ハイテック VS-TANK 陸上自衛隊90式戦車(カスタム?)



今回ご紹介はハイテックが輸入販売を開始した1/24VS-TANKシリーズの90式戦車。
このシリーズ、元々は東京マルイのRCバトルタンクシリーズの製造をしていた中国の工場がOEMで生産、シリーズ展開していたもので、以前今は亡きタイヨ―ホビーが国内販売をしていたもの。今回ハイテックがリリースしたものはプロポ等がタイヨ―ホビー版とは異なりレバー式になってますが、大元は同じ物といっても差支えないでしょう。
そんな訳で、90式、M1エイブラムス、レオパルト2、ティーガーIは、外装は基本マルイのリニューアル前のバトルタンクのものと殆ど一緒の作りになってます。
本国版には赤外線対戦機能ではなくマルイのと同じくBB弾発射タイプもあるんですよ。

マルイ版と比較するとギミック面では目玉の赤外線対戦機能の他、エンジン音、主砲や機銃発射音、砲身や車体リコイル、ライトの点灯等が追加されており、より楽しい仕様になってます。

ただこのシリーズ最大の難点は、プロポも併せて単三乾電池を14本も使う、という点につきます。
まぁ、エネループでも動きますが、ヘンロン1/16みたいにバッテリー式の方が良いですよね、やっぱり。



横から

我らが自衛隊が誇る戦後第3世代戦車の90式戦車です。
ラインメタル製44口径120mm砲と、堅牢なセラミック系複合装甲、西側の第3世代では初の自動装填装置採用し、高度な射撃管制システムにより行進間射撃でも脅威的な命中率を確保…と日本の(当時の)技術の全てを注ぎ込んだハイテク戦車ですね。

 川底の石で車体下部装甲に穴が開く
 調達金額が海外の戦車と比較して無駄に高い
 重過ぎて国内の橋の殆どを渡れない
 大き過ぎるので北海道でしか運用できない
 垂直に切り立った装甲は避弾径始を考慮していないからすぐに撃ち抜かれる

等というデマから、配備開始当初は評判が悪かったものの、ヤキマ演習場での合同演習に参加して以降は海外からの逆評価を受けて評価が変わった戦車ですね。
上で挙げたデマへの反論はメンドウなので他所の専門的なサイトにお任せしますが、テレビとかでも顔を見せる軍事評論家という肩書を名乗ってる人すらトンデモナイデマを垂れ流していたと聞くと、少々情けなく思います。赤い連中の廻しモンなんですかね。

61式、74式と、世界標準の後追いでしか戦車を開発出来ていなかった日本がようやく世界標準に間に合わせて開発できた初の戦車ですし、レオパルト2やM1エイブラムスが様々なアップデートを重ねているのに対して目立った改良がされていない点などは気になりますが、充分実力のある戦車ですよ、ええ。



正面と後ろから

マーキングも陸自のものに。サクラのマークもちゃんとついてます。
適度なウェザリングやマーキングが効果的になってますね。
よく、90式のデザインを「そっけなさ過ぎる」という人がいますが…カッコ良いですよねぇ。
個人的には近未来的過ぎる10式より、多少野暮ったい感じのする90式の方が好みなんです。



足回り

コレにはディテールアップパーツのプラ製連結履帯を装着しています。
本来はゴム製。このディテールアップパーツですが、履帯だけでなくエッヂングパーツとかジュリ缶だとかが車両毎にセットで色々発売されてるんですが、現在輸入されているのは履帯だけみたいですね。
泥よけもプラでボディと一体成形仕様となっております。現行のマルイのバトルタンク90式は樹脂になってるんですが、ベースがマルイでも旧タイプなので仕方ないですね。
前照燈のメッシュカバーなんかもキッチリ再現されており、サイズはデカイのにLEDむき出しで処理しているヘンロン製より凝っている部分です。



砲塔上部

1/16スケールを見慣れちゃってると大きさ的にはやや物足りなく感じてしまう1/24ですが、ディテール自体は非常に良好です。
動作自体もやや操作に慣れが必要ですが、RC戦車に興味あるけど弄ったりするのは正直メンドウ…でも見栄えは良いのが良いなぁ…という人にはオススメです。
ちなみに私のは砲塔後ろの荷台に輸入品のエッヂングパーツを付けてます。ウェザリングマスターのグリーンを溶かした筆塗り用メタルプライマーで塗ってみましたが、中々良い仕上がりになったかと。
マルイの90式はアンテナが可倒式で外せませんでしたが、VS-TANKのは取り外し可能。ただ針金アンテナをコイル状に巻いた部分を基部に刺す、というモノなので見栄えはイマイチ。
しかもシリーズで90式のものだけが専用(基部の形状だけでなく若干短い)だったりします。つまり加工なしでは流用不可。
横風センサーも可倒式で、ブローニングM2と同様に後付けパーツになってます。



砲身と戦車兵フィギュア

赤外線バトル仕様なので、砲身のリコイルはありますがタイヨ―ホビーがリリースしていたストロボによる発光ギミックはオミットされています。
リコイルの他、主砲や機銃の発射音ギミックもありますが…何故か鳴らした後エンジン音が一時止まります。(苦笑)
また、ヘンロン1/16よりも車体の反動ギミックが派手なのが難点。コレ、正直要らないよなぁ…。
まぁ、BB弾発射オンリーなマルイバトルタンクよりは遊べるかな、と。

戦車兵フィギュアも塗装済み。
オプションパーツとして、メタル製のリアルな戦車兵フィギュアもリリースされてるんですが、残念ながらそのラインナップには90式仕様のものはありません。
大きさ的に「それいけ!女性自衛官」とかの半身を乗せても違和感ないんじゃないかな、と。

ちなみに砲身先端のセンサー反射体にもエッヂングパーツをつけてみました。
コレも同じくウェザリングマスターのグリーンをメタルプライマーで溶いたもので塗装。その後、ウェザリングマスターのススで調整してます。

…ウェザリングマスター、大活躍です。(笑)



マーキング

雄牛に7と北海道のマーキングは、第7師団第71戦車連隊仕様という事。白の三本線はその第3中隊所属、という事らしいです。
正面の複合装甲の配置されている部分には表面処理がされており、雰囲気を高めてますね。



上部から

実は、タイトルにもある通りコイツには秘密がありまして…連結履帯やエッヂングパーツの装着だけではなくちょーっとだけイジッてるんです。



それがコレ。
実は私の90式、2.4GHz仕様にしてるんです。
以前購入したものの、メイン基盤が焼き付いてジャンクパーツ化していたVS-TANKの本国仕様が2.4GHzバージョンだったので、中身開けてみて受信基盤を移植しているんですよ。
黒い方がノーマル仕様、白いのが2.4GHz仕様のものです。
混線はともかく、カッコ悪い針金アンテナから解放されるのはやっぱり良いですよ、ええ。
ハイテック版は何だかんだ言って5両も購入してしまったんですが、何で90式に2.4GHz受信基盤を移植したかというと…ラインナップの中では一番コイツが好きだからです。

オマケ
こんなのもリリースされてます。



ポップアップターゲット

折角赤外線対戦機能がついてるこのシリーズですが、案外というか、フツーは対戦相手に恵まれない気がします。
中高生辺りで友達同士戦車ラジコンに走る子もそうはいないでしょうしね。

そんな悩みを解決するのがコレ。早い話、赤外線バトルの的なんですが、命中すると丸い部分がせり上がって積んである木箱を吹っ飛ばす、というギミック付きなんです。
このシリーズは戦車のスケールに合わせたジオラマパーツなんかもリリースされてるんですが、やっぱりコレがダントツで売れてるみたいです。

…でも、VS-TANKシリーズが万が一大人気になったりしたら、ネットで有志を募って対戦オフ会なんてのが実現するのかも。
体育館とか貸し切って、ジオラマとか作ってやったらきっと楽しいと思うぞ。
ラインナップに4号があったりしたら…もしかしたら実現していたかも知れませんね、大洗辺りで。(笑)

オマケその2
また作ってみました。

1/16の紹介の時と同様、トレーディングフィギュア「それいけ!女性自衛官」を使って90式用の戦車兵フィギュアを作ってみました。



このフィギュア、100mmオーバーなのでホントはサイズ的に1/24だとオーバースケールなんですが、漫画的ディフォルメ体型で頭が大きめで体は小さめ、手足は長め、というスタイルなので、体自体は戦車に付属する戦車兵フィギュアと大差ありません。それでも頭が大きいので違和感が無いわけではないんですが、ディフォルメした、という事にすれば案外丁度よい大きさとも言えるんじゃないかと。

制作方法は今回も同じで、足の部分をぶった切っただけ…ではなく、左肩から腕を切り離し、角度を調整してます。
ポーズも丁度敬礼しているタイプなので、式典の一幕…なんて事でどうでしょう?

ちなみに、この女の子は明野希更3等陸尉。陸自の富士教導団戦車教導隊(富士)本部管理中隊所属…という90式に乗せるには持って来いな設定らしいです。(この戦車のマーキングとは流石に違和感でちゃいますが)
防衛大出身で負けず嫌いな性格。自分にも他人にも厳しく、自分の話をするのは苦手だが他人からの相談には親身になる姉御肌な所があり、後進育成に熱心で多くの隊員から恐れら…ゲフンゲフンッ、慕われいるんだそうな。


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