ヘンロン製 1/16 ティーガーIIポルシェ砲塔 赤外線バトル仕様



さてさてご存じ、「愛国心のない大喰らい」こと第二次大戦の最強戦車であるティーガーIIです。
ノルマンディーでこの怪物と遭遇したアメリカ軍は本車を「キングタイガー」、イギリス軍は「ロイヤルタイガー」と呼んだのが、ドイツに逆輸入的に伝わり、「ケーニヒスティーガー」と呼ばれる様に。ただ、戦えば最強だが重過ぎる(70t)、燃費は劣悪、パワーウェイトレシオはドイツ軍の中でもワーストに近い数値で機動性も劣悪、運用状況も最悪、トドメに少数しか作れず…という状態では活躍できる筈もなく…という、末期のナチスドイツを象徴する戦車と言えるのかも。でも、コツを覚えればむしろ稼働率はパンターとさして変わらないかむしろティーガーIIの方が良かった、なんて話もあったりなかったり。

大戦末期にこんな戦車を開発した意味が分からない、等と戦史研究家とかにも嫌われていますし、マニアにもティーガーIやパンターと同様好きな戦車として名前を挙げるとニワカ認定されてしまいがちな戦車、と評価や人気面ではビミョーな部分もありますが、「ファイアーエムブレム」でオグマやナバール二軍にしてでもドーガさんの育成に固執してしまう重装甲好きな私にとっては大変魅力的で、大好きな戦車なのですよ。

そもそも、趣味嗜好にマニアとしての知識量とかは無関係ですし、ニワカである事よりマニアである事に酔って変な優越感持っちゃってる人の方が余程痛々しく、そのジャンルにとっても迷惑な存在なんじゃないかと思いますよ。そんな酔っぱらったマニアになる位なら、私はニワカのままで結構です、マジで。

コレのモデルは初期に生産されたポルシェ砲塔というタイプです。
何でポルシェ?というと、ティーガーIと同じくティーガーIIの開発でもヘンシェル等により競合が行われていたのですが、そこでポルシェ博士は「ガルパン」でもお馴染みになったポルシェティーガーと同じ電気駆動方式の物を設計します…が、結局ポルシェ博士案はボツに。でもポルシェ案用の砲塔はクルップ社にて先行して出来あがってしまっており、仕方がないのでヘンシェルの車台に搭載、という経緯があった訳で。

…ポルシェティーガーの車台をフェルディナント(エレファント)に転用、というのと同じような経緯…つまり、懲りてなかった訳ですね。(苦笑)

このラジコンの方の話もちょっとしておくと、流石に初期の製品に比べるとディテール等が凝っているのが特徴。
ボッシュライトの配線まで再現されており、ティーガーIでは再現されなかった消火器等も配置されている等、値段を考慮すれば中々優秀だと思います。

ヘンロン戦車に興味があって、取り敢えず1台欲しいんだけど、何が良い?って聞かれたとしたら、コレかパンター(ヤクト含む)をオススメするかなぁ、私は。
まぁ、本人が気に入ったのを選ぶのがベストだと思いますが。

ちなみにデザート迷彩のバージョンもある様ですよ。



上から

あ、砲の先端とマフラーが見切れてる。(笑)
このティーガーIIですが、図体がデカすぎるのが厄介です。
私は車毎にホームセンタで売られているプラスチックケースに収納しているんですが、コイツだけは砲塔を斜めに旋回させておかないとケースに収まりません。
現用戦車やら駆逐戦車も同じく収納には不向きかも。



側面

長砲身88mm砲の長さが際立ってますね。個人的にはキューポラ周りのラインと後ろに傾斜がついているフェンダーの流れが好きです。
パンターと同様、ショットトラップが懸念される防盾やら、面が複雑でいかにもコストと手間がかかりそうなデザインとか、欠点は色々言われてますが、カッコ良いんですよ、ポルシェ砲塔って。個人的な趣味で言えば、ヘンシェル砲塔より好きなのです。
ティーガーIIの初期生産…50両弱にこのポルシェ砲塔は取り付けられますが、生産時期を考えるとポルシェ砲塔のティーガーIIは全車にツィメリットコーティングが施されていた筈。
でもこのラジコンでは再現されてません。
ドイツ戦車モデル一番の鬼門、とも言うべきツィメリットコーティングですが、本格派なモデラーの方々も大変苦労しておられる様で。

…私?いやいやいや、無理無理。(笑)
加工は出来るかもしれないけどその後の塗装がダメだもの。



前面
ティーガーIIはティーガーの名を冠してはいますが、実情はむしろパンターの発展型と言えるような戦車です。
垂直の装甲で敵の砲撃を受けとめる設計思想のティーガーIとは違い、避弾経始を考慮して傾斜装甲を取り入れたデザインは、見た目だけでもティーガーIよりパンターに近いものがありますね。実際、ソ連では本車を"新型豹戦車"と呼んでいたんだそうで。

私のはヘンロン純正のライトを外し、金属製ボッシュライトを取り付けています。
前面機銃も銃口を開けてます。

見切れてしまう程の大迫力な長砲身がやっぱりカッコ良いですよね。
スターリンの搭乗員がティーガーIIと出会い、そのあまりの大きさに逃げ出した...という逸話にも信憑性が生まれるってモンです。
第二次大戦期の戦車の中ではもっともデザイン的な纏まりがある戦車だと思います。



防盾&砲塔側面

ティーガーIIは砲塔が大きいので平面が目立つので、案外情報量が少なくのっぺりした印象があります。
そんな訳で、ヘンシェル砲塔に倣って予備履帯を側面に取りつけてみました。
一応ウェザリングマスターで汚してみましたが…微妙に違和感が…。(苦笑)
ミリタリーマニアなモデラーなら、考証やらになにやら持ちだすんだと思うのですが、私はそれっぽくすれば良い、というスタンスなので別段気にしてません。
308のデカールは、タイゲンが別売りしているものを使用しています。

で、このティーガーIIですが、防盾がミョーに大き過ぎる気がするんですが、調べてみるとコレのコピー元となったタミヤの1/16フルオペもやっぱりココが欠点なんだとか。
まぁ、ディテールに関しては初期のヘンロン1/16RCよりは遥かに良くなってますし、修正できる腕などないわけでね…。



後方

ドイツの戦車はケツがカッコ良いですよね。バックシャンという奴です。
排気管のディテールなんかも、4号なんかの初期ヘンロン戦車に比べて精密な感じがしますね。



私のは、スケールモデルのディテールアップとしてはおなじみのエッヂングパーツをエンジングリル等につけてます。
真ん中の金色の突起は針金アンテナの取り付け基部です。
2.4GHzの送受信機に交換した際、無理やりもぎ取ってパテ埋めしてますので現在はありません。
このアンテナ基部、やったら頑強にセットされていて非常に取るのに難儀しました。
ヘンロン戦車はなんとなくボディのブラも貧弱なイメージがあり、プライヤーなんかで無理やりもぎ取るとボディがひしゃげそうな感じになります。
実際、基部取ってからボディがちょっと歪んでしまいました。
気にならない程度には修正できましたけどね。



戦車兵フィギュア

コチラもいつも通り、筆により塗装してます。
買った順番にこの戦車兵フィギュアを並べると、徐々にマシになってるのが分かったり。(笑)
下手なりに手を加えると愛着は湧きますよ、ええ。



シャーマンとの比較
巨体巨体と言われるティーガーIIですが、砲を除けばイメージとは違いそんな極端には違いが感じられないのは気のせいでしょうか?
いや、でも大きいのは間違いないんですが。
ただ、長砲身88mm砲の自己主張がスゴイので、スペック以上に大きさの違いが際立ってますね。



と、言う事で今回は内部も撮影。
ドイツ製高性能スピーカーと、排気煙ユニットSIZUKAを搭載した際に撮影したものですよ。



左の黒い四角い箱がスピーカー、右のスケルトンな奴が排気煙ユニットSIZUKAです。
この二つのパーツの交換は非常に簡単です。効果としては、スピーカーの交換は各種サウンドの質が向上、排気煙ユニットは作動させた時の異音が若干少なくなる他、排煙機能自体も安定してくれます。ドイツ製スピーカーの方は、効果があんまり分からないのでノーマルのものに戻しちゃってます。

やり方は簡単。
車体裏のビスを外して中身を開け、配線を入れ替えるだけ。車種により差異はありますが、大抵スピーカーは両面テープで張り付けてあるだけで、排煙ユニットは車体裏のビスを外すと取り外し出来ます。
配線を大幅に仕込んだりする事はないのですが、動かした時に絡んだり引っかかったりし難い様にコード類を束ねる結束バンド(ホームセンターで本数そこそこ入ってて\150とかで売ってる奴ね)があると良いかも。コレ、ホント特殊なスキルとか要らないので良いですよ。

ついでに、写真は撮ってませんがヘンロンの新作レオパルトIIやT-34/85にセットされた2.4GHzの送受信機を搭載しています。
で、真鍮のアンテナ基部は取ってしまいました。一応配線は残してますし基部の金具も保管しているので27MHzに戻せなくはないです。戻す意味あんまりないですけどね。
あ、ちなみにレオパルトやT-34から標準になったヘンロンの2.4GHzプロポですが、電池の接触が悪い印象がありますね。電池入れても動かないとかプロポのランプがつかない場合、電池を入れなおしたりすると結構治ります。

この他、ボディとシャーシを繋ぐビスの基部が何故か割れていたのでパテで補強したりと所持していた1/16の中では一番イジッた戦車かもしれません。
内部カスタムも、交換が簡単なものも少なくないので、自分で色々イジると面白いですね。「俺の戦車」的な愛着も深まりますし。
ハンダとかがもうちょっと出来ればなぁ…。



更にディテールアップ?

このティーガーIIですが、無線アンテナの基部は再現してるのに、針金アンテナは変な所につける仕様になっていた訳ですが、今回本来の位置にアンテナをつけてみました。
と、言っても1/16戦車用のお高いカスタムパーツとかを使ったのではなく、戦車のアンテナ基部をドリルで貫通させ、プラモ用のアルミ棒を差し込んで裏からホットボンドで固定しただけという簡単仕様です。一応アルミ棒が入る径のスプリングパーツを短く切って通し、それっぽく仕上げてみました。案外いい感じになったんじゃないかな、と。



続けて…

ネットで見つけたドイツ戦車兵の半身フィギュアを乗せてみました。
やや漫画チックな表情な気もしますが、出来は私が塗った奴より全然良いです。(苦笑)
キューポラの深さに合わせて胴体を切断しただけですが、サイズも丁度よくマッチしてます。




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