京商 MINI-Z RACER 03スポーツ チャージマツダ787B

はい、今回は一時期よりは人気に陰りが見える京商の本格派ミニサイズRCカー「MINI-Z(以下、ミニッツ)」シリーズから。
ミニッツとは、ミニ四駆より一回り大きい程度…1/24から1/30位のスケールでリリースされている小型の完成品ラジコンシリーズ。完成品、といってもクレーンゲームの景品になっている様なオンオフ制御のものだったり、子供だましなトイラジコンではなく立派なホビーラジコン。京商主催でMINI-Z CUPなるレースが行われていたりします。(今はどうなったのか分かりませんが)

室内専用といってもいい作りで外でガンガン…という訳にはいきませんが、ちょっと広い部屋とそこそこ長めの水道ホースとか段ボールがあれば気軽にサーキットが作れたり、という気軽さ、別売りで「オートスケールコレクション」という塗装済みボディのセットがリリースされていたり、バリエーション自体も普通の「レーサー」から、モンスタートラックをモデルにした「モンスター」、クロスカントリー車の「オーバーランド」、通常のラジコンバギーをスケールダウンした「バギー」、バイクの「モトレーサー」等多岐に渡っており、世界で150万台も売れているヒット商品なのです。

今回紹介するのは従来のものより機能を一部省略した2.4GHz仕様プロポ「KT-19」専用になったもので、レディセットと呼ばれるプロポつきのものです。



セット内容はこんな感じ。
この他調整パーツやら説明書、パイロンが数個付属。



「KT-19」プロポはこんな感じ。「03スポーツ」の受信機は既存のプロポ「KT-18」との互換性は無く、19専用なんだそうな。18に追加できたジャイロユニットとかの搭載は不可ですが、その分レディセットの価格を抑えられたんだそうで。
写真が小さいのは、見栄えがしないしキョーミ持つ人もそんなにいないんだろうな、という判断です。(笑)



何気に、リリースボタンを押すと電池ボックスが飛び出すギミックがカッコ良かったり。(笑)


…で、こっからが本題。


1991年のル・マン24時間耐久レースの優勝マシン「チャージマツダ787B 55号車」です。
日本で唯一のル・マン優勝マシンであり、唯一のロータリーエンジン搭載の優勝マシンでもあります。

レギュレーションの改正により翌年からはロータリーエンジンでの出場が禁止…つまりはロータリー最後の年(といっても1993年から再びロータリー可になったんですが)で有終の美を飾った91年のレースは、正に奇跡であり、偉業です。クルマ大好きなガキだった私は、当時テレビ朝日が23時頃にスタート、次の日曜の午後に中盤戦、23時頃ゴールを中継していて、眠い目をこすりこすり見ていたのを思い出します。

マツダのル・マン挑戦は実は日産やトヨタが本格参戦するよりもっと早くから始まっていて、その様子はNHKの「プロジェクトX」でも題材になってましたね。今でもこの現物車はマツダが保存しており、モータースポーツやカーイベントなどで展示されています。
その挑戦で常にドライバーを務めたのがミスタール・マンこと寺田陽次郎氏。実はこの人、声優の七緒はるひ(旧名・寺田はるひ)さんのお父さんです。

実は優勝20周年の2011年にル・マンから招聘され、レース開始前のデモランで20年ぶりにサルテサーキットを走り、管楽器の様な独特のエンジン音を響かせています。



サイドビュー

派手なグリーンとオレンジのカラーリングや低く配置されたリアウイング、前後で違うホイール等上手く再現されてますね。
同じくミニッツでリリースされているポルシェ962Cはカラーリングはポルシェのワークスチームのものなのですが、メインスポンサーがたばこメーカーのロスマンズだったのでロゴが「Racing」になっちゃってますが、コチラはレナウンのまま。

ちなみにこの55号車以外は白地にブルーのマツダのワークスカラーで、55号車のこのカラーリングは、当時のマツダの戦績を見たメインスポンサーのレナウンのお偉いさんが、「こんなんじゃ勝てる訳がないからせめて目立とう」という事でこの派手なカラーリングになったんだとか。でもカッコ良いですよね、この配色。



フロントビュー

当時はル・マン24時間だけではなく、国内でもこのグループCカーによる耐久レースがやっていて、テレビ中継とかもあったんですよね。
近未来的なデザインのマシンによるレースは、実写版「新世紀GPXサイバーフォーミュラー」と言っても過言じゃない…と、アニメ好きにも興味を持たれそうなネタフリをしておきます。まぁ、Cカーは変なブースト機能とかはありませんし、オフロードは走れませんが。(笑)
そういえば、テレビ版の「サイバーフォーミュラー」って今年(2015年)が舞台でしたっけ。ちなみに放映されていたのは1991年…マツダ787Bがル・マンで勝利した年です。



バックビュー

マツダはやっぱりル・マンの印象が強いんですよね。三菱のパリダカもそうですが、未だ印象に残ってます。
両方とも今では撤退してしまっているのが残念です。
マツダに関して言えば、むか〜しの話題でサバンナRX-3がスカイラインGT-R(今で言うハコスカ)の50連勝を阻止した、とかもあるんですが。

一応、深夜帯になっちゃいましたが、狩野アナが出ている事でもちょっと有名なテレビ東京の「SUPER GT +」等でGTカー選手権とかは根強い人気があったりもしますが、もっと国内メーカーも海外のビックレースにエントリーして欲しいな、と思うのです。



トップビュー

やっぱりCカーってカッコいいよなぁ…。
ル・マン等の耐久レース…特にCカーの時代は燃費も重要なファクターだったんですよ。
思えば、今のマツダの「スカイアクティブ」とかの技術も、ル・マンへの挑戦が少なからず恩恵をもたらせているのではないかと。



ちなみに、03スポーツ共通ですがライトユニットを装備すればヘッドライトとかを点灯させる事が可能。
フォルカー・バイドラー、ジョニー・ハーバート、ベルトラン・ガショーとこの55号車を駆った3人のドライバーの名前も入ってます。
ディスプレイ用のミニカーと比べても遜色ないですね。
ミニッツには「ウルトラセブン」のポインターとか、映画「マッドマックス」のインターセプター、「ナイトライダー」のナイト2000や「西部警察」のスーパーZやマシーンRSのボディとかもあって、コレクションとしても面白いですね。まぁ、今となっては入手困難なんですが。

そんな訳で、MINI-Zの787Bでした。
走行レビュー?ぶつけるの嫌だから動作確認しかしてません。(笑)


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