ぶ名銃にしてジロンの愛銃でもあるブローニングハイパワーをリリースしたFN社。元々はベルギーの国営企業でした。



ピカニティ規格のレールの所に製造b示す金属製のプレートがあります。この辺はグロッグとかも同じですね。
そういえばFN社を代表するブローニングハイパワーも、このファイブセブンと同じく銃口側が窪んだデザインになってますね。
もしかしたらFN社はハイパワーの血を受け継いだ新鋭銃、というつもりでこういうデザインにしたのかも。



東京マルイのとは違ってリアル刻印です。
書体は若干違ってるみたいですが。
それと8mmや6mmの既存のマルシンガスブロ版には刻印にホワイトやブルーが入ってましたが今回はナシ。
個人的には無い方が良いのでオッケーですが。
人間工学だとかを考慮した今時の拳銃なので、スライドリリースやセーフティ等が操作しやすいですね。
ただ、本銃をオモチャチックにしてるのもこのグレーのプラ製レバーだと思いますが。
今度、レールにライトとか取り付けてみようかなぁ…。



リアサイト
マルイのガスブロとは違い調整可能なタイプになっています。
やたらとパーティングラインが残ってますが、実は実銃も同様なんだそうで。



サイトにはホワイトドットが入ってます。
マズル部にはマルイ、マルシンどちらのガスブロにも派手にバリが残っていたんですが、今回のEXB2には処理しているのかありません。
全体的な仕上げに関しては、マルイ、マルシンガスブロ、EXB2どれも似たり寄ったりかと。
ただ、マルイ版とは実売価格が一万円近く差があるんですが。(苦笑)



マルシンはライセンス取ってるのでグリップのロゴもFN社刻印。
よく言われる「ファイブセブンは痛い」というのがありますが、マルシン版は滑り止めがマルイ版よりお肌に優しい作りになってます。
5.7×28mm弾を使う為にグリップは太い…というより縦に長い印象。
ワタクシ、実は指が太くて短いと有名(太さに合わせた軍手はめると先っぽが余るレベル)ですが、やや握り難いかも。
握り難さもデザートイーグルとかM92なんかとは違って、太さより長さが気になります。



マガジンは当然既存のガスブロの物は転用出来ないので完全に新規です。
一般的なガスブロマガジンのタンクがある所が空洞で、そこに炭酸ガスボンベをねじ込みます。
マガジン右にあるのがねじ込む際に使う治具。
ボンベは別売りで購入するとこんなパッケージに入ってます。
現状ではややランニングコスト的に高額に感じますが、普及さえしてくれれば価格帯が下がってくれるかも。
問題は普及するか、ですが。



マガジンを下から見るとこんな感じ。

…で、肝心の撃った感じですが…良いです、はい。
クセになるレベルです。
それこそセーラー服なんか着てないし機関銃でもないのに、「カ…イ…カ…ン…」と恍惚の表情しちゃう位ですよ、マジで。
スライドが割と軽いのでドカッとくる程ではないんですが、その分とにかくスピードが早い!!
しかも既存のガスブロより遥かに動作が安定しています。
連射すると生ガスをぶしゅ〜っと吐き出したり、冷えてスライドストップが掛からなかったりという事がありません。

いや〜、コレ、良いですよ、真面目に。

さて、価格が安く、外装に金属や本物の木材を多用していたりもする為に海外製電動ガンの人気が近年高まってます。メーカーによるっちゃあよりますが、それでも内部機構や実写性能は国内…早い話、マルイの電動ガンには叶わない訳で。ですからサバゲーやってる人なんかは基本マルイの電動ガン一択です。ただ海外製品にはマルイだったら絶対にリリースしないような銃までリリースされるマニアには嬉しい要素もありますわね。カスタムとか内部機構を調整、弄る自身がある人はそういう選択肢も出てくる訳で。
ただ、サバゲーやらない…それ以前に滅多に撃ちもしない私にとっては、電動ガンってやっぱり面白味があんまりないんです。

基本的に、サバゲー用のツールなんですよね。電動ガンって。
好きな銃とかがモデルアップされれば手を出しちゃったりもするんですが…飽きるのも早いんですね。
弄れる部分…カスタムとかではなく、動かしたり出来るギミックがやっぱり少ないんですよ。
形の好き嫌い考えなければ、銃と言うよりむしろマキタとかリョービ…って印象なんです。

その点、ガス…それもブローバックモデルは弄る部分が多くて良いんです。まぁ、個人的に一番良いのはカート式のガスリボルバーなんですけどね。
滅多に撃たないから実射性能とかあんまり関係ないし、シリンダーオープンしてカートリッジ突っ込んでシリンダー閉じて、また開いて排莢して…ってのだけで遊んでいられます。
…まぁ、そうなるとモデルガン買えよ!ってなるんですが。

でも環境問題から代替フロンもそう遠くないうちに全廃…という話もありますし、知らないユーザーも多いらしいんですが、ガスガンのガス(HFC134aね)って実はファンヒーターや石油ストーブの直火で熱せられると有毒化するんですよね。私も気分悪くなった事ありますし。(苦笑)
そういう意味で言えば、やっぱり理想的なパワーソースなんじゃないかな、と。

ただ、確かに使う側のモラルは大事になると思います。
改造防止策が幾重にも施されているとはいえ、そこすら超えてくるアウトローなユーザーが出てこない事を…取り敢えずは祈りたいですね、ええ。

え?実射レポート?…マルシンっぽくない出来、とだけ書いておきます。(笑)
いや、ホントに。


追記



フラッシュライトを装着してみました。
SUREFIREのレプリカモデルです。
外装は金属製で、ロゴなんかも再現されています。
マルイ製のグロッグなんかには装着する際ガタがある…なんて聞きましたが、このファイブセブンには特に調整も無く装着可能でした。
新鋭のポリマーオートですし、やっぱり似合いますね。
特に寸胴なグロッグなんかと違い、銃先端部のデザインもあってか非常に良い感じになります。

うん、やっぱり良いよ、コレ。

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