MINI-Z RACER SPORTS2 シェルビーコブラ427S/C

今回は、入門版ミニッツレーサーとでも言える「スポーツ2」シャーシのボディ乗せ換えネタ第一弾として、シェルビーコブラをご紹介。
実車のコブラは経歴が割とややっこしいクルマでして、先ず大本のコブラはイギリスの小規模自動車メーカーであるACカーズが生産していた車。
それに目をつけたのがアメリカ人レーサーのキャロル・シェルビーその人。シェルビーはこの車にハイパワーなV8エンジンを搭載する事を提案。それにフォードが協力を申し出て当時最新の4.2リッターのウインザーエンジンを供給し、MK-1の生産が開始されます。
ですが、シェルビーが改良型のMK-2により強力なフォードの6.3リッターFEエンジンを搭載しレースに挑むも、エンジンパワーに対してシャーシが全くついていかず断念。シェルビーを中心に高出力に耐えうる新型シャーシの開発が始まり、完成したのがMK-3という形になります。で、そのレース仕様とでもいうべきモデルがシェルビーコブラな訳です。
1960年代半ばのクルマですが、最高速度は290kmにも達し、レースでも大活躍しました。
一説には「イギリスの公道に速度制限があるのはコブラのせい」という話もあるんだとか。



ミニッツのボディは無塗装の「ホワイトボディ」と、単品でもディスプレイ出来るようにプラスチックケースが標準で付属し、簡易シャーシにホイール&タイヤを組み込んだ「オートスケールコレクション」という形態で販売されています。まぁ、一部ボディのみ販売のものもありますが。
つまり、オートスケールなら乗せ換えたボディの余った方を簡易シャーシに組んで飾って置ける…という結構ユーザーフレンドリーな仕様になってます。
ただ、現在ミニッツの人気は全盛期をとうに過ぎてしまっており、初期の人気ボディはプレミア価格に。
実はこのコブラもオークションで定価越えでした。(苦笑)



フロント
コブラといえば、何と言っても映画「激走5000キロ(ガムボールラリー)」でしょうね。私が子供の頃は昼間のテレビの映画枠でそこそこ放映されてたんですが、現在正規でDVDはリリースされておらず、ツタヤがダウンロード版とDVD-Rに焼いたパッケージ仕様で販売しているのみ…割とクルマ好きには有名な作品ですし、ジャッキー・チェンも出演していた「キャノンボール」に多大な影響を与えた作品だと思うんですが…。
「キャノンボール」はああ見えて実は人気俳優総出演が売りなお祭り映画…今で言う所の「エクスペンタブルズ」的なノリがウリであって、あくまで主役は俳優…に対し、「激走
キロ」はキャラクターの軽妙なやり取りもさることながら、クルマをカッコ良く魅せようとした作品なのです。
クライマックスで水位が下がった河をコブラとフェラーリデイトナが水しぶきをあげながら疾走するシーンを覚えている人は多い筈。



リア
アメ車…って言っても厳密にはイギリスとアメリカの混血的なクルマではあるんですが、その強烈なアメリカン臭からアメ車の代表格、という人もいますね。
「パトレイバー」でもおやっさんの愛車としてしばし登場しますし、エンスー漫画の金字塔「GTロマン」でも爬虫類巻カオル所有のコブラを運転したマスターが、そのあまりの楽しさに愛車のGT-Rを峠に忘れてくる…というエピソードがあったり。
コブラと言えばブルーに白ライン2本ですよね。



まだ私が中学生の頃にやったオールドカーフェスティバルでもこのコブラが展示されていたんですが、当時どちらかというとロータスとかのライトウェイトスポーツカーとかに嗜好が向いていたので、コブラも割と「たかがアメ車」的にあんまり注目してなかったんですよね…無念。
「Daytona」とかも読んでたんだから写真の一枚や二枚撮っておくんでしたよ、とほほ。
いやあ、カッコ良いですよ、やっぱり。



アメ車のイメージで図体がデカく感じてしまう人も多いかと思いますが、コブラの実物は割とコンパクトです。
それ故、7リッターV8のハイパワーが際立っている訳ですが。
ちなみに、元々はミニッツでも初期のシャーシ「MR-15」用ボディなので、割と初期に販売されたモノ。故に助手席側を覆うシートにアンテナ用の穴が開いてます。
私のは黒いガムテープを裏から貼って目立たなくしてますが。
ミニッツレーサースポーツシリーズの原型となったMR-03のウリは、モーターのマウント方法とホイールベース、トレッドを変更する事で既存の殆どのボディを装着できる、というモノ。モーターのマウント変更には別途モーターケースを買わないといけませんが、好きなボディで走らせられる、というのは大きいですよね。



ドライバーフィギュアも付属。ボディとは別にシャーシにビス留めします。
デイトナコブラと同様、ダンパーをつけられない仕様ですが、オープンなので車重そのものは軽め。ドライバーフィギュア外しちゃえば制約のあるレースでは有利になるかも。



非常にカッコ良く、出来が良いボディなんですがそれ故に難点も。
例えばサイドマフラーやフロントの牽引フック、フロントウインドなど割と華奢に見えるパーツが多いのです。
実際走らせると破損させちゃいそうでおっかないです。

…ま、私は殆ど走らせないんですが。(苦笑)



コブラのマークや誇らしげな427のロゴも再現しています。
この辺の完成度は透明ポリカボディに塗装、な標準サイズのラジコンにはない魅力ですね。



そんな訳で、コブラでした。
いや〜カッコイイね、ウン。

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