どこまでいくか映画100選


「気が向いたと記」にて好評?継続中のマンガ100選の映画版、早い話が手抜コンテンツです。(笑)
管理人が面白いと思った映画のみならず、ダメだった作品も一言紹介にて羅列していきます。
不定期で「気が向いたと記」の方で過去ログへ追いやられ次第更新、追加していく予定です。
管理人の気分次第で追記等していきます。

私は映画オタではないので、センスが悪い、とかあの名作を挙げていないのはおかしい、という意見は無視します。



57.「クラッシュゾーン」 2016年 ノルウェー
「キャノンレース」の続編で、前作のラスト、ニーバッケンのあのシーンからスタートします。(笑)今度は前作のレースで逮捕、収監されていたロイが出所。娘のためにクルマから離れてホットドック屋に就職するが、そんなロイにニュルブルクリンクでレコードを持つレーサー・カイザーが挑戦状を叩きつける。ロイは頑なに断るも、ニーナのボーイフレンドがその挑戦を受けてしまい…という内容。今回はケーニグセグCCXR、ランボルギーニ、アウディR8、日産GT-Rと主軸を張るクルマが豪華。勿論ロイの愛車・黄色のマスタングファストバックも健在で、彼がしょぼくれた親父の時にはエンジンも一発でかからなかったりとロイの心情にリンクさせてるのが憎い演出かと。舞台が今回はスウェーデンからロシアまで走る為、アイスバーンでのカーバトルが中心。ニーナのボーイフレンド等が4駆のピックアップに乗っていたりと絵的にも面白いです。流氷で貨物船を交わすシーンなど、カーアクションも前作より派手になっています。でも一番爽快だったのは、登場時からロイをののしり続けている元嫁をロイがマスタングから突き落としたシーンだったり。(笑)


56.「キャノンレース」 2014年 ノルウェー
大変レアなノルウェーの映画。速度違反の常習者で愛車のマスタングのみを生きがいとする中年男・ロイは地元のサーキットのチャンピオン。そんな彼のライバル・TTが持ち掛けた勝負、それは首都オスロからノルウェー最北端のノール岬までの2200kmに渡る公道レース。受けて立つロイだが、ひょんな事から別れて暮らす14歳の娘・ニーナと共にマスタングに乗る事に…というカーアクション作品。「キャノンボール」に引っ掛けた邦題をつけられちゃってますが、父と娘の絆の再生とかを盛り込んだ割とシリアスな作品。ただ、ラストでニーバッケンが全部持ってっちゃいますが。(笑)北欧が舞台な割に、ロイやロイの彼女、仲間のクルマはアメ車ばっかりで、ライバルのTTはトヨタ86で華麗にドリフトをかましてくれますが、地元ともいうべき欧州車はモブか悪役ばかりなのはなんでなんだろ。


55.「ゴッド・スピード・ユー!」 2016年 イタリア
暴走族のドキュメント映画…ではなく、イタリア産のGTレースや公道レースを題材にしたカーアクション作品。発売元は「シャークネード」をはじめとするB級どころかZ級な映画作品のDVDを数多くリリースする安心のアルバトロスフィルム。でも「シャークネード」みたいな爆発力のある当たり作品も極たまーにリリースするんです。本作もそんな感じ。カーレース一家に育ち、17歳でGTレーサーになったジュリアだったが父の急死で窮地に。そこへ音信不通だった兄・ロリスが帰ってくる。ロリスはかつてダンサーの異名を持つ天才レーサーだったがクスリに手を出し挫折、勘当同然で家を出ていた。経大はレースで借金返済する為に協力するも上手くいかない。そんな折、ジュリアに危険な公道レースへの誘いが…というモノ。ただカーアクション一辺倒という訳ではなく、家族愛とか兄妹の再生とかも描かれているのが特徴。かなり丁寧に作っている作品なんです。GTレースのシーンも印象的ですが、公道レースではモノホンのグループBプジョーの疾走はカーマニア必見かと。


54.「ワイルドスピード スカイミッション」 2015年 アメリカ
「6」と「3」の後に当たる作品で、今回はブライアン役のポール・ウォーカーの遺作ともいうべき作品。凄腕ハッカーのラムジーが作った全世界を監視可能なプログラム「ゴッドアイ」を巡り、民間軍事組織と「6」のショウの兄・デッカードと対決する、というモノ。デッカード役はジェイソン・ステイサムで、ドミニク達に協力を要請するアメリカの秘密組織の長はカート・ラッセル、民間軍事組織の兵士としてトニー・ジャーが出演していたりとキャストがかなり豪華な一本。アブダビの高層ビル内でライカンが大暴走するシーンや、クライマックスでドローンの攻撃をクルマでかいくぐる作戦が見所。前作ラストで描かれた通り、本作の都合でハンは渋谷でタカシ達から逃走している最中の事故死、ではなく事故死に見せかけてデッカードが殺した事になってしまってます。でもこういうのどうなんだろうな、と。


53.「ワイルドスピード ユーロミッション」 2013年 アメリカ
「5」の続編で、今回はヨーロッパを舞台にホブスの依頼で今までの犯罪履歴を抹消する代わりに元英国特殊部隊で国際的犯罪組織のリーダー・ショウを追う、というモノ。ここで「4」の時に死んだとされたレティがショウに拾われて復活、代わりに前作から仲間になったジゼルが死亡…って、後のハンの後付けもそうですが、キャストの都合とか色々あるんでしょうが、こういう後付けは私的にはあんまり好みではないです。話を膨らませたかったのかもしれませんが、何だかなぁ、と。ただアクション面ではクサビ型のボディで前方の車を跳ね上げる改造車とか、チーフテン(戦車)とのバトルとか見所十分です。


52.「ワイルドスピードMEGAMAX」 2011年 アメリカ
「4」の続編で、懲役25年を言い渡されたドミニクをブライアンらが護送中に奪取し、共にブラジルのリオに潜伏。そこでかつての仲間・ヴィンスと再会し、彼の斡旋した仕事で危機に陥るも、リオ最大の権力者の闇金の情報を入手。仲間と共にその金の強奪を目論む…というモノ。本作からハンに加えて「2」のローマンとテズ、「4」のジゼルがチームに参入。敵…というか、ライバル的ポジションとしてザ・ロック演じるホブス捜査官が登場。彼の登場でカーアクション主体だった作風が、人間のアクションも重視した作風に移っていきます。クライマックスでドムとブライアンが駆る2台のチャージャーが鎖で引っ張った巨大金庫を振り回すカーアクションはド派手で痛快です。

51.「ワイルドスピードMAX」 2009年 アメリカ
ミアから恋人のレティが殺されたと知らされ、彼女を殺した男への復讐の為にアメリカに舞い戻ったドミニクと、「2」での活躍でFBIに入ったブライアンが、共通の目的である麻薬組織のボスが仕切るストリートレースに参加して…というモノ。「3」に出ていたハンがいたり、と説明がないので分かり難いものの、本作は「2」の直後、後に「4」から「6」まで続き、「3」を挟んで「7」という構成になっています。本作辺りから日本車の扱いがぞんざいになって来た印象が。ブライアンは頑なに日本車を愛用してくれてますけどね。クライマックスの狭い坑道でのチェイスは見ものですが、シリーズでは割と地味目な印象です。


50.「ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT」 2006年 アメリカ
日本を舞台にしたシリーズ3作目は、母親に愛想を尽かされ日本の米軍基地で働く父の元にやって来たショーンが、夜な夜な渋谷の立体駐車場で繰り広げられているドリフトバトルに飛び込み参加し、D.Kと呼ばれる凄腕かつヤクザのタカシと因縁を深めて…という流れ。日本が舞台、という事で、名前付きで千葉真一や北川景子、カメオ出演として妻夫木聡や中川翔子が出ていますが、日本のファン向けサービスとしての目玉としてはドリキンこと土屋圭一の出演でしょうね。役どころはカメオ出演的ながら、波止場でドリフトの練習をするショーンを見てオイシイ台詞を吐いています。また後のシリーズで活躍するハンの初登場でもありますが、彼の死は後でトンデモな後付け設定がされてしまったり…。世間では評判があんまり良くないみたいですが、実は私はシリーズでも好きな作品だったりするんですわ。


49.「ワイルドスピードX2」 2003年 アメリカ
シリーズ2作目は「1」の続編で、マイアミを舞台にFBIの麻薬捜査の潜入捜査でブライアンが幼馴染のローマンと共に組織の運び屋となる、というモノ。シリーズで現在唯一ドミニクが登場しない作品で、彼を逃がして自身も逃亡したブライアンはマイアミで名の知られたストリートレーサーになっている…という事で冒頭から過激なストリートレースが描かれています。ちなみにブライアンが乗ったR34GT-Rとランエボ、そしてでヴォン青木演じるスーキーのS2000は京商の小型RCカー・ミニッツレーサーのボディとしても発売されてました。ブライアンとローマンのクルマにそれぞれ便乗する組織の見張り役の2人が案外キャラが立っていたのが印象的な作品です。


48.「ワイルドスピード」 2000年 アメリカ
ロスで賭けドラッグレースに興じる連中のまとめ役的存在のストリートレーサー・ドミニクと、彼に近づいて改造車を使った貨物車強盗事件の犯人を探る潜入捜査官・ブライアンの活躍を描いた超人気カーアクション映画シリーズの1作目。舞台はアメリカながら、所謂フェラーリなどのスーパーカーやアメリカンマッスルカ―ではなく、日本車…それも結構な改造を施されたモノが数多く登場するのが特徴。後のシリーズでは割と何でもありなアクションになってしまっている印象ですが、本作は派手さは薄口かも。実際、アメリカでは80から90年代以降、日本車は安価ながら高性能という事で若い世代が改造してゼロヨンとかやっていた流れがあるそうで、本作に出ている様な車種は特に人気があるんだとか。車齢25年以上だと旧車として規制が緩和される法律があるので、R32GT-R等は下手するとフェラーリより注目を浴びる事があるんだそうで、向こうで高額で取引されているんだとか。


47.「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」 2003年 アメリカ
「デスペラード」の続編で3部作の最終章な筈ですが、最愛の女を殺され復讐に燃えるマリアッチより、ジョニー・デップ演じるマリアッチを利用しようとするCIAの工作員・サンズの目立ち過ぎている為に復讐劇としてはやや消化不良気味。マリアッチがガンガン銃をぶっ放そうと、サンズがそれ以上に目立ってしまっていて最早誰が主役なの?状態。そりゃ確かにサンズのキャラクター、ポジションは面白いし、魅力的ではあるんですが、その割をよりによって主人公が食う羽目になるのはどうなんだ?とは思ったり。まぁ、ストーリー性よりアクション重視な作品ですし、見ていて面白い作品ではあるんですが…何となく喉の奥に小骨が引っ掛かっている様な感じがしたりしなかったり。


46.「デスペラード」 1995年 アメリカ
「エル・マリアッチ」の続編で、主役はアントニオ・バンデラスになっているアクション作品。全編に渡って2丁拳銃撃ちまくりな作風は、後に影響を受けたであろう作品が多数登場していますね。ロドリゲス監督の盟友とも言えるタランティーノ監督も出演していていい味出してます。この作品、どこかのヒロインが2丁拳銃で暴れ回る漫画と違って無駄に気障というか、カッコつけた台詞を言わないのが良いんですよ。最終決戦でも助っ人カンパ&キーノの闘いっぷり…特に「デスペラード撃ち」なる呼称まで与えられるキーノの衝撃…いや笑撃的なポーズとか、見どころ十分の快作です。ただ、ラストのオチは…蛇足っぽかったかな、と。ちなみに、映画のオープニングで主人公がカンパ&キーノと共に「cancion del mariach」を熱唱するんですが、コレが堪らなくカッコいいんですよ、ええ。


45.「エル・マリアッチ」 1992年 アメリカ
ロバート・ロドリゲス監督の「マリアッチ3部作」の最初の作品。この作品を見たクエンティン・タランティーノ監督の目に留まり、続編を作る事になったんだとか。メキシコを舞台に、無関係な脱獄囚による復讐劇に巻き込まれ、ギターケースと黒ずくめという格好が原因でギャングの命を狙われる流しの歌手を描いたアクションモノ。かなり低予算で作られた作品なので、アクションはやや粗く、予算がそこそこあったであろう続編に比べると派手さとかには劣るものの、要所要所で上手い魅せ方がされている良作です。ちなみに、続編の2作品ではアントニオ・バンデラスが主人公のマリアッチ役になりますが本作ではカルロス・ガラルドーという人が主人公役。この人、「デスペラード」でマリアッチの危機に駆けつけた助っ人の1人、ギターケースマシンガン2丁のカンパ役として出演しています。


44.「ミニミニ大作戦」 2003年 アメリカ、フランス、イギリス
BMWが商標を取得して新たに展開したミニを題材にして、69年に制作されたBMCミニを主役にした同名の映画をリメイクした作品。「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムや「マッドマックス怒りのデス・ロード」のシャーリーズ・セロン、「戦略大作戦」のドナルド・サザーランドといった豪華配役が特徴。但し、カーアクションやストーリー展開の面白さは正直69年版の方が面白いです。特に目玉であるミニを使ったカーアクションは、重たい金塊を積んでいる筈なのにどう考えてもクルマの挙動がフロントヘビーに見える動きになっている…というのはクルマ側の問題なのか演出上の手抜きなのかは分からないものの、気になりだすと気になって仕方ないレベル。凄腕ドライバーという売り文句のジェイソン・ステイサムがカーアクションシーンで然程活躍がないのも不満。


43.「ミニミニ大作戦」 1969年 イギリス
小さな愛らしい車体が人気のミニ(非BMW)を主人公にしたカーアクションコメディ。刑務所から出たばかりの主人公が、ボスの支持で仲間と共にイタリアのトリノで400万ドルの金塊を盗む…というモノで、その逃亡劇に3台のミニが使われる、という作品。地下鉄や地下水路、ドームの屋根といったあらゆる場所を元気よく逃げ回るミニの姿が最高に楽しい作品。ミニ以外にも、ランボルギーニミウラやアストンマーチン、フィアット500やアルファロメオといった名車が多数登場するのでクルマ好き必見の作品です。実はこの作品の原題は「THE ITALIAN JOB」…イタリア人の仕事といい、イタリア警察の不手際を揶揄したもの。ある意味イギリスが作ったイタリア国辱作品とも取れる要素があるんですが、そんな映画の撮影に全面協力したイタリア当局は心が広いのか何なのか。2003年のリメイク版を見るんなら、私は断然コチラをオススメします。


42.「トラック野郎 故郷特急便」 1979年 日本
シリーズ最後の作品で、マドンナを演じたのは歌手の石川さゆりが演じた流れの歌手と、森下愛子演じる病床の母を抱えるウエイトレスのダブル体制。ライバルは原田大二郎。本作でシリーズは終了となるが、終了の原因は人気自体に陰りが見えたとかではなく、撮影時から菅原文太が大型免許を持っていなかったり、改造車両を走らせたりで警察に目をつけられており、かつ物語自体も警察をおちょくる様なスタイルだった為に警察からのクレームが激しかったからなんだとか。ちなみに本作仕様の一番星号は、特撮作品「電子戦隊デンジマン」の第8話にてちらっと映っているんだとか。



41.「トラック野郎 熱風5000キロ」 1979年 日本
シリーズ9作目。マドンナはジョナサンの代理で桃さんが働く事になった小野みゆき演じる材木運搬の総配。ライバルには地井武男演じるノサップ。このノサップ、社用車しか運転しておらず本人所有のデコトラは無し。しかも桃さんの一番星も冒頭の事故でしばらく出てこない、とかなり思い切った天界の作品になっているのが特徴。ちなみに本作と同時上映されたのはジャッキー・チェンの「ドランクモンキー 酔拳」だったりします。


40.「トラック野郎 一番星北へ帰る」 1978年 日本
シリーズ8作目。マドンナの子持ち未亡人は大谷直子。ライバルの外国かぶれの大型トレーラー乗り・Big99は黒沢年男となっていますが、今回のキーマンは田中邦衛演じる"二代目花巻の鬼台貫"(初代は警察時代のジョナサン)こと赤沢。事ある毎に桃さんを目の敵にする男ですが、ラストの大仕事で桃さんが運ぶことになった医療機器を待ちわびるのは実は赤沢の病床の妻。それを知りつつも追撃の手を緩めない赤沢…このラストバトルが本作最大の見どころ。田中邦衛が前に演じたボルサリーノ2が警察時代のジョナサン…即ち"初代花巻の鬼台貫"に恨みを抱くキャラクターだった事を思うと、二代目鬼台貫役の配役が何とも言えない感じがします。他にも桃さんの故郷がダムに沈んだ村である事が明かされるなど、今までぼかしていた部分に踏み込んでいたのも印象的です。個人的にはBig99が作中で「時には娼婦のように」を歌い出したシーンで思わず吹いてしまったり。本作は愛川欽也が死去した際に追悼記念として「午後のロードショー」にて放送されています。


39.「トラック野郎 突撃一番星」 1978年 日本
シリーズ7作目の本作から、せんだみつお演じる三番星こと玉三郎が登場。以降のシリーズでは一番星御一行は桃さん、ジョナサン、玉三郎になるキッカケの作品。川谷拓三演じるライバルがトラッカーではない珍しい作品で、その分詐欺師である玉三郎の更生や、ダンピングでジョナサンがトラッカー仲間から村八部状態になる等、トラックを降りた状態でのドラマが重視されている作品です。ラストの大仕事も警察を引き付けるのは玉三郎が駆る三番星、という構成。シリーズでは一番の異色作かも。


38.「トラック野郎 男一匹桃次郎」 1977年 日本
マドンナに白血病にて若くして亡くなった夏目雅子を起用したシリーズ6本目。フグの毒に当たって解毒の為に浜辺に首まで埋められて泡を吐く桃さんが印象的です。若山富三郎演じるライバル・子連れ狼の設定がトラックを派手に装飾するのを嫌うトラッカーで、乗っているトレーラーも黒一色なんですが、コレが中々渋いんですよ、ええ。本作はこの子連れ狼というライバルの描写が割と多くなっているのが新鮮。ラストのパトカー軍団とのバトルでは、左とん平演じるトラッカーが積荷のブタを道路に放つという荒業も見どころ。


37.「トラック野郎 度胸一番星」 1977年 日本
シリーズ5作目でマドンナはライバルはタンクローリーのジョーズ軍団を率いる千葉真一。本作では片平なぎさ演じるマドンナと相思相愛になり桃さんが告白されるという珍しい展開になるのが特徴。ただ、マドンナは佐渡に上陸した台風で死んでしまう…という結末になっており、悲恋の要素が殊更強い作品になってます。当時、トラック運転手から絶大な人気を誇っていた演歌歌手の八代亜紀が女トラッカーの紅弁天として登場。結構重要な役回りになっています。よく言えば安定、悪く言えばマンネリな「トラック野郎」シリーズでは結構独自性を出している一本で、個人的にはシリーズで一番好きな作品です。


36.「トラック野郎 天下御免」 1976年 日本
シリーズ4作目は主に四国が舞台。今回、由美かおる演じるマドンナに桃さんとジョナサンが一目惚れ、更にライバルのコリーダもマドンナにプロポーズ…と、他にも色々あってシリーズとしてはやや複雑な人間関係になっています。ちなみに冒頭ではコンクリートミキサー車軍団と桃さんの対決があり、リーダー格の女を演じたのはアイドル女子プロレスラーの草分け的存在だったマッハ文朱。実は桃さんにタイマンで勝利した唯一のキャラクターだったりします。ちなみに本作はシリーズの主役を務めた菅原文太が死去した際、追悼記念として「午後のロードショー」にて放送されていました。


35.「トラック野郎 望郷一番星」 1976年 日本
北海道が主な舞台の3作目。マドンナを演じるのは島田陽子。梅宮辰夫演じるカムチャツカがライバルで、今回は彼が惚れている女トラック乗り・はまなすお涼と桃さんがトラブルを起こした為に因縁をつける、という構図。クライマックスでは一番星のタイヤが熱でバーストするのを心配し、ルート上の街道に水を撒く作戦を実施しています。ちなみにカムチャツカの本名、大熊田太郎次郎左衛門というんだそうで。
34.「トラック野郎 爆走一番星」 1975年 日本
本作のマドンナはあべ静江。白いスーツに身を包み、サングラスと首に長いマフラーというキザ男のライバル・ボルサリーノ2を演じたのは田中邦衛。ターゲットは桃さんではなく元交通課の警官だったジョナサンでした。「北の国から」とかでしか田中邦衛を見ていない人には分かんないかもしれませんが、意外とカッコいいんですよ、このキザな演技。ただ、ラストの大仕事では桃さんの援護に回ってパトカーの進路を妨害。これも以降のシリーズで結構見られるパターンになっていきます。


33.「トラック野郎 御意見無用」 1975年 日本
ギンギラギンのデコトラを転がすトラック運転手の世界を描いた人気シリーズの1作目。「男はつらいよ」に対抗して制作されたシリーズで、タイトルも「寅(トラ)喰う野郎」から来てるんだとか。シリーズ一作目にして桃さんがマドンナに一目惚れして、色々アプローチして、でも振られて、最後に大仕事、という基本フォーマットはほぼ完成しています。ただシリーズ全てに言える事ですが…ミニチュアワークとか特撮が今見ると笑っちゃうレベルなのは、まぁ時代ですしご愛嬌、かな。それより素直にトラック野郎達の粋な心意気を楽しみましょう。


32.「新・少林寺三十六房」 1985年 香港
「少林寺三十六房」シリーズの3作目でリュー・チャーフィーが三徳役に復帰しますが、主役はシャオ・ホウ演じる方世玉(フォンサイヨ)になっています。ちなみに方世玉は架空の人物ながら実在したかのように語られる伝説の武術家で、多くの武狭小説や映画に名前が登場する人物。若き日の方世玉は腕っ節は強いがお調子者の悪ガキで、それを助け導く三徳和尚、という構図なので、準主役的な位置づけながら三徳のカッコ良さが光っている作品になっています。余談ですが、リュー・チャーフィーが三徳を演じた時に吹替えを担当したのはシャアでお馴染みの池田秀一ですが、本作のシャオ・ホウの吹替えを担当したのはアムロでお馴染みの古谷徹だったりします。(笑)


31.「続・少林寺三十六房」 1980年 香港
「少林寺三十六房」の2作目で、主演はリュー・チャーフィーですが三徳ではなく別人…兄の働く染物工場の従業員たちの非道に、三徳を名乗って非道を改める様要求するも、正体がバレ、逆にボコボコにされてしまった偽托鉢僧・チェンチェ。チェンチェを演じています。チェンチェは一念発起して兄や友人を助ける為に少林寺の門を叩くも、あえなく門前払い。そこで得意のハッタリで僧侶に成りすまして潜入するも、本物の三徳和尚に遭遇してしまう。和尚はチェンチェに寺の修復工事の為の竹の足場を1人で組めば弟子入りさせてやると言われて…というモノ。強くなりたい一心のチェンチェが竹の足場を組みながら僧の修行の様子を観察し、足場組みを創意工夫で自らを鍛錬していく…というのが今回の修行シーンであり、知らぬ間に彼は独自の"搭棚功功夫"を編み出していた…というのが本作の見どころ。竹を縛る縄で次々と敵を固め、拘束していく様が何ともユニークでカッコ良く、非常に見所あるアクションシーンとなっています。前作の三徳は割とストイックな役でしたが、それとは打って変わったリュー・チャーフィーのコミカルな演技が何とも楽しい作品。前作を神聖視しているマニアからは「偽物」「二番煎じ」的に言われている様ですが、そんな声に惑わされず是非敬遠しないで是非見て欲しい傑作です。個人的には無印より好きだな、コレ。


30.「少林寺三十六房」 1978年 香港
香港映画会の礎を築いたショウ・ブラザースの作品の1本で、「キル・ビル」にも出演しているリュー・チャーフィー(ゴードン・リュー)の代表作。少林寺を題材にした作品群の中でも非常に評価の高い1本で、タランティーノ監督も「カンフー映画史上最高の3本に入る」と本作を絶賛しています。明が滅び、清による圧政が支配していた時代を舞台に、家族を殺された主人公が少林寺に出家。三徳(サンダ)と名を変え三十五の房での修行をこなし、家族を殺した清に復讐する、というモノ。物語のスジ的な面白さは薄いものの、各房での様々な修行が非常に面白く、その総決算としての戒律院総長との対決が抜群にカッコ良く、面白くなっています。双刀の達人である戒律院総長に対抗する為に三節棍を考案、というのも面白い描写です。カンフー映画はジャッキー・チェンやブルース・リーだけじゃないぞ!!と思える傑作です。


29.「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 2015年 オーストラリア
近年大ヒットとなった20年ぶりのシリーズ4作目。体感型上映システム「4DX」が話題になった作品でもあります。「2」のカーアクションバトルを見ていて、「あ〜コレだけず〜っと見たいなぁ」と思っていた人の期待に100%答えるバイオレンスアクション大作です。物語内容は、砦を支配するイモータン・ジョーを裏切って彼の女達と共に逃避行を始めたフェリオサにマックスが行きがかり上協力して、「行って帰って来る」だけの作品。物語としての中身は割とスッカラカンな作品ですが、世界観の描写や説得力が凄く、アクションも次から次に続くので見所たっぷりの濃密な2時間になっています。日本語吹き替え版でマックスをエグザイルの人が当てている事に不満を言っている人が多いんですが、実の所作中マックスが吹き替えが上手い下手を考えられる程は喋らないので、案外気になんなかったです、私は。


28.「マッドマックス/サンダードーム」 1985年 オーストラリア
シリーズ3作目ですが、この作品は正直微妙かも。カーアクションは大幅に減らされ、代わりにタイトルの由来にもなった金網デスマッチみたいなのが見所にはなっていますが、マックスが砂漠のオアシスに住む子供達の部族に救世主扱いされるなど、物語がなんだかよく分からない事になっています。そんな訳で「3」は不人気ではあるんですが、「怒りのデス・ロード」のアートブックによると海外ではそこそこ人気があるっぽいです。ちなみにサンダードームがある街を支配する女王を演じたのはソウル歌手のティナ・ターナーだったり。


27.「マッドマックス2」 1981年 オーストラリア
「1」からやや世界観がぶっ飛んだ2作目。本作で描かれる革のスーツにモヒカンヘアーで暴れまわる暴走族は、「北斗の拳」を始め多くのフォロワーを輩出してますね。石油精製場を狙う、"ロックンローラーのアヤトラ"ことヒューマンガス様率いる暴走族と、精製所に立て篭もる一派の戦いを描いています。特徴的な改造車や世紀末なファッション、そして派手なカーアクションと見所たっぷりの作品で、大ヒットした「怒りのデス・ロード」は本作のそういった要素を更に凝縮した作品と言えますね。内容とか分かり切ってるのに、ついテレビとかでやると見ちゃう作品です。ちなみにマックスを狙うモヒカン暴走族のヴェズを演じているのは「コマンドー」のベネットを演じている人だったり。


26.「マッドマックス」 1979年 オーストラリア
メル・ギブソンを一躍スターダムに押し上げた映画で、作中の暴走族に本物の暴走族を起用し、死者が出た、なんて噂された作品。暴走族による凶悪な犯罪が社会問題になった近未来を舞台に、暴走族専門の特殊警察「M.F.P」の凄腕警官マックスは、追跡車両を奪って逃走した暴走族のメンバーを事故死させてしまい、この事で暴走族からマークされてしまう。暴走族によって最愛の妻と娘を惨殺されたマックスは、スーパーチャージャ搭載の特別な追跡車「V8インターセプターブラックパーシュートスペシャル」を持ち出し、暴走族に復讐を開始する…というバイオレンスアクション。序盤と終盤のカーアクションに比べ、その間のマックスが家族で過ごすシーンがやや退屈かも。ちなみにマックスの愛車として有名なV8インターセプターですが、マトモに活躍するのって本作終盤と「2」の序盤位なもので、後はボコボコにされてるんですよね。ちなみにこのベース車はオーストラリアフォードが発売しているフォードファルコンXBというクルマです。


25.「バタリアン5」 2006年 ルーマニア、ウクライナ
「4」の駄作っぷりのせいなのか、一応時間軸が繋がっている続編でありながら「4」については半ばなかった事扱いにしているシリーズ5本目。制作は「4」と一緒。「4」を生き延びた主人公達は大学生になっており、主人公が件の企業に勤めていた叔父が隠し持っていたトライオキシンを使ってドラッグを精製し、友人に売り捌いた事で学園祭がゾンビパニックに…という中身。学園ホラーコメディ的な雰囲気で、おバカでコミカルな要素が強いので「4」よりは楽しめる作品になってます。往年のシリーズファンへのサービスなのか、タールマンが復活しているのも見どころかも。


24.「バタリアン4」 2005年 ルーマニア、ウクライナ
製作会社どころか国まで変わったシリーズ4作目。危険過ぎると判断された廃棄処分される事になったトライオキシンの一部が密かに複合企業に渡り、事故死したと聞かされていた友人がその企業の工場に運ばれゾンビ化実験に利用される事を知った主人公達が、彼を救う為に工場に乗り込んで…という、「バタリアン」に「バイオハザード」的な記号を取り込んだ作品…だがかなり見るべきところがない残念な作品。世界で初めてチェルノブイリでロケをしたらしいんですが、だからどうした、というレベルのつまらなさです。


23.「バタリアン リターンズ」 1993年 アメリカ
やはり制作会社が違うシリーズ3作目。今回はバイク事故で恋人を死なせてしまった男が、彼女を蘇生する為に父の働く軍の研究施設に忍び込み、トライオキシン245で彼女をゾンビ化してしまう…というトンデモナイ作品。男の行動が自業自得、かつ身勝手で同情の余地なしですが、人間とゾンビの恋愛劇をちゃんと成立させてしまっているのは凄いかも知れない作品。ゾンビ化した彼女が人…脳味噌を喰いたい衝動を抑える為に全身にボディピアッシングをしたり、とゾンビモノではあるもののクリーチャーとしてのビジュアル的な面白さ、魅力があったりもします。シリーズの中では「1」の次にオススメ…というか、他の3本が駄目過ぎるんですけどね。


22.「バタリアン2」 1987年 アメリカ
軍のトラックが落っことしたトライオキシン245入りのドラム缶を見つけた少年たちが誤ってドラム缶からガスを噴出させてしまい…という、実は制作会社から違うシリーズ2作目。基本的なフォーマットは似通って入るものの、主人公をクソ生意気な子供にしていたり、割と普通のハッピーエンドになっていたりとやや1作目にあった毒っ気が無くなってしまった印象。今回、伝奇に弱いという弱点を付加されてゾンビの無敵っぷりも低減しちゃってます。ゾンビの中に、「スリラー」の衣装を着たMJっぽい奴がいたり、とギャグ要素がややうすら寒いのもマイナス。クソ作品が多いゾンビ映画の中では、まぁ普通レベルと言えるかもしれないものの、「1」を期待して見ちゃうとガッカリの出来です。


21.「バタリアン」 1985年 アメリカ
私がガキの頃、「脳味噌くれぇ〜」というフレーズでCMが流行ったゾンビモノのホラー映画。ある医療会社に保管されていた軍が秘密裏に開発していた死体をゾンビ化する物質"トライオキシン245"が手違いで漏れてしまい、そのせいでゾンビになってしまった研究用の死体を隣の火葬場で燃やしたら今度は出た煙が雨で地面に沁み込んで墓地中の死体がゾンビに…というやる事なす事全て裏目裏目に出てしまう、というコメディ要素が強い作品。頭をふっ飛ばしても蠢き、会話までして人間を罠にかけたりもするゾンビの無敵っぷりや、裏目裏目が最大級に出てしまう破滅的なエンディングは本作の魅力ですね。エグい描写はありますが、笑って見れるホラーコメディの傑作と言っていい作品かと。


20.「プレスリーvsミイラ男」 2006年 アメリカ
そっくりさんと入れ替わっていて実は死んでいなかった自称本物のエルヴィス・プレスリーが、自分がジョン・F・ケネディだと自称する黒人を相棒に、自分達が暮らす老人ホームを脅かすミイラ男と戦う…という、ギャグとしか思えない設定の作品。ギャグとしか思えない設定ながら、ミイラ男が老人ホームを襲うのは、然程力がある訳でもないミイラ男が精気を吸い取るのには力が弱っている老人は強く抵抗をされ難い上に死んでしまっても周囲から怪しまれない…等と妙にリアリティがあるのがスゴイ。タイトルだけ見ると馬鹿馬鹿しく感じてしまう作品だし、実際ホラーと銘打った割に恐くも何ともない、迫力も全然ない映画なんだけれども、人が老いていく、という事に関する描写が中々に重みがあって侮れません。 ミイラ男との対決に自分達の"戦闘服"を着て挑む自称エルヴィスと自称JFKの姿は、哀しくもカッコ良く見えてしまうのです。

19.「ミシェル・ヴァイヨン」 2003年 フランス
脚本にリュック・ベッソンの名も挙がっているカーレース映画で、原作はフランスの漫画なんだとか。天才的レーサーミシェル・ヴァイヨン擁するチームヴァイヨンと、ライバルであるリーダースレーシングチームの対決を描いた作品。氷上ラリーからル・マン24時間と舞台が入れ替わり、撮影目的に実際のル・マンに2台参戦させた事で知られる作品…ですが!!正直ハズレでした。映像…特にラリーシーンの背景である大自然とかはキレイなんですが、基本それだけです。つーか、一応カーレースモノなのに主人公もライバルも終始クルマをガッチャンコンぶつけ合い…って、何なの?と。カーアクションモノならともかく、カーレースを題材にしてるのにレースシーンが抜きつ抜かれつのデットヒートではなく壊し合いって…萎えます。

18.「シャークネード エクストリームミッション」 2015年 アメリカ
開き直った悪ふざけっぷりが何だか「マチェーテ・キルズ」に似てます。結末も含め。乗れる人乗れない人はっきり分かれる作品としてより先鋭化してます。…私は大好きですよ、こういう馬鹿映画。(笑)今回もウォーズマン理論並な超理論やら空気読み過ぎな人喰い鮫、豪快なチェーンソーさばき…そして息をもつかせぬ展開の早さは健在。見せてくれます。ただまぁやっぱりデヴィッド・ハッセルホフ氏に尽きるかも。この人、伝説的な人気ドラマ「ナイトライダー」の後にも「ベイウォッチ」とかに出演していたんですが、ドイツ語圏を中心に歌手活動をしていてベルリンの壁崩壊や東西ドイツ統一に一役買ったとも。…まぁ、アル中になったりもしてたみたいですが。爺さんになっちゃってますが、相変わらずカッコいいんですよ、コレが。


17.「シャークネード カテゴリー2」 2014年 アメリカ
ロスを恐怖の渦に巻き込んだ?「シャークネード」の続編で、今回の舞台はニューヨーク。前作以上の巨大ハリケーンが発生し、ニューヨークは地獄絵図と化します。そんな中、我等がヒーロー・フィンも市長や市民の前で皆を鼓舞する演説するわ、相変わらずチェーンソーで鮫をぶった切るわ、鮫と壮絶な空中戦をこなすわ、元嫁とよりを戻すわ…もう大っ活躍です。何だか掲げたチェーンソーが勇者の聖剣に見えてくるぞ。(笑)相変わらず一気に見られる作品ですが、今回は「1」以上にキャラクターを使い捨てにする傾向が顕著。役目は終わったかな?と思ったとたん空気を読んだ鮫が食らいつく…という、何だかまるでコント。(笑)後、ニュース番組とかあれ、完全に遊んじゃってるよ。特にラストの15分はもうハチャメチャで面白過ぎです。「1」のヒットで予算は大幅に増えたらしいんですが、映像とかを洗練させたり有名な俳優起用したりとかそういった事に目もくれず、バカな部分をもっと突き抜けたモノに先鋭化させる…というバカ映画の王様とでもいうべき出来に、もう感激です。


16.「シャークネード サメ台風」 2013年 アメリカ
巨大なハリケーンがたまたま巨大な鮫の群れに出来て、鮫を巻き込んで発達した挙句にロスに雨ならぬ鮫を降らせる…というトンデモ映画の1作目。主人公はサーフィンの元チャンプの男・フィンで、彼がヒーローチックに大活躍…という、まぁ早い話がB級映画です、ハイ。作風は「トレマーズ」に何となく似てるかもしれません。そういえば、拳銃で上空の鮫を正確に撃ち殺し、迫りくる鮫をチェーンソーで両断!!と主人公のフィンがまっこと頼もしいのもツボなんですが…この人、心配性が行き過ぎて隕石の衝突やゾンビの発生まであらゆることに備えている…って、誰かに似てますよね。ただ、備えは完璧なのに悉くそれが裏目に出る不幸体質なその人とは違って、フィンは心配性と言う割にかなり行動は行き当たりばったりで強運の持ち主ですが。そういえば、二人とも仇敵に一回食われてる…ってのも共通。とにかく、息もつかせぬハイスピードな展開がウリ。仲間を食われてウジウジ悩むシーンは殆どなく、主人公に反対してグダグダな論争をしたりという無駄なシーンが皆無なのが素晴らしい!!正に、一気に見れる映画です。ご都合主義全開なラストやら、ウォーズマンも真っ青(笑)な謎のトルネードを消滅させる方法など、ツッコミどころは満載ですが、ハマる人は多分大ハマリできる作品です。


15.「トレマーズ5 ブラッドライン」 2015年 アメリカ
シリーズ5作目。バートの元に南アフリカの野生生物省の役人と名乗る男からの依頼で、自然保護区で暴れまわっているアスブラスターの捕獲を依頼され、バートは彼に投資したいという謎の若者・トラヴィスと共にアフリカへ。アスブラスターはともかく、グラボイズは既存のものとは違う進化を遂げた個体が登場。コレがかなりデカい。弓矢で奮闘する女動物医とか、強烈な個性を発揮するヘリのおっさんとか、トラヴィスの正体も含め、キャラクター面では割と粒ぞろいかも。ただ、難点はアスブラスターとグラボイズのダブルパンチ状態ながら、双方とも今一歩暴れ方が足りない印象な点かも。


14.「トレマーズ4」 2004年 アメリカ
シリーズ4作目は過去編。以前は銀山で賑わっていたが、坑内で坑夫が殺される謎の事件で銀山が閉鎖されると共にすっかり寂れてしまった町・リジェクションを舞台に、銀山の所有者・ハイラムが町に調査に訪れる…というモノ。見どころはバートの祖先ハイラム。小心者なハイラムの子孫が何故バートみたいなパラノイアなのか、というのが明かされるのがオチ。キャラクターも、用心棒で雇ったガンマンなど面白いんですが、肝心要のグラボイズの見せ場が今作はかなり少ないのが残念。開拓時代を彩った様々な銃が登場するので、銃マニアには嬉しい作品かも。


13.「トレマーズ3」 2001年 アメリカ
舞台は再びパーフェクション、グラボイズツアーの中突如現れたグラボイズを対峙する為に立ちあがったのはついに主人公の座をついたバート。彼の相棒はパーフェクションでグラボイズのやらせツアーをしていたソーヤと雑貨屋「チャンの店」の店主になったジョディ。今回、シュリーカーから更に進化して空を飛ぶ様になったアスブラスターも印象的…でもそれ以上にミンディやメルヴィンの登場など「1」のネタがそこかしこに出て来るのにシリーズファンには注目ポイントかと。でも周到な準備がいっつも裏目に出るバートの姿が何とも…。(笑)シリーズ内ではあんまり評判が良くないんだけど、私はかなり好きな作品だったり。


12.「トレマーズ2 グラボイズの逆襲」 1995年 アメリカ
前作のヒットを受けて製作された続編。便利屋コンビのアールと押しかけ相棒のグラディ、そして冷戦終了で奥さんに見捨てられた我等がパラノイア・バートがタッグを組んで、メキシコの油田に現れたグラボイズを対峙する…という構成。今回グラボイズが変体してシュリーカーになるのが最大の特徴。シュリーカーは振動ではなく熱に反応するのが特徴で、油田事務所での決戦は危機一髪ながらも何となくマヌケに見えてしまうのが魅力。ちなみにバートの暴走は本作からが本番。(笑)」程ではないにしろ十分にエンターティメントとして通用する寡作。でも残念ながら劇場公開はされなかったんですよね。


11.「トレマーズ」 1990年 アメリカ
公開時は確か「バックトゥザフューチャーpart3と同時上映だった筈。私が当時通っていた学生塾ではテストの後にご褒美じゃないですが映画を1本見るというのが恒例で、そこで出会ったのがこの作品。以降、午後のロードショーとかでやってるとDVD持ってるくせに可能なら見ちゃう程ぞっこんになってしまったり。ご存知の通り中身はアメリカのド田舎の町・パーフェクションに突如現れた地中を素早く進み振動を感知して人を襲う巨大なバケモノ「グラボイズ」と、町の面々の生き残りをかけた戦いを描いたモノ。でも住民同士が無意味な諍いを起こしたりする事はあんまりなく、絶対絶命の危機ながらどこかその舞台の情景も相まって牧歌的にも見える不思議な作品。徐々に分かって来るグラボイズの生態…出来る事、出来ない事がはっきりしているのも逆に作品にメリハリをつけている印象。低予算見え見えながらもスタッフの頑張り、楽しませようと作ってるのが伺えるのが好印象で、モンスターモノの映画ならトップクラスの面白さを誇る映画です。


10.「ランボー/最後の戦場」 2008年 アメリカ
「3」から20年後に作られた続編で、今回は軍事独裁政権下のミャンマーが舞台。孤独な戦いのイメージがあるランボーですが、今回はNPOの救助を依頼された傭兵団と共闘してます。この辺はスタローンの「寄る年波には…」という奴なのかも。特にこの中でもスクールボーイと呼ばれる狙撃手が対人狙撃銃で大活躍してます。他にも今までのシリーズより描写が過激で、大口径銃による人体欠損やらミャンマー軍の極悪非道ぶりが印象的。今回ランボーはラストシーン位しか銃をぶっ放してないのも特徴。丁度この映画が話題になってた頃、個人的に銃に関して色々調べていた時期だったのでミャンマー軍が使っていた銃がAKばかりだったのに違和感を感じてしまったり。


9.「ランボー3/怒りのアフガン」 1988年 アメリカ
最近、平野ノラのバブルネタでしばし名前が出る映画ですね。9.11以降、アフガニスタン、イラク、そしてISとイスラム系テロリストとの対決姿勢を保ち続けているアメリカですが、本作は旧ソ連のアフガニスタン侵攻に巻き込まれたトラウトマンをランボーが現地のゲリラと協力して救いに行く、というお話…即ち、国務省の要請を受けたアメリカの元軍人がムジャヒディンと共闘する、という構図になっています。ラストに流れる「この映画をすべてのアフガン戦士たちに捧げる」というのも、今となっては皮肉だよな、と。


8.「ランボー/怒りの脱出」 1985年 アメリカ
実は、「1」より先に見てるんですよね、私。確か、親父が当時勤めていた工務店の社員旅行の車中のバスの中だったか。当時ガキだった私には、マッチョな兄ちゃんがデカいライフルとか撃ちまくりで暴れまわる派手でカッチョ良い映画、という印象。最低映画を決めるラジー賞で4冠、とギョーカイの頭の硬い連中からは冷たい目で見られ低い評価をされたという割に、本作は大ヒットして本作の描写は以降様々な映画に登場する、というのは皮肉かも。実は本作、スタローンが前作を見た実際にベトナムで従軍していた人達から「捕虜を題材とした映画を撮って欲しい」という手紙を貰ったのがキッカケなんだそうで、そういった人達への配慮はラストシーンのランボーの台詞に如実に出ているかと。


7.「ランボー」 1982年 アメリカ
「ロッキー」に並ぶシルベスタ・スタローンの代表作シリーズ。以降のシリーズとは異なり、1作目はベトナム帰還兵の悲哀が強くテーマとして表に出ている作品で、マッチョがドンパチするだけの映画ではないのが最大の魅力。トラウトマン大佐の説得を聞いてランボーが自らの心情を吐露するシーンが非常に印象的。スタローンの吹き替えと言うとささきいさおの印象が強いかも知れないが、実はシュワちゃん役で知られる玄田氏や、俳優で自らもハリウッド進出を果たした渡辺謙氏が吹き替えたものがあり、後者は前述した独白のシーンとかがかなり印象的だったり。強さ一辺倒な感じすらあるシュワちゃんとは違って、何というか、哀しみを帯びたようなスタローンの目が印象的。


6.「コマンドー」 1985年 アメリカ
未だカルト的な人気を誇る作品で、シュワちゃん演じる筋肉ムキムキマッチョマンの元軍人が、拉致された最愛の娘を助ける為に戦いを繰り広げる筋肉ゴリ押しマッチョアクション大作。シュワちゃんを一躍スターダムにのし上げた作品でもありますね。テーマ性云々といった小難しい要素は皆無、悪い言い方をすれば中身スッカラカンとも言える内容…だがそれがいい。基本的に映画は字幕で見るのが通、なんて言われがちですが、この作品は往年のジャッキー・チェン映画と同様に絶対に吹き替えで楽しむべき映画。意外にもウィットに富んでいるメイトリックス大佐の台詞が絶妙なセンスで日本語訳が成されており、吹き替え担当の実力も相まって抜群に楽しい吹き替えになっています。オススメは玄田版かな。メイトリックス大佐とシンディの会話とか、ジョークが利いてて凄く面白いんですよ。


5.「刑事物語5 やまびこの詩」 1986年 日本
群馬県沼田市を舞台に、何者かに命を狙われる美人姉妹に何かあると睨んだ片山刑事が彼女らの護衛兼張り込みとして彼女らのアパートの隣の部屋に…というモノ。賀来千賀子と鈴木保奈美という今となってはかなり豪華なダブルヒロインになってます。片山刑事の人情味とかが割と希薄になってしまっており、あまりシリーズでも評価は高くない印象。ただ、冒頭の立てこもり事件とラストシーンだけはやたら印象的な作品。後、張り込み中の押し入れに交互に積まれた赤いきつねと緑のたぬきも。


4.「刑事物語 くろしおの詩」 1985年 日本
タイトルがナンバリングされてませんがシリーズ4作目。今回は高知を舞台に警察を罷免されてしまった片山刑事がヤクザに転身…でも実はこれは所長が仕組んだおとり捜査で…という内容。ヒロインは片山が警察を罷免されるきっかけを作った身重の女で、事件とも関係がないのであまり物語に絡まなかったり。ややコミカルな方向に振り過ぎた印象が強い作品。キャバレーの客役でガッツ石松が出演しています。


3.「刑事物語3 潮騒の詩」 1984年 日本
東京で殺人事件を起こした犯人の母親と元恋人が住む長崎の五島を舞台に、殺人犯の元恋人の営む旅館にひょんな事から"張り込み"ならぬ"住み込み"する事になった片山刑事の活躍を描いたシリーズ第3弾。今回はかなりアクションに重点が置かれており、ホッケーマスクの殺し屋との対決などが見どころ。殺し屋との対決の際、殺し屋と交わした「おっさん、優しいね」「だから苦労してんだよ」というやり取りはシリーズでも屈指の名シーンかと、ちなみに片山刑事が住み込みする事になる旅館の娘・海子を演じたのは「科捜研の女」こと沢口靖子。これがデビュー作で、挿入歌も歌ってます。


2.「刑事物語2 りんごの詩」 1983年 日本
シリーズ2作目にして最大のヒット作。「たけーし、ハンガー!!」「違ぁ〜う!!木の奴!!」の下りが有名。青森県の弘前を舞台に、2年前の札幌の現金輸送車強奪事件の唯一の手掛かりであるりんごの種を持ち込んだ試験場で片山がそこの所員である忍と恋に落ち…という作品。個人的には邦画の最高傑作だと思っていますよ、割とマジで。ヒロインとの別れもそうですが、基本コミカルな作品なのに片山を慕っていた少年・たけしとその母など、要所要所で涙腺を刺激する展開があって、個人的には邦画でも屈指の名作だと思っている一本。ラストシーン…吉田拓郎の「唇をかみしめて」の前奏が流れてきた辺りで、片山刑事と一緒になって涙を流した人も多い筈。


1.「刑事物語」 1982年 日本
武田鉄矢演じる冴えない中年男の刑事を主人公としたシリーズ第一作目。聾唖のソープ嬢を引き取った片山が左遷された静岡県の沼津で女性連続殺人事件を追う、というもの。ハンガーを振り回して戦うハンガーヌンチャクを代表とした武田のカンフーアクションが有名ですが、実はこの映画の撮影に先立って武田氏は中国武術研究家の松田智隆に秘門蟷螂拳を学んだという本格派。実は松田は映画等の撮影の為に間に合わせの拳法を教える事に否定的だったが、武田の場合は教えを乞う前に自分でトレーニングして体をある程度作っていた為、その熱意を認めて蟷螂拳を教えたんだとか。ヒロインを演じた人はこの映画一本で引退。難しい役どころを熱演していただけに残念。


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