ヘンロン製 1/16 T34-85 BB弾発射仕様



KV-1と共に電撃戦により無敵を誇ったナチスドイツ機甲部隊の前に立ち塞がったT34は、当時としては大口径で強力な砲を搭載し、傾斜装甲を大胆に採用して敵の弾を弾く高い防御力を持ち、被弾しても炎上しにくく燃費効率も良いアルミ合金製ディーゼルエンジンを搭載し、高速走行向きなクリスティ式サスペンションと幅広の履帯で泥濘地でも高い機動性を発揮、トドメに極めて効率的かつ簡略化した設計で生産性も高い…という、ある意味第二次大戦期のオーパーツとでもいうべき傑作車両です。

ちなみに今回モデルアップされたのは、ドイツのパンターやティーガーに対抗して85mm砲装備の3人乗り大型砲塔を搭載したT34-85で、第174工場製のモノをモデルアップしています。

個人的な意見では、第二次大戦の最優秀車両はM4シャーマンだと思うのですが、T34の先進的な設計が後年の戦車設計に多大な影響を与えたのは間違い無い訳で、優秀な車両だと思います。何より、カッコ良いですしね。



側面

スターリン程ではないですがやや前方よりな砲塔や、大型転輪、76.2mm砲塔よりも大型化された砲塔など、カッコ良く再現されています。
T34の前、レオパルトから送受信機が2.4Ghz仕様になってますが、なぜかこのT34には短いアンテナが付属します。
まぁ、カッコ悪いんでつけてませんし、基部も塗装しちゃってますが。
私のはメタルギアボックスと金属キャタピラ仕様なので、無塗装の金属製アイドラー&スプロケットが装着されてましたので、久々にスプレーにて塗装。
下地処理としてメタルプライマーも塗布してます。

走らせてみると、やたら機敏なのが印象的。気のせいか、今までのモデルより速い気がします。
すばしっこいですが、ハイテックのVS-TANKシリーズの様にレスポンスが悪いような事はなく、思った通りに動いてくれるのが好印象。
2.4Ghz仕様だとややレスポンスが悪くなる、と聞いた事がありますが、別にそんな感じでもなく非常に操縦しやすいです。



前面&後部

T34最大の特徴である傾斜装甲が見事再現されいますね。
ドイツ戦車の様に派手なカッコ良さといいますか、ヒーローチックな部分のないシンプルな…実用一辺倒というスタイルがソ連戦車の魅力でしょうか。
実際、プラモ作る人とかに聞くと「ドイツ戦車に比べてソ連戦車は組みやすい」んだそうです。

実はT34ってそんなに好きな戦車ではなかったんですが…こうして見るとカッコ良いよなぁ…と。
「魔女の婆さんの呪いか!?」とか言いたくなっちゃいます。



上から

シャーマンと同様、適度に吹かれたシャドゥがいい感じですね。
ディテールも細かくてカッコ良いです。
ソ連の戦車はドイツ戦車みたいに車載工具とかがあんまりないのでシンプルに見えますが、そこが逆に良いのです。
パーツの破損とかに気を遣ったりというめんどくささが薄目、というのは動力付きモデル向きなのかも。



ハッチフルオープン

このT34一番の見どころは、やっきぱり開閉可能なハッチが3つもある点。
こりゃフィギュア乗せたくなっちゃうのが心情って奴でしょ。
そんな訳で実際に乗せちゃった写真はもうちょっと下に掲載します。



砲塔アップ

写真じゃ分かりにくいですが、砲塔は梨地処理がされていて鋳造っぽさがアップしてます。
メタルパーツ取り付けたりするには邪魔な表面処理かもしれませんが、ノーマル状態でのリアリティーは良くなってますよね。
このT34、手すりとかフックが軒並み後付パーツになっているので一体成型処理が多かった初期ヘンロン戦車よりメリハリがきいてます。
ただ、細かいフックとかの取り付けは取り付け穴を広げてやったりするのが結構面倒だったり。(笑)



フロント周り

予備履帯が結構いい感じの色で塗装されているのが高ポイント。ウェザリングマスターでちょちょっとやるだけで中々カッコ良い感じになってくれます。
前面機銃も銃身が細く造形されていて良いですね。

ただ問題は右の写真。
戦犯とでもいうべき飛び出したLEDを血迷ってドイツ戦車用のボッシュライトカバーで誤魔化した部分。
でも、意外と目立たないしコレはコレで良いでしょ?
少なくともむき出しよりは。

…いやね、私もドイツ軍のマーキング貼って鹵獲車両にしようとも思ったんだけどさ、そうすると色々ね、つけたくなっちゃうわけで、そんな腕も無い訳でね…。



ソ連戦車らしく後部にはドラム缶満載です。
「戦車」で「ドラム缶」となるとニヤニヤが止まらなくなってしまうのは「メタルマックス」ファンの性です。(笑)

「おしても いいんだぜ! なつかしい ドラムかんをよ!」

ワイヤーは無塗装。黒の軟質プラ製です。
コレは筆で塗装してるんですが、コレがくねくねで非常に塗りにくかったり。
最後に艶消しクリアを吹いてますが、軟質素材なので塗装の剥げがちょっと心配。
デカールはスローガンではなくナンバーにしてます。
なんか変な所に唐突にナップザックがある理由は後述、という事で。(苦笑)



今回のある意味目玉、「それゆけ女性自衛官」のトレーディングフィギュアをハッチに乗せられるようにしましたよ、という写真です。
戦車のハッチからアニメキャラが顔を出す…というと、うるぶりに先生の「砂漠のウサギ」に出てくるハイドライド巡航戦車の絵とか連想しちゃいますね。
ちなみにボークスとかが「ガールズ&パンツァー」の1/16フィギュアをリリースしたりしていますが、トレーディングフィギュアで1/16に近いキャラクターフィギュアとかは結構あります。
近いサイズのものがあれば、例えばルフィーとか綾波とか初音ミクとかでも戦車兵に!!(笑)

…いい歳したオッサンがこんな事やってて恥ずかしい?…いや、でも面白いですよ、こういうのも。
「プラモ狂史郎」の景山弟みたいなガチガチのスケールモデラーやミリオタには文句言われちゃいそうですが…いんだよ細けぇ事は!!(笑)
私ゃミリオタじゃない、ただのヌルイ戦車好きなのでね。



…で、コイツの唯一残念だった部分がコレ。
シャーマンに付属していたザックで隠してますが、エンジン排熱用のラジエター?の格子が一本割れ落ちてしまってました。
まぁ、ヘンロン戦車ではよくあるパターンなんですけどね。(苦笑)
航空機とかと比べて陸モノはこういう強引な誤魔化しが通用するのが良いですよ。


ちょっとイジったので追記



戦車兵フィギュア
リアルバージョンと題してレジン製のロシア戦車兵フィギュアを例の如くぶった切って乗せられるようにしてます。
首は一度切断して角度を変えてみました。



前照灯
流石にボッシュライトはなぁ…と思い直し、カバーパーツをリューターで開口してみました。
同スケールのKV用前照灯セットとかが流通してるので交換すれば一番良いのかも知れませんけどね。
でもLEDむき出しよりはこっちの方が見栄え良いと思ってます。
戦闘時に破損したが、放棄されたトラックのヘッドライトか何かを無理やりくっつけた車両…という事にしておきましょう。



ラジエターグリル
格子パーツが一か所購入時からへし折れちゃっていたのをプラ棒を使って直してみました。
まぁ、遠目には分からないでしょ、これで。

更に追記



本体と同じ色だったノコギリをそれっぽく塗装。
結構いい感じになったんじゃないかと。

ちなみに、ヘンロン純正の2.4GHzプロポは電池ボックス周りの作りが駄目で、しょっちゅう接触不良になります。
私のはTORRO製の送受信機に変えてしまいました。
傾斜装甲のせいで結構内部のスペースに余裕がなく、冷却ファンつきなT0RRO製受信機の配置に結構難儀しました。
往年のT34乗りの苦しみを疑似体験…って所ですかね。

またまた改造



付属のダサいワイヤーをT34用の金属製牽引ワイヤーに交換してみました。
モノは銅製の編み込みワイヤーなのでブロンズ色なので、メタルプライマーを塗った上で塗装。
仕上げにパステル粉を薄っすらとまぶしてみました。
やっぱり雰囲気が違ってきますね。



エンジングリルのカバーもエッチングパーツを装着。
ラブリービートルさんによると、グリルをくり抜いてしまってから取り付けた方がカッコ良くなりエンジン音とかも聞こえやすくなるらしいですが、横着者の私は塗っただけでそのまま張り付けてます。(笑)
でも、効果はちゃんと出てますよね。



前照灯も更にディテールアップ。
waveから出ているガンプラのモノアイなんかを再現するクリアパーツをひっくり返して埋め込んでみました。
そもそも、LEDの球を隠すためにボッシュライトカバーをくり抜いたモノを取り付けているだけなのでホンモノとは根本的に形は違うんですが、雰囲気はより良くなったんじゃないかと。
勿論、ちゃんと光ります。



走らせている時にぶつけて砲塔側面の取っ手パーツが破損してしまったので、修復の上補強代わりに予備履帯を突っ込んでみました。
実際にもこうやって予備履帯をつけてたT34はあったらしいですし、ちょっとしたアクセントになってるんじゃないかと。



予備燃料のドラム缶に取っ手をつけてみました。
誤魔化しでついてる突起を削り落として、代わりにプラスチックペーパーを切って曲げたものを張り付けただけですが、中々良いんじゃないかと。
まぁ、スケール的には太過ぎなんですが。(苦笑)



で、現状はこんな感じ。
予算や腕と相談しつつ、色々どうやれば改善できるか知恵を絞ってちょっとずつ…ちょっとずつイジッていくのが、もうたまらなく楽しいんです、この1/16戦車ラジコンって。
予算的にもタミヤのフルオペをいきなり…というのは敷居高過ぎですから、そういう意味では自分次第で際限なく遊べる良いホビーかと思います。
「ガルパン」とかで戦車プラモとかに興味出たんだけど、作る暇もないし難しそう…という人にも、このヘンロン1/16RCの改造、というのはオススメです。
元々が完成品ですから最低限の見栄えはしますし、後はちょっとずつイジッていけば良いんですからね。

…機種にもよりますがオプションパーツがホントに豊富なので、本格的にドツボにハマッてイジりだすとタミヤのフルオペが買えちゃう値段になってしまう事もありますが。(笑)


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