帰って来た30分おもちゃCM?

勇者シリーズ
勇者エクスカイザー


1990年 サンライズ全48話 テレビ朝日系放送
声の出演 渡辺久美子、速見奨、神代知衣、西村知道、さとうあい、他

簡単解説
ロボット生命体と少年少女のふれあいを描くタカラの勇者シリーズ第1弾。エクスカイザー率いる宇宙警察カイザースと、地球のお宝を奪いに来た宇宙海賊ガイスターの戦いを描く。善悪両サイドとも、精神生命体が地球の乗り物に憑依したものであり、前作「トランスフォーマー」の影響を色濃く残している。


太陽の勇者ファイバード

1991年 サンライズ全48話 テレビ朝日系放送
声の出演 松本保典、伊倉一寿、岩坪理江、永井一郎、勝生真沙子、他

簡単解説
宇宙からやってきたエネルギー生命体が、科学者「天野博士(「はかせ」でなく「ひろし」)」の作ったアンドロイドに融合した。彼は「火鳥勇太郎」を名乗り、地球の乗り物に融合した仲間達や天野家の助けを借りて地球を暗黒世界に変えようと企む宇宙皇帝ドライアスやDrジャンゴらと闘う。


伝説の勇者ダ・ガーン

1992年 サンライズ全46話 テレビ朝日系放送
声の出演 松本梨香、速見奨、紗ゆり、白鳥由里、高野麗、他

簡単解説
地球創世の際、地球が己を守る為に生み出した勇者達。偶然勇者の石を開放してしまった小学生「高杉星史」は彼等勇者達の「隊長」になってしまう。そして、彼は地球の「コスモエナジー」を狙うオーボス一味から地球を守るため、伝説の勇者達に命令を下す。


勇者特急マイトガイン

1993年 サンライズ全47話 テレビ朝日系放送
声の出演 檜山修之、矢島晶子、菊池正美、天野由梨、緑川光、他

簡単解説
石油が枯渇し、自動車に変わり電車の鉄道網が驚異的に発展を遂げた昭和124年。かつての東京湾上に作られた未来都市「ヌーベルトキオ」では、繁栄や栄華の影にさまざまなワルの群れが蔓延っていた。そこに立ちはだかる財閥総帥の肩書きを持つ天才少年「旋風寺舞人」!!
「銀の翼に望みを乗せて、灯せ平和の青信号、勇者特急マイトガイン!!
定刻通りにただいま到着!!」



勇者警察ジェイデッカー

1994年 サンライズ全48話 テレビ朝日系放送
声の出演 石川寛美、古澤徹、森川智之、置鮎龍太郎、山崎たくみ、他

簡単解説
時は21世紀、科学の発展は人類に恩恵をもたらすと共に、ロボットを利用した犯罪や「バイオ怪物」の出現を生み出す結果になった。
警視庁の冴島十三は「超AI」を搭載したロボット刑事チーム「ブレイブポリス」を結成。その第1号ロボ「デッカード」に心を与えた少年「友永勇太」をボスに迎え、凶悪犯罪に立ち向かう。


黄金勇者ゴルドラン

1995年 サンライズ全48話 テレビ朝日系放送
声の出演 南央美、森田千明、岡野浩介、成田剣、茶風林、他

簡単解説
原島タクヤ、時村カズキ、須賀沼ダイの3人は、ある日偶然に「パワーストーン」と呼ばれる不思議な石を発見。そのパワーストーンに封印されていた黄金剣士ドランを復活させ、その主となる。世界各地には残り7つのパワーストーンが眠っており、8体の勇者が揃った時初めて伝説の黄金郷「レジェンドラ」の場所が明らかになるという。タクヤ達はレジェンドラの秘密を探るワルザック共和国と闘いつつ、パワーストーン探しの冒険に出る。



勇者司令ダグオン

1996年 サンライズ全48話 テレビ朝日系放送
(OVA「水晶の瞳の少年」も存在する)
声の出演 遠藤孝一、子安武人、山野井仁、結城比呂、私市順、他

簡単解説
凶悪な犯罪宇宙人を収監する「宇宙監獄サルガッソ」が囚人達の手に落ちた。彼等が手始めに地球を最初の標的に選んだことを察知した宇宙警察機構の「ブレイブ星人」は地球のメカをモデルにダグビークルを制作、囚人達の攻撃に巻き込まれた5人の高校生を「ダグオン」に任命し、地球防衛の任を与えるのだった。


勇者王ガオガイガー

1997年 サンライズ全49話 テレビ朝日系放送
(OVA「ファイナル」も存在する)
声の出演 檜山修之、伊藤舞子、塩谷浩三、紗ゆり、古田古奈美、他

簡単解説
8年前の北海道で、巨大なメカライオンが「天海夫妻」に1人の赤子を託す。その6年後、宇宙開発公団のシャトルを謎の地球外生命体が撃墜。乗員の獅子王凱はかのメカライオン「ギャレオン」に救出される。
そして現在、地球外生命体の侵略を予見した日本政府は「GGG」を設立、ギャレオンの持つ無限情報サーキット「Gストーン」を元に可変型ビークルロボを配備する。その機動部隊隊長こそ、2年前奇跡の生還を果たした凱であった。そして遂に知性体「ゾンダー」の侵略開始。ゾンダーを倒した勇者王ガオガイガーの前にゾンダー核を浄解する1人の少年が…。


90年から放映が開始されたこの「勇者シリーズ」は、「エクスカイザー」から「ガオガイガー」までトータル8作品が作られている。タカラの玩具展開から言うとトランスフォーマーシリーズの後を受け継ぐような形になるこの「勇者シリーズ」は、金型流用といったメーカーサイドの都合も踏まえ、トランスフォーマーとの関連は深い。「トランスフォーマー」は当初は逆輸入アニメであり、物語展開や演出は非常にアメリカナイズされたものであったが、「ザ・ヘッドマスターズ」以降は日本オリジナル作品としてリリースされた。しかし、日本純正となったトランスフォーマからは独特のアメリカンな雰囲気が少しずつ淘汰されていき、ロボット同士のどつきあい的な要素も薄くなっていった。そんな中登場したのがこの「勇者シリーズ」である。

この作品は、毎度おなじみの「サンライズ&バンダイ」という図式を崩し、タカラがスポンサーとして展開しており、この辺りはトランスフォーマーからの継続と言ってもいいのかも知れない。当然超合金的な玩具もスポンサードしているタカラから発売されるのだが、その為、スポンサーの発売するオモチャ展開に縛られているという物語構成上の弱点を抱えている。

物語そのものの展開も、昔ながらの単純明解勧善懲悪ヒーロー物であり、加えて登場する十数体のロボットがそれぞれ飛行機やパトカー、新幹線等に変形をし、数体が合体してパワーアップというトランスフォーマーで人気を博した要素が継続して用いられている。これらのロボットは、放映の数ヶ月前にすでに企画設計が成されており、その販売計画を元に、いわゆる「初登場」「初合体」の時期が固定されてしまう。この部分が上記した物語構成上の弱点となってしまうのである。

つまり、新ロボットの発売日が決まっていたら、アニメではその2話程度前に初登場、1話前に大活躍、そして発売日を迎えるのだ。この新ロボット登場に関係する話と、更にパワーアップ合体に関係する話で物語全体の半分以上が消費され、商品のコマーシャルから自由なエピソードは数える程しかなくなってしまうのだ。この自由度の少ない作品でいかに視聴者を惹き付けるか、これは非常に難しく、監督、そして演出における手腕を非常に問われる仕事なのである。

そんな制約の多い作品で手腕を発揮し、「勇者シリーズ」の基礎を固めたのが「エクスカイザー」から「ダ・ガーン」の初期3作品の監督を務めた谷田部勝義監督である。

シリーズ第1作目の「エクスカイザー」はトランスフォーマーに倣って単純明解な構図で展開する。「エクスカイザー」の正義側「宇宙警察カイザース」も、悪役の「宇宙海賊ガイスター」も精神生命体が地球のメカに憑依したもの、という設定においてもトランスフォーマー的なものを踏まえており、物語も宝物を盗もうとするガイスターをカイザースが阻止するという単純なものであった。

しかし、地球に関する知識があまり無いガイスターが地球人を偵察して、「お母さんは大切だ」なんて言葉を聞いたらそれを勝手に宝物だと思い込み、盗みにかかるというユニークな演出で視聴者を飽きさせないネタとしており、視聴者の代表である主人公コウタとカイザースの面々…位後のシリーズでも脈々と受け継がれる「勇者は僕等の友達」という要素を構築している。正にシリーズの基礎を作ったと言っても過言ではないだろう。

続く「ファイバード」では、エネルギー生命体が天野博士の作ったアンドロイドに憑依した「火鳥勇太郎」が、同じく救助用ジェット機「ファイアージェット」と変形合体するという新機軸を打ち出し、トランスフォーマーライクな部分を排している。更に、物語全般を通して勇太郎と主人公である天野ユウタの兄弟的な関係を描き、より物語に深みを与えている他、ワキ役として登場する佐津田刑事と彼の乗るパトカーに憑依したガードスターの友情や、ゲストとして登場したウソつき少女とエースバロンのふれあい等、個々のキャラクターにスポットを当てた演出も多数登場する。

ちなみにこの作品に登場する、天野博士の孫でしっかりものの少女、天野ハルカがいつも同じ衣装で登場(美子先生の外出着の設定画にも、『私は外国でも同じ服だったのよ』と怒っているハルカが描かれていた)しているのを怒ったファンが「これでハルカちゃんに新しい服を買ってあげてください」と現金を制作会社に送ったり、「続編を作れ」という脅迫めいた投書まで送られてちょっとしたニュースになったという。子供向けロボットアニメとして始った勇者シリーズは、2作目にして大きいお兄さんにまでファンの幅を広げていたようだ。

そして谷田部氏最後の勇者である「ダ・ガーン」は、放映当時から徐々に問題として取り沙汰されるようになっていた「エコロジー」というテーマを持ち込み、それを見事に熱いロボットアニメに仕立ててしまっている。地球そのものを一つの生命体とし、ダ・ガーン達勇者は地球のガードシステムであるという新機軸を打ち出した。この勇者達は「勇者の石」に封印されており、封印を解いた者の命令を受け入れる。偶然彼等の力を手に入れた高杉星史を主人公としている。

この「ダ・ガーン」は、今までの勇者とのふれあいはそのままに、新たに主人公である星史の成長していく様子をも丁寧に見せていく。しかし、決してメッセージ性に押し潰されず、きっちりと燃えるロボットアニメとしての本分も忘れていない。そのテーマ性から、本作をシリーズの頂点に推す人も少なくない。
また、本作では元気な幼馴染「香坂ひかる」と不思議少女「桜小路蛍」というダブルヒロインが登場しており、特に蛍は敵味方、作中内外で不思議な影響を与えた事で知られる。

「ダ・ガーン」で谷田部氏は降板し、代わって高松信次氏が監督を務める様になる。その一作目が「マイトガイン」である。「マイトガイン」は小林旭主演の映画「渡り鳥シリーズ」の主人公が自称していた「嵐を呼ぶマイトガイ」に由来し、主人公舞人の父親の名前はそのまんま「旭」である。更にライバルキャラクターの雷張ジョーは「エースのジョー」…宍戸錠のハマり役に由来する他、ヒロイン吉永サリー、舞人の親友浜田満彦等、どれも往年の日活アクション映画に由来するものばかりである。

更に、本作からは新機軸としてそれまでの「精神生命体がメカに憑依した姿=勇者」という構図が「超人工AI登載のロボット=勇者」となっており、初期三部作の「少年とのふれあい」というイメージは薄れている。

そして本作の特徴はメタフィクションという演出方法である。ロボットを作っている工場が青戸にあったり、敵の組織がTR(トレジャーロボテック社)であったりと、スポンサーのタカラを連想させるものが多く登場する。更に最終回で敵の首領ブラック・ノワールの正体が三次元人(更に言えば高松監督)である事が発覚する。つまり、三次元人が楽しむ為の存在が、二次元人=アニメキャラである舞人達となるのである。つまり、本作は「ロボットアニメについて描いたロボットアニメ」という二重構造を持っていたのだ。

しかし、そのメタフィクションが逆に仇となり、この「マイトガイン」の評価は微妙なものになってしまっているようだ。ファンの中には最終回さえなければベスト、という声もある。ちなみに、本作のヒロイン「吉永サリー」はアニメ史上でもトップクラスの衣装持ちであり、毎回異なるアルバイトをしては、その近くで戦闘が発生して舞人(ジョーの場合もある)に助けられるのがお約束となっていた。このヒロインの演出はマニア受けをしたようで、同人誌等でも盛んにネタに使われていたようだ。
余談だが、本作のキャラクターデザインを担当した石田敦子氏は、勇者シリーズのオープニングを手掛けた大張正巳氏と結婚している。

続く「ジェイデッカー」は「勇者版太陽にほえろ」と言った趣で、オープニングも往年の刑事ドラマに似せた作りとなっているのが面白い。今回は「マイトガイン」から受け継いだ「超人工AI」という設定を最大限に生かした展開を見せてくれる。

主人公の友永勇太はふとした事から勇者刑事デッカードのAIに「心」を与えた事により、「ブレイブポリス」のボスに任命される。そして、彼等勇者刑事達が様々な事件と関わり、様々な人々と出会う事により少しずつ人間としての「心」、すなわち感情というものを知っていくプロセスは非常に見応えがある。

超AIを持つ勇者刑事達が、心とは善悪が表裏一体だと確認するシーン等、ありふれた勧善懲悪の否定というテーマではあるものの、勇者刑事達に徐々に心が芽生えていく様を丁寧に描いている事もあって説得力はバツグンである。ハイジャス星人が「地球から悪の心を無くそう」と提案するが、これを勇太達が断るというストレートに勧善懲悪の否定を描いたシーンはシリーズでも屈指の名エピソードである。
前作「マイトガイン」よりも表向きは若年層向けに見える本作であるが、実は勇者シリーズでも屈指のテーマ性を持っており大人の鑑賞しても感動してしまうエピソードが揃っている。完成度としてはシリーズでも髄一であろう。

高松監督最後の作品となるのが「ゴルドラン」である。この「ゴルドラン」はシリーズ最初(で最後)のギャグ路線を展開した事で知られ、主役級勇者であるドランはなんと、作中でロボットなのに結婚して子供までもうけてしまう。また、序盤は悪役として活躍したワルター・ワルザックはそのドジっぷりに人気が集まり、後に改心して宇宙海賊イーター・イーザックを名乗り勇者側につき奮戦している。しかしこの「ゴルドラン」でもメタフィクション的な演出が見え隠れしており、ラストに登場する「世界の創造主」がリカちゃん人形にソックリだったりしていた。

そして次作となる「ダグオン」であるが、この作品は主人公を宇宙警察機構のブレイブ星人に地球防衛の任務を与えられたフツーの高校生を主役としており、海(ダグターボ)の風紀委員長っぷりや、ヒロインにして心霊現象研究家の戸部真理亜を巡る炎(ダグファイアー)激(ダグドリル)の恋の鞘当て等、彼等の学園生活をメインに描いたエピソードも多かった。しかしその分勇者シリーズの名物である「少年と勇者のふれあい」については希薄になっており、替わりに主人公達の美少年ぶりが同人誌等でやおいのネタにされていたというシリーズでも特殊な展開をした作品だ。そちら方面での人気もあってか、シリーズで初めてOVA化したのも印象的。

また、「ダグオン」ではロボットと融合合体する以前、生身の状態での変身コスチュームがあり、ヒーロー物のような印象を与えているのも特徴であろう。尚、本来のターゲットである少年達との関連性を、番組最後のおまけコーナー「ダグオンくらぶ」にて補おうとしていたのも印象に残る。

シリーズ最終作である「ガオガイガー」は、「太陽の牙ダグラム」「装甲騎兵ボトムズ」「機甲界ガリアン」の3つのリアルロボットアニメをタカラスポンサーにて送り出した高橋良輔氏をプロデューサーとして迎えた作品である。その為か、かなりリアルロボット的な裏設定を持ち模型誌等から火が付いてそれ相応の人気を誇っていた。しかし視聴率には恵まれず、本作にて「勇者シリーズ」の終焉は訪れる。

だが、シリーズ後半から「勇者」本来のターゲットたる若年層を差し置いて、一部のアニアの中で非常に人気が高まり、後に「ブレイブサーガ」等とは別の、アニメ本編の続編的なシナリオのゲームや、OVA「ガオガイガーファイナル」がリリースされている。ブーム自体は一気に来た分一気に沈静化してしまった感も無きにしも非ずだが、今でも根強く支持しているファンがいるようで、プラモデルやガレージキット、合金系玩具等の立体モノは本作が一番幅広く展開している。ナイスパディなヒロインのフィギュアも出ている事を考えると、やっぱり「ガオガイガー」という作品は「勇者シリーズ」という枠組みで捕らえると異端な印象が強い。そういう印象からか、古くから「勇者」を支持してきたファンの中にはこの作品を「アニメファンに媚を売るような真似をされた」と嫌っている人もいるようだ。

本作の特徴としては、上記したようにリアルロボット的な物語構成、そして作品では完全に描かれている訳ではないいわゆる裏設定が豊富な事であるが、そのくせきっちりとロボットアニメの王道を守っている。特に、エフェクトの効いたヘルアンドヘブンのシーン等、戦闘シーン…とりわけ必殺技演出が圧倒的な迫力を誇る。

ちなみに、ガオガイガー版ロケットパンチ「ブロウクンマグナム」が宇宙戦仕様では「ブロウクンファントム」になるのは、車田正美先生のマンガ「リングにかけろ」に登場するライバルキャラクター「剣崎」の必殺パンチ「ギャラクティカマグナム」「ギャラクティカファントム」に由来していると思われる。

この「勇者シリーズ」は、とかく一作品単位で語られるケースが多い。それは各作品に明確な時間軸や、同じ舞台背景を持っていない点からであろう。例えば、初期の3作品が好きだとか、ジェイデッカーの見た目を裏切るテーマ性が好きだとか、ダグオンの学園ドラマのノリが好きだとか、リアリティと熱血ネタを融合させたガオガイガーの演出が好きだとか、それぞれの作品にそれぞれの異なった魅力があり、視聴者は純粋に「好きなネタか、あんまり好きじゃないネタか」という観点のみで作品を見ることが出来るのだ。

これは「シリーズ全部で一つの作品」とはせず、一作品それぞれに違うテーマ、違う世界観を与えた為ではないだろうか?同じサンライズ制作のアニメでシリーズ化した作品といえばやはり「ガンダムシリーズ」が挙げられるが、それまでは「宇宙世紀」という縛りをシリーズ内に持っていたのに、平成の世になると突如その縛りを解放してしまう。そして、以前からの展開とはまったく異なる世界観を持った作品が登場し、同じガンダムファンの中に不毛な論争を生む土壌となってしまっている。

それに対し、シリーズとして一括りにしてはいるものの、実は個々に完結する世界観、テーマを持っているのが「勇者シリーズ」である。これはアニメーションにおけるシリーズ展開というより、「ウルトラマン」等の特撮作品的なシリーズ展開である。

ただでさえ「おもちゃCM」としての宿命を追わされ、他の作品より自由度が少ないシリーズだからこそ、「おもちゃCM」としての宿命以外の縛りを作らないようにしたのだろう。思えば、「ウルトラマンシリーズ」等も、この「勇者シリーズ」と同様にソフビの怪獣フィギュアを売らねばならないという「おもちゃCM」としての役割も持っている。基本的な作品の立場からして似ている部分があるのだ。

何気にこのシリーズ展開、設定設定、アトヅケ設定でどんどんがんじがらめにしていくシリーズ展開よりもかなり遊べるものであるし、もっと評価されてもいいような気が私はする。

ちなみに、私のイチオシは「ダ・ガーン」だったりする。ブッチョが好きだったんだよなぁ〜。(笑)


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