タイゲン製 1/16 ティーガーI型(後期型) プロメタルエディション BB弾発射仕様

はい、1/16RC戦車紹介の第二弾は、皆大好きティーガーIです。
戦車って奴は、怪獣映画やロボットアニメですと必ずやられ役。どうしても華々しく活躍しているイメージが湧き難いシロモノ。
あまりに無骨なので戦闘機とかのスマートなカッコ良さはあんまり無い訳でね。

そんな訳で、日本人なら大抵ゼロ戦は名前くらい知ってますが、チハの場合「何それ?」ってなりがちですよね。
でも、どういう訳かタイガー戦車っていうと「名前は知ってる」ってなる訳で。

そんな訳で恐らく世界で一番有名な戦車なんじゃないかな、と。
私自身、「ティーガー戦車隊 第502重戦車大隊オットー・カリウス回顧録」という本の影響で第二期戦車ブームとなった関係で、やっぱり大好きな車両なのですよ。
陸系のミリタリー趣味の持ち主なら、このティーガーが嫌いな人はいないんじゃないか…というのは流石に言い過ぎですかね。



今回ご紹介のティーガーは、中国はヘンロン製ではなく台湾のタイゲンというメーカーのもの。
といってもベースはヘンロン製で、これを大幅にカスタムしたものになります。分かるだけこのカスタム項目を書いておきますと…

送受信機を2.4GHz仕様に
後部エアクリーナーの撤去、ボッシュライトを左右2個から中央1個に変更、キューポラやハッチを交換(つまりは各部を後期型仕様に変更)
起動輪、誘導輪、転輪、履帯を金属製のものに交換
防楯、各部フック、前面機銃、ボッシュライト等を金属製の物に交換
金属シャーシー、金属ギアボックス仕様に
エンジングリルにエッヂングパーツ使用
バッテリーの収納位置、車体の上下分割方法を変更
車体や砲塔側面にツィメリットコーティングシートを装着
排煙ユニットへの煙の元液の注入方法を変更
本体電源のスイッチ位置を通信手ハッチ内に変更
2色迷彩&ウェザリング処理

…と、かなり手が加えられています。
ノーマルのヘンロン1/16RC戦車は、正直内部ユニット等にも信頼性…というか製造時の検品が甘いんだと思うのですが、結構な頻度で故障とかが起きるんですが、タイゲンがカスタムしたシリーズはそういった面もフォローしている様です。値段は国内ショップの販売価格でヘンロン製ノーマルのものの2倍以上ですが、その分品質は保証されていると言えるかと。1/16RC戦車に興味あるけど、改造とか何もしない…というなら、断然タイゲン製のものを私はおススメします。



正面および側面

うん、やっぱりカッコ良いですよ、ええ。
ちなみに今では「ティーガー」という呼称が多いですが、昔は「タイガー」でしたし、古参のマニアなんかは「ティーゲル」なんて呼びますね。
コレはティーガーがドイツ語読み風、タイガーは英語読み風、ティーゲルは旧ドイツ語読み風…となっているんだそうで。

ティーガーはパルパロッサ作戦でのソ連のT34との遭遇により開発が云々…と説明される事が多い気がしますが、実は3号、4号に続く陣地突破用の重戦車として開発されていたモノがベース。そんな訳でティーガーにはパンターの様な傾斜装甲は採用されていないのですね。しかも、マチルダやルノーといった戦車に苦戦した事を受けて開発が急がれた為に、割とありあわせの間に合わせで作った戦車らしいんですわ、実は。
ただ、100mmもの分厚い装甲はその不利を補って余るもので、8.8cm高射砲を改造し転用した主砲も並いる戦車を尽く粉砕します。

そんな訳で、連合軍の数に追い詰められ苦戦するドイツの戦況も相俟って凄まじい戦果を挙げた、正に伝説の戦車です。

クルト・クニスペル 168輌以上
ヴァルター・シュロイフ 161輌以上
オットー・カリウス 150輌以上
ヨハネス・ベルタ― 139輌以上
ミヒャエル・ヴィットマン 138輌以上
アルベルト・ケルシャー 100輌以上

…凄いですよね、ええ。



後方から

ティーガーは何と言ってもケツからのアングルがカッコ良いのですよ。
ホントはエアフィルター付きの初期型の方がより情報量が多くて良いのですが、後期型も十分イカしてます。

ティーガーは"重戦車"だけあってその重量は57tにも上ります。しかも、当時の最先端技術(レバーではなくハンドル操作、しかもパワステ付き)を注ぎ込んで作っていますので機構が複雑、かつその重量によりすぐ故障する…。
でも装甲が分厚いので敵の攻撃やら故障で動かなくなる都度後で回収し、修理して再び最前線に…という使われ方をしています。ティーガー強さを支えていたのは、不眠不休で修理や整備に勤しんだのであろう裏方、整備士達の努力なのでしょうね。

ちなみにティーガーには伝説となった「ティーガーフィーベル」というマニュアルがありまして、コレは何と、ティーガーを美女に擬人化したものなのですよ。



戦車長フィギュア

ヘンロンの戦車長フィギュアは未塗装ですが、タイゲンのは一応塗装されています…が、リペイント必至な出来なのが残念。

ちなみにコレも私が筆塗りでリペイントしたモノ。
適当なそれっぽく見える色のMr.カラーで塗った後、田宮のウェザリングマスターで擦って、最後につや消し吹いてます。
ついでに「黒騎士物語」のバウアー中尉よろしくパテを盛って眼帯をつけてみました。
後、コレを乗せた状態で戦車を走らせても倒れにくい様にパテで設置部を広げ重心を下げてます。

雑誌やネットで作例を掲載している人が見たら鼻で笑われてしまうレベルなんですが、塗装が苦手な割にそこそこの出来にはなったな、と自己満足してます。



上から

3号や4号もそうですが、傾斜装甲を取り入れる前の角張ったドイツ戦車のデザインは何て言うんですかね…正に無骨、って感じがたまらんのです。
ちなみにキューポラからBB弾を入れます。



後ろから

いやいや、やっぱりティーガーはケツですよ、ええ。
車体や砲塔側面のツィメリットコーティングも良い感じ。簡単に剥がせる様なので、戦闘による剥離なんかを再現しても良いかも。
ちなみにツィメリットコーティングとは、大戦後期のドイツ車両に施された吸着地雷対策のコーティングの事でして、昔はセメントコーティングなんて呼ばれてました。
ミリタリーモデラーにとって、第二次大戦のドイツ戦車の鬼門とされてきたものだったりします。
ホントは初期型の方が好きな私が後期型を選んだ理由がコレが再現されているからだったり。(笑)



左:従来のヘンロン戦車標準プロポ
右:2.4GHz仕様プロポ

ちなみに、上で書いてますがこのティーガーは本体側アンテナ不要の2.4GHz仕様。
2.4GHz仕様ですと、アンテナが要らないだけでなく個別で周波数等がセッティングされているので混線しないのが特徴。
クリスタルの交換とか考えず複数台走らせる事が可能です。ノーマル版よりも操作感も良く、心なしか反応が良い気がします。
微妙に操作が違いますが、気になるほどではありません。



マーキング等

ヘンロン製のデカールと同様、台紙から剥がして本体に貼った後透明フィルムだけを剥がす仕様ですが、ヘンロンのモノよりはチープではないかと。
でもツィメリットコーティングのせいでデカールが貼り難い事貼り難い事…。(苦笑)
今回は折角騎士のマークがついていたので第505重戦車大隊312号車っぽくしてみました。ホントはターレットナンバーは黒で、黄色の帯の上に描かれてるんですが。
この隊のティーガーは、砲塔側面に騎士のマーク、砲身の根元にターレットナンバーといのが特徴なのです。
ただ、流石にそのままだと余白とかがハッキリし過ぎでちゃちいので、ウェザリングマスターでやり過ぎない程度に汚してます。



エンジングリルまわり

エンジングリルには金属製エッヂングパーツが装着されています。
目立たないっちゃあ目立たない部分なのですが、非常に効果的なんですよ。
アンテナを立てる必要が無いので、アンテナをつける支柱も無くなっています。



内部構造

このティーガーはヘンロンのノーマルバージョンとは違い、後部左側のレバーを使って車体上部の取り外しが出来ます。
バッテリーを乗せる時もこうやって蓋をあける訳ですね。
基盤への配線なんかも結構キレイにまとめられています。

この方式、グリスアップなんかのメンテがやり易く、便利なんですよ。

さて、今後どこかがやるとは思ってましたが「ガールズ&パンツァー」仕様の1/16RC戦車シリーズのリリースされる事が報じられました。
アニメから戦車ラジコンに興味持った人も多いですし、これを機にファンが増えるのは嬉しいですね。
ただ、ベースは恐らくヘンロンかTorroのものになるんだと思いますが、あの価格でアニメファンが納得するモノに出来るのかは個人的には疑問があったりするんですけどね。

そんな訳で、タイゲンのティーガーでした。

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