どこまでいくかマンガ1500選

「1400選」の続きです。

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1449.「かりん歩」 柳原望 …期待度 100%
両親の代わりにずっと年の離れた妹の世話をしてきた市井かりん。彼女は妹に手がかからなくなると同時にすべき事、やりたい事を見失ってしまう。妹離れを決意して祖父の喫茶店に住み込みで働く事になるが…という、名古屋の喫茶店を舞台にした作品で、一時は高評価だったのにとある展開が批判の的となって評価が急落してしまった感もある「高杉さん家のおべんとう」の続編的な意味合いがある作品。やはり地理学を作品のテーマの根源に置いており、ハルや風谷先生、小坂さんも登場している他、巻末の書下ろしには久留里も登場。最後にハルや読者をドキッとさせる台詞をさらっと言ってのけます。(笑)カバーのデザインも並べて違和感ない作りになっています。個人的には「クローズアップ」で書いている通り批判されていた部分も含め、「高杉さん家のおべんとう」は大好きな作品ですから、この作品にも非常に期待しています。
かりん:でも本当は理央ちゃん、やさしく笑ってお迎えしたかった…?


1448.「富士山さんは思春期」 オジロマコト …甘酸っぱさ 80%
身長181cmの中学2年生で女子バレー部のエース・富士山牧央さんは初めて告白され、クラスメイトの上場君と交際する事に…という、思春期青春ラブコメ。2人が交際している事をクラスの面々に知られるのを嫌がっていたり、とやることなす事全てが甘酸っぱい作風になっています。大女という事で作中ではあまり男子から恋愛対象としては見られていない風な描写の富士山さんですが、しぐさや内面はまだまだ無邪気で可愛らしい、というのが上手く描かれています。青春やり直したい私の様なオッサンには眩しすぎる作品です。
富士山さん:アダルト!


1447.「害虫女子コスモポリタン ビッチーズ」 小谷真倫 …ノリは相変わらず度 85%
「害虫女子コスモポリタン」の続編で、虫…それも害虫と呼ばれ忌み嫌われるような連中を擬人化した作品。ノリは相変わらずで、同じくゴキブリ擬人化漫画の「ゴキちゃ」の様な可愛さはありませんが、むしろコッチの作風の方がらしくっていいかも。巻末のオマケ漫画ではホントは虫嫌いの作者がこの作品を描くにあたっての苦労話や、この作品を経て虫を見る目が変わった事などが描かれていて興味深かったり。変わり種好きな人には大変オススメです。
クロゴキブリ:あたしを侮辱する事はすなわちカブトガニシーラカンスを冒涜するも同然!!


1446.「武装少女マキャヴェリズム」 作:黒神遊夜 画:神崎かるな …意外な本格派度 90%
自由を愛する高校生・野村不道が転校してきた愛地共生学園では、「天下五剣」と呼ばれる女生徒が統率し、武装した女子による無慈悲な男子支配が行われていた。転校早々天下五剣の1人鹿島神傳直心影流の使い手・鬼瓦輪に目をつけられて…という学園バトルアクション。主人公が女の子とキャッキャウフフ…的な軽いノリではなく、実在する剣の流派を習得した少女達に主人公の不動が徒手空拳で戦う…というのが特徴のれっきとしたバトル漫画。技や状況の解説も含めた戦闘描写が秀逸で、一見ライトノベル的な作風と思いきやむしろ格闘マンガにノリは近いかも知れません。近々アニメにもなるそうで。
不動:驚いたか?ノーといえる日本人なんだオレぁ。特に前者は論外だね


1445.「29歳独身中堅冒険者の日常」 奈良一平 …ほのぼのファンタジー度 96%
前作「ネコあね。」が好評だった奈良氏の新作で、今回はファンタジー。とある村に定住し、村の為にダンジョンに潜って糧を得ている冒険者・ハジメはある日ダンジョンで空腹の女の子・リルイを助ける。生き馬の目を抜く冒険者生活、お人良し、甘い奴という評価は死活問題になる…それが分かっていてもリルイをほ放っておくことも出来ないハジメは彼女と共同生活を始める。でもリルイはただの少女じゃなくて…という作品。「ネコあね。」を支持していたファンを裏切らない、基本はハートフルでほのぼのとしたな作風になっています。
ハジメ:俺の仲間になるなら泣くな!!


1444.「バテリバイス」 作:千賀史貴 画:赤岸K …2部がないってんなら勿体無さ過ぎ度 100%
自らの体から発生する電気をエネルギーとして生きる人々の島。貴族は空に浮かぶ城に住まい、地上の民を雷の檻に閉じ込め、彼等の電気を搾取していた。貴族達から自由を得んとする抵抗組織を監視する為に地上に送られた「西の農園」領主の弟・シビウとその従者ハルギタは帰還予定の日に予期せぬ事件に巻き込まれて…というファンタジー作品。緻密ながらも荒々しい描写も作風にマッチしています。「銃夢」のTUNED編や、ゲームの「ゼノギアス」、「メタルマックス」等の世界観が好きな人にはオススメの作品。残念ながら全2巻で「第1部完」になっちゃってますが、これからが面白くなりそうな所なので続きをやらないとしたら勿体無さ過ぎる作品です。
ヘジ:クズで結構。善人ぶって犬死するくらいならクズのまま生き続けたほうが利口だろう


1443.「はんなりギロリの頼子さん」 あさのゆきこ …京都コワい、度 78%
世界有数の観光地・京都の一角にある小さなタバコ屋の店番・頼子さん。鋭い目つきとぶっきらぼうな態度で誤解されがちだけど、実はとても優しく親切で…という、観光地・京都を題材としたハートフルドラマ。ご当地作品的な意味合いもあり、名所、名物の紹介や京都のあるあるネタも豊富な作品。「ぶぶ漬け」的な京都の嫌なウワサとかも題材にしています。
頼子さん:そんなことどーでもよくなる様な場所教えてあげる


1442.「超人間要塞ヒロシ戦記」 作:大間九郎 画:まつだこうた …ギャップ度 100%
中華料理屋でアルバイトする女子大生・しずかはバイト仲間のフリーター・ヒロシに恋をしている。しかし実はこの恋はとある国家の存亡をかけた大事件になっていた…という、読まなきゃ「何のこっちゃ?」な設定のユニークな作品。ネタバレとしては、このフリーターのヒロシが実はスカベリア姫国という宇宙人の国家を内包した"外生物擬態都市型宇宙要塞艦『緋炉詩』"…いわば人の形をしたマクロス(強攻型とかではなく)であり、とある女の子の片思いから始まる甘酸っぱい恋、という青春ラブコメの裏側で、国家存亡に命を懸ける人々のドラマが繰り広げられる…というギャップがたまらない作品なのです。変わった漫画が読みたい、という人は是非。
トオル艦長:この国の男はみんな、いちど姫様に恋をする。引き際間違えて姫様傷つけるんじゃねーぞ


1441.「百万畳ラビリンス」 たかみち …ネタバレ不可度 95%
ルームシェアし、ゲーム会社でバグ探しのバイトをしている礼香と庸子はある日、謎の木造住宅を模した迷宮に迷い込んでしまう。迷宮を探索し、迷宮のルールを徐々に知っていく2人は、彼女らがバイトするゲーム会社のデザイナー・多神に接触するが…という、概要を説明するのに大変悩まされる作品。ただコレが物語として一本スジが通っていて大変面白かったりする困った作品でもあります。色々語れないのは、この作品は2人の主人公の視点に合わせてライブ感覚で読んだ方が絶対に面白いからなのですよ。ちなみに作者の本業はイラストレーターなのですが、上下巻の短編ではあるものの物語の構成と言うか、見せ方は本業の漫画家も真っ青なレベルかと。良く出来たSF映画を1本見るつもり読んで欲しい作品です。

礼香:じゃあ3!「施設に残り支配者として君臨する」で!


1440.「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」 新島秋一 …確かに可愛い度 92%
福岡生まれで東京育ちの高校生・東京(あずまみやこ)の学校に、福岡にいた幼少の頃を仲良く過ごした福岡の幼馴染・博多乃どん子が転校してきて…という4コマで、タイトル通りの題材をウリにした作品。同じく博多弁キャラが話題となった「波打ち際のむろみさん」とか、が好きな人とかにはオススメです。確かに方言を喋る女の子って可愛く感じるんですが、それは方言を使う子の純朴さであったり飾らなさだったりがあってこそな訳でね、その子が喋るから可愛い…ってのはあると思うんだな、うん。そういう意味ではどん子ちゃんは確かに可愛いと思います、ええ。
どん子:じゃあ後ろにヤクザがおったら相談するね


1439.「姫じゃなければ殴ってる」 長岡太一 …クズ姫度 70%
神より力を授かった光の姫なのに、人を土下座させるのが大好きなクズ姫・ミキ。そんな姫の巡礼の旅に加わる事になった魔法使いのナナミはストレスが溜まる一方。でも実は一見傍若無人に見えるミキが極度のヒビリであることが発覚し…という、ファンタジー系コメディ。ミキを始め、変人揃いな作風です。
ミキ:妾を仲間にしてください


1438.「とらぶるBREAKER」 とんぷう …もう少し見たかった度 88%
大鳳学園のたった一人の探偵同好会部員(即ち部長)である須藤優美が「おみくじチョコ」を食べつつ学園で起こる数々の事件や学生たちのお悩みをズバッと解決していく…という学園ライトミステリー。ライトとはいえど持ち込まれる事件や悩みというモノは割とエロ方面寄りだったりはします。おみくじチョコがイマイチ舞台装置として上手く機能していない気がしますし、作品自体も単巻で終わってしまっていますが、無駄な重さが無く軽く気楽に読めるの上、割と人物設定や相関が面白かったりするので個人的にはもう少し長く読みたかった作品です。イメージ的には「とっかぶ」とかに似てるかもしれません。
笹山先輩:確かにこういう輩が許しがたいのは分かるわ。だけれど行き過ぎた正義は時にその本質を失うの


1437.「惰性67%」 紙魚丸 …何となくうらやましい度 82%
美術系の大学に通う女子大学生・古澤みなみとその友人たちが、彼女の部屋に集まっては、そこそこ楽しそうなダラダラとした青春を過ごす…という作品。テンションの高さこそ違うものの、基本的なノリは「ぐらんぶる」とかに近いかも。あっちが体育会系とすれば、コッチは文化系サークルみたいな感じでしょうか?それと、「ぐらんぶる」は男メンバーが振り回す側ですが、本作は女キャラの方が割と引っ掻き回す側です。私は大学行ってないので大学性の生態についてどの程度リアリティがあるのかは分かりませんけども。割と露骨な下ネタとかもあります。
みなみ:ぶ~答えはフェラチオ~!!


1436.「浮谷東次郎物語 俺様の青春ロード」 森田信吾 …伝説度 90%
1960年代初頭の日本のモータースポーツ創生期において活躍し、練習走行中の不幸な事故により若くして亡くなった伝説のレーサー・浮谷東次郎の半生を描いた伝記的漫画ですが、実は昔ヤングジャンプにて連載されていた「栄光なき天才たち」の浮谷東次郎氏のものを単巻にまとめて再録した作品。浮谷氏のみならず、彼のライバルとして描かれる日本のカーレース草創期を支えた名レーサー・生沢徹氏や、浮谷氏と交流のあった人物として、自動車ショーのモデルカーやレーシングカー製作会社・童夢の創業者である林みのる氏、ホンダの創業者・本田宗一郎氏の長男でホンダ車専門のチューンナップメーカー・無限の本田博俊氏なども描かれているのが特徴です。
林:俺もう誰とも口ききたくないわ


1435.「星野、目をつぶって。」 永椎晃平 …小早川の気持ちは分からなくはない度 95%
クラスの人気者のギャル・星野には、実はスッピンだとかなりの地味顔、という誰にも言えない秘密があった。そんな彼女と秘密を共有する事になったのは、学園生活を退屈なものと見限るクラスメイトの男・小早川。彼の学園生活は美術部顧問で星野とは幼馴染でもある教師・弓削に星野のメイクを頼まれた事で徐々に変化していき…という作品。大別すればラブコメの範疇なのでしょうが、割と学生時代の暗部というか、輝いているばかりではない部分の描写があるのが特徴の作品で、作風こそ全然マイルドかつライトではあるものの、「君の名は。」に隠れてしまったとはいえアニメがヒットした「聲の形」に似た雰囲気…というか、近い青臭さを持つ作品。余談ですが、ヒロイン枠なら松方さんが一番美人だと思います。
小早川:他人の正しさに、間違いに、乗っかるんじゃねぇ


1434.「テコンダー朴」 作:白正男 画:山戸大輔 …トンデモ主張度 89%
テコンドー使いを主人公にしてはいるが、その実中身は韓国マンセーに見せかけつつも様々な事例の韓国起源説を完全におちょくっていく…というスタイルの作品で、ネット界隈で右気味な主張をする一部の連中に人気の作品。実は韓国の国会でも取沙汰されたんだとか。正直あんまり褒められた漫画とは言えませんが、登場する韓国起源の主張自体は実際にかの国の人が言い出したものである…というのはトンデモを笑う、という形で面白い作品になっています。ちなみにテコンドー使いと言う割に足技を殆ど使っていないのは突っ込むべき点なんだろうか。(笑)
朴:劣等民族チョッパリ(日本人野郎)と世界最高民族(韓国人)とでは友達になるのはやはり無理だったな


1433.「超兄貴 愛のゴールデンボール」 作:菊野郎 画:エクストリーム …一人鉄山靠決めてみない度 68%
お馴染みイダテンとアドン&サムソンがボ帝との決戦の最中ビルダー星系から遠く離れた地球の日本に飛ばされてしまい、元の世界に帰る為に"愛の金玉(ゴールデンボール)"を集める事に…というカルトな人気を持つゲーム「超兄貴」をベースとした作品。田丸版と違ってイダテンは木こりのジョーイではなく、ガスパリ様とかエデン自警団とかも出て来ません。
ボ帝:…フン 悪くはなかったのだがな


1432.「ゴブリンスレイヤー」 作:蝸牛くも 画:黒瀬浩介 キャラクター原案:神無月昇 …主題より凌辱シーンが目立つ度 75%
冒険者になったばかりの女神官が初めての冒険に選んだのはゴブリン退治。しかし弱小と侮っていたゴブリンの巣でパーティは壊滅。その窮地に現れたのは粗末な鎧に身を包む男。彼は"ゴブリンスレイヤー"と呼ばれるゴブリンを専門に駆逐する銀等級の冒険者で…という作品。元々は作者がネットに投稿していたアスキーアートが原型で、それをライトノベルとしてリライトしたものらしいです。「まおゆう」と同様、ゴブリンスレイヤー以外はキャラクターの固有名詞がないのが特徴。ついでに「ベルセルク」並にパッと出女性キャラクターの凌辱描写…まぁ早い話レイプシーンが多いのも特徴か。
ゴブリンスレイヤー:人前に出てこないゴブリンだけが良いゴブリンだ


1431.「青猫について」 小原愼司 …バイオレンスだがグロさはない度 70%
太平洋戦争終戦直後の日本を舞台に、焼け野原となりやくざにより無法地帯となった闇市で仇を求めひたすらやくざ者を切り捨てる"青猫"と呼ばれる少女刺客を主人公とした作品。ちなみに青猫とは早い話、黒猫の事。割とバイオレンスな描写がありますが、絵柄が割と少女漫画的なタッチのせいかそんなにくどくないのが特徴。昔の邦画の様な作品です。
木島:女なんざ生臭くっていけねぇ。

1430.「少女騎士団×ナイトテイル」 犬江しんすけ …マイナースポーツ度 100%
女子高生・天川しのぶがえっちなおじさんに電車で痴漢されている所を救ったのは、全身西洋鎧で固めた謎の人物。自らを"騎士"と称するこの人物、実は銀髪碧眼の美少女・春日井奏で、世界一の騎士を目指す為、西洋の甲冑を着て剣や槍、盾を用いて戦う競技「へヴィファイト」の名門・聖アグリッピナ女子学園のセレクションに乱入し…という、女の子が重たそうな鎧を着こみ、剣や斧、槍で殴り合う作品。実は、この嘘臭い(失礼)「へヴィファイト」なる競技は実在!!という事で、マイナースポーツ漫画でもあります。また、奏でが正当騎士団と呼ばれる者達から忌み嫌われる「紋章なき騎士(クレストレス)」と呼ばれる一族である等、今後の展開が気になる作品になっています。マイナースポーツ好きなら是非。
奏:そもそもだな、あなたがたはぼくが婦女子を襲うと疑っているようだか、ぼくはどちらかと言えば…襲われるほうなんだぞっ!


1429.「つぐもも」 浜田よしかつ …案外アクションが面白い、度 85%
ウェブコミックから始まって何度か連載元が変わっている作品で、2017年にはアニメになる作品。生まれつき「すそ」と呼ばれる怪異を引き寄せてしまう中学生・加賀見一也がかつて亡き一也の母とコンビを組んでいた帯の付喪神・桐葉と共に土地神であるくくりから怪異を調伏する「すそはらい」となる事に…という、退魔アクション漫画。物語の展開自体は然程斬新さは感じられないものの、帯という特殊な得物をユニークに駆使する戦闘シーンが何気に面白い作品。お色気シーンが割と頻繁に出て来ますが、この頻度は作者のストレスと比例するんだそうで。雰囲気で言えば、本作の方がややライトですが「朝霧の巫女」や「カムナガラ」に近いかも。
一也:マッチョマッチョマッチョ...


1428.「新 闇狩人」 作、絵コンテ:坂口いく 画:細川真義 …「必殺」度 90%
裁かれぬ悪を始末する復讐代行人「闇狩人」が都市伝説となった現代を舞台に、漫画家志望の地味系…だが実は巨乳美少女というお約束な女子高生・士堂瑠璃を主人公とした新たな「闇狩人」で、カノジョ、実は初の女性闇狩人だったりします。本編主人公の間は彼女が憧れる漫画家として登場したりします。奇抜さを排し、原点回帰とも言える展開が心地よい作品。また、主人公の素性に何らかのギミックが仕込まれていそうな感じで先が気になる作品になっています。殺しのシーンが本編よりも「必殺」チックなのも好印象な作品。超人バトル的なネタに走らないで地味に光って欲しい作品です。
瑠璃:子供が可愛くない親は居ないなんて無責任な言葉、誰が言ったんだろう



1427.「闇狩人異伝 Dの軌跡」 坂口いく …「仮面ライダー」度 70%
コチラは本編連載終了から5年後に描かれた作品。但し、設定の根本や世界観は「闇狩人」と共通で、本編でお馴染みの"金も力もある色男"が登場したりしますが、主人公が"そのまま戦場にも出られる強化服"と"理論上最強のバイク"を駆る事や、彼のバイクを作ったキャラクターの名前など「仮面ライダー」を使って「必殺」をやってみました…という様な印象の作品に仕上がってます。
大悟:死んだ人間に対して何やっても意味はねェが…死んだ人間にたのまれた金をつっかえすわけにもいかなくてね


1426.「闇狩人 家族の肖像」 坂口いく …「必殺」度 90%
本編終了した3年後に展開した新たな「闇狩人」で、闇の世界から足を洗った本編主人公がとある事件に巻き込まれた事で闇狩人として復帰する様を描いた表題作の他、流れの闇狩人・工藤を主役とした短編「蛍」、そして間の祖先と思しきある変わった剣客を描いた「無名の剣」という3本立ての短編集。個人的には本編より好きだったりします。
間:クズってぇのはよォ俺達人殺しだけだよ…


1425.「闇狩人」 坂口いく …「必殺」度 85%
「ジョジョ」や「ジャングルの王者ターちゃん」が週刊の方で連載スタートしたのとほぼ同時期に、月刊ジャンプの方で連載がスタートした漫画で、法で裁く事が出来ない悪を被害者の恨みを代行して人知れず暗殺する殺し屋を描いた作品。言うまでもなく時代劇の「必殺」シリーズから強いインスパイアを受けたであろう作品。主人公は漫画家志望の苦学生で武器は鋭く研いだステンレス製の定規と丸ペンで、同じく「必殺」をモチーフにしたであろう「ブラックエンジェルズ」よりは荒唐無稽な方向に走っていない分「必殺」テイストはあるかも。同名のレディースコミックが存在するので要注意。何故か最近になって舞台になっています。
間:極道(バカ)は極道(バカ)同市で…殺りあってりゃいいんだよ


1424.「千早さんはそのままでいい」 くずしろ …ホント、そのままでいい度 100%
スレンダー体型に憧れる女子高生・千早さんは幼馴染の志真君に見守られつつ日々ダイエットに勤しもうとするが、欲望…というか食欲に従順で自分にちょっぴり甘い千早さんはオイシイ食べ物の誘惑に勝てずに…というダイエット奮闘コメディ。ヒロインが巨乳ムチムチ系で、男の子の幼馴染、という事で「天野さんはスキだらけ」とはやってる事は割と違うものの、非常に似た香りのする作品です。ポッチャリ系ヒロインのブームでも来てるんだろうか?「琴浦さん」等と同じく変則的な部分4コマ作品で、我慢しきれずに食べちゃう千早さんの食事シーンが何ともエロいのが特徴です。
志真:世間的にはアウトかもだが、俺的にはセーフ!!


1423.「ネオ寄生獣」 作者多数 …原作の懐の深さ 82%
残念ながらアニメや映画にもなってしまった傑作「寄生獣」のトリビュートアンソロジー。女性作家の「ネオ寄生獣f」は評判が芳しくなかったのでスルーしましたが男性作家版のコチラは面白いです。個人的イチオシは「鉄風」の太田モアレ氏が描いた「今夜もEat It」という作品。絵柄自体もかなり岩明氏のものに似せており、その意外とも言える内容も含めてかなり面白い作品になっています。まんま自作の世界に引きずり込んじゃった真島氏のはイマイチでしたが。
山脇仁太郎:ハッ


1422.「ガタガール」 小原ヨシツグ …ゴム長萌え度 82%
インドア中学生の潮崎干太が姉の強引な誘いで連れ出された干潟観察会で出会った干潟大好き美少女…実は彼女は干太のクラスメイトで密かに憧れていた隣の席の七瀬さんだった。七瀬さんの誘いから下心丸出しで生物部に参加する事になった干太と仲間達の干潟生物青春グラフィティ。干潟に住む海洋生物等のウンチクが豊富で、読んでいる内に人に話したくなる雑学が増えていく面白い作品で、TOKIO「鉄腕DASH」の「DASH海岸」とかの企画が好きな人には特にオススメの漫画です。先日紹介した「秘密のレプタイルズ」とかもそうですが、この手のウンチク重視の漫画、面白くって良いと思います。
干太:いや、この子…七瀬さんじゃん…


1421.「ごにんばやし」 水瀬るるう …「けいおん」のパクリと呼ばれそう度 85%
2分枠ながらアニメにもなってそこそこ好評だったらしい「大家さんは思春期」の作者の新作で、女子高生がバンドを結成…という、まんま「けいおん」な作品。但し、コチラのバンド編成は琴(正確に言えば筝)、三味線、ドラム、篠笛というかなり奇天烈なのが特徴。ただそれを独自性とは中々言ってはもらえないのが辛い所かも。実際、早くも「今更『けいおん』のパクり?」的な批判はされてしまっている様で…。個人的には面白い題材だと思うので、頑張って欲しい所ですが…はてさて。
ミッチーの祖母:私も色々あったけど、愛がなきゃこんな年までやってないからねぇ


1420.「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」 赤坂アカ …駆け引き度 95%
かつて貴族や士族を教育する機関として設立され、今も富豪名家の子息子女が通う名門・秀知学園。その生徒会で出会った二人…副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに相思相愛の筈なのだが、その高いプライドから素直になれず、何事もなく半年が経過。そんな二人の関係はいつしか「如何に相手に告白させるか」とお互い姦計を巡らす様に…という、「恋愛は告白した(好きになった)方が負け」を主題としたラブコメ作品。かなり特殊な演出ではありますが、昨今のラブコメでもコメの方に重きを置いた作品群では有数…屈指の面白さを誇る作品。特にナレーションの上手さには光るものがあります。プライドの塊なへそ曲がり二人のやりとりが抜群に面白い、非常にオススメの作品です。
白銀:とにかく告白しなきゃ何も始まらん。変に策略を練って駆け引きなんてしても話がこんがらがるだけで良い事ないぞ(あれ…ここにきてなんだろうこのセリフの重み…)


1419.「世界は優しさで溢れている」 松本清志郎正和 …幼女の優しさが沁みる度 100%
自由人…と言えば聞こえはいいが、無職でパチンコ漬けのおじさんと、そんなダメなおじさんを見守り応援している姪っ子(10歳)杏ちゃんの織りなす日常コメディ。「誰も傷つかない心温まる日常コメディ」という謳い文句通りの、非常に暖かく、優しい漫画作品になっています。同じダメ人間として同意してしまいそうになるおじさんの言動(何故か紙袋を被っている)もそうですが、何と言っても杏ちゃんの幼女とは到底思えない包容力にすっかりメロメロになってしまう作品です。(いや、ロリコンじゃないよ/笑)読むとほんわかした気持ちになれる作品で、打ちひしがれた時に処方すると気分が楽になるかも。
杏ちゃん:うんっ!!おじちゃんが働く気が出たのは何よりだよぅ。


1418.「八雲さんは餌づけがしたい」 里見U …雰囲気重視度 88%
アパートで独り暮らしの未亡人・八雲柊子さんの隣人は、特待生として高校に入学して独り暮らしをする高校球児・大和翔平君。八雲さんはあるキッカケから男子高校生の大和君の食事の世話をする様に…という未亡人による男子高校生餌づけ漫画。但し、エロチックな要素は割かし薄目で八雲さんは「誰かに作ったご飯を食べてもらいたい」というモノで、若いツバメ云々…という要素はあまりなさげな雰囲気。ただ、三十路前の未亡人と独り暮らし高校生、という二人の関係が互いに隙間を埋め合っている様な構図とも言える訳で、大和君に惚れている美少女幼馴染の存在もあって、どうなるか続きを期待してしまいます。「木造迷宮」的な雰囲気重視の心地よい作品です。
八雲さん:ずっと大和クンの事待ってたんだ。一緒に 桜…見てほしかったから…


1417.「DNAは教えてくれない」 みんたろう …百合臭 79%
地球上の動物達の一部の個体が突然人間の少女に変身してしまう…という現象が起きている世界で、元動物の少女…通称アーコイド達が人間社会に適応させる為に設立された学園都市・アニマリウムでの共同生活を描く作品。絵柄やネタから動物擬人化…早い話、獣っ娘萌え漫画的な印象の作品。実際8割方その印象は間違いではないんですが、各動物の固有の生態や特徴なんかにも踏み込んでいる作品だったりもします。重さとかシリアスさはあまり感じないので基本獣っ娘がキャッキャウフフ…というのがメインではありますが、見かけよりも真面目で知的な要素も持つ作品。ただ、如何せん擬人化と百合要素のおかげでダメな人はダメ、という作品ではあるかと。
ようこ:飼育されてたからって甘えてちゃダメ!!


1416.「秘密のレプタイルズ」 鯨川リョウ …マニアック度 77%
平凡なサラリーマン・海原入鹿がふとした事で訪れたペットショップ。そこで出会ったのは爬虫類大好きな美人店員・長良永。ちょっと変…個性的な彼女に言いくるめら…誘われて、入鹿の刺激的なペットライフが始まる…という、爬虫類ペット漫画。ペットを題材とした漫画でも割とキワモノの部類と言えるかもしれませんが、案外爬虫類好きでヘビやらトカゲを飼っている人って身近にいます。(体験談)漫画としてもコミカルと面白い作品。ちなみに、作者はペンネームこそ違いますが、ちょっと前に違法アップロードにキレたツイートを書いていた成人向け漫画家の人です。
長良さん;今晩ハ虫類。


1415.「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」 ぽんとごたんだ …ゲテモノ度 97%
成績優秀容姿端麗、可憐で清楚な佇まいから学校では男女問わず人気の桐谷さん。実は彼女は食に対する好奇心が異常なほど強くて…という雑食…というより悪食コメディ。そんな彼女を幼少期から知る教師の榊は持ち込む危険な食材に悩まされる…というのが物語の中身。カエルやヘビ、サソリといったモノからずいきやゲンゲ、コイといったマイナー気味な食材、極めつけは豚の睾丸とか…そういったモノのシメ方やら下処理、調理方法等が網羅されたキワモノ、誰得な非常に楽しい作品になっています。実は私、カエルとヘビは食った事あるんですよね。余談ですが実は昔、作中でネタになっているスネークセンターに行った事あるんです。結構面白かったですよ。
桐谷さん食べたい食べたいオチンチン食べてみたーい!


1414.「ねこったけ!」 灘谷航 …猫愛度 100%
可愛らしくも美しく、懐いたかと思えばそっけなかったり、その気ままでマイペースな様が人を魅了する猫…その魅力に取りつかれた高校生・富士健祐はある日、猫の言葉を完全に理解し「猫拳道」なる武術を操る謎の男・根古屋仁に弟子入りする事に…という猫コメディ。猫カワイイ、と言っているだけの漫画とは違い、猫の生態や習性などもネタとしているのが特徴。主人公が根古屋に弟子入りする条件として猫を飼う事になる為、猫を飼った事のある人にはあるあるネタ的に、猫を飼いたいと思っている人にはその注意ポイントがさり気なく描かれているのが高ポイントかも。猫好きの漫画好きなら押さえるべき作品と言えますな。
富士:うーん…まぁそれでもいいんだ。ネコ見てるだけで、楽しいから


1413.「魔王の始め方」 作:笑うヤカン 画:小宮利公 …殆どエロ漫画度 90%
長き研究の末に高濃度の魔力の結晶を見つけ出した老人がその力で若返る。男はオウルと名乗り、自ら召喚したサキュバスのリルらと自らの牙城となる地下迷宮を築き、世界征服を目論む…という、チート魔王主人公モノ。ただこの作品の場合武力制圧より調略や策謀がメイン。英雄の星を持つ娘・ユニスらをその手練手管(というかぶっちゃけセックス)で懐柔し臣下にしていくのも特徴。そんな訳で、中身は殆どファンタジー系18禁エロゲーな作品になっています。
オウル:どうせ傍に置くなら見てくれだけでも美しく若い女が良い。だからお前を選んだ。


1413.「蜘蛛ですがなにか? 作:馬場翁 画:かかし朝浩 キャラクター原案:輝竜司 …転生度 95%
ある女子高生が目覚めると、そこは何故か異世界で自分は蜘蛛に転生していた!!という、最近よく見る気がする異世界転生モノ。敵を食ってスキルやアビリティを得ていく、というのは「Reモンスター」にクリソツですが、コチラは転生前が普通の女子高生で前世の能力や記憶、知識といったモノはあまり役に立っておらず、仲間も出来ずに孤独ながらもミョーに強いメンタル面で頑張って乗り切っていく…というのがウリ。ゲーム的なノリも共通で、この手のRPGとかが好きな人にはオススメの作品。バトルシーンも意外や意外で凝っているのが好印象です。
主人公:やかましいっ魔物しか喰う物ないんだもんよ


1412.「桃色メロイック」 福田晋一 …シスコン度 74%
建設現場で働く大和はとにかく実の妹・まさきを溺愛!!そんな彼は周囲に引かれるのも関係ない!!という、兄妹愛というには大分行き過ぎて踏み外しかけの感情を持つお兄ちゃんと、そんな兄が大好きな天真爛漫の妹の日常を描く作品。大和のまさきに対する感情はともかく、恐らくはとび職と思しき大和が仲間と繰り広げる会話とかが、なんだか私的にすごく親近感が湧くモノになっています。まぁ、仕事そのものは休憩時間しか描かれてないんですが。兄妹愛云々以前にラブコメとしてもちゃんと読める作品です。
大和:どこが汚らわしいんだよ!!俺は純粋な気持ちでパンツ見たんだよ!!下心じゃねーぞ!!


1411.「ピンキーは二度ベルを鳴らす」 うめざわしゅん …渋い度 91%
大男を連れ、葉巻を愛用する小人の中年男は裏社会の問題解決人として"硫酸ピンキー"と呼ばれ知られた男。そんな彼の元にはいつも訳アリの女が現れる…というハードボイルドノワール。主人公が裏社会で生きるには多少不便そうな小人でありながら、そんな事を微塵も感じさせないピンキーのキャラクターが渋く、際立っている作品。過度なバイオレンス描写は少ないですが、悪い男がバシッと裁かれ、弱い女が強く生きる決意をする、という単純ながらスカッとした展開が良い作品。何より、ピンキーというキャラクターに尽きる作品です。
ピンキー:生き方を学んでから生まれてくる奴はいない。皆生きながら学ぶんだ。


1410.「SS エスエス」 東本昌平 …三菱度 84%
二輪車を題材とした作品で知られる東本氏が描いた唯一の四輪を題材とした作品で、哀川翔氏主演で映画にもなっています。中身はかつてラリードラだったがワークス一歩手前で挫折した主人公・大佛が勤め先の整備工場の片隅で眠っていた悲運のグループBマシン「スタリオン4WD」を駆り夜な夜な峠を走るが、そんな彼の走りはいつしか走り屋の中で噂話として有名になっていき…というモノ。WRCにおける三菱ワークスや、グループBについても薀蓄が描かれているのでラリーファンにはかなりオススメの一本。また「頭文字D」や「オーバーレブ」と同様、峠族を題材としていますが若者を主人公とはせず、中年男の再起を描いている作品でもあります。題材は全く違いますが、むしろ雰囲気としては「イリヤッド」とかに近いかも。
大佛:おっ!?いいねぇ…若いねェ!


1409.「徒然チルドレン」 若林稔弥 …ほっこり青春度 97%
元々はニコニコ漫画に作者がユーザー作品として投稿している作品で、そこで人気を博し別冊少年マガジンで連載されるようになった作品。タイトルも作者のHPからとっています。中身はとある高校での青春オムニバス4コマで、こういう形態の作品の割に登場人物が非常に多いのが特徴。毎回特定の男女にスポットを当て、何とも甘酸っぱい青春が展開されています。単行本では各キャラクターが特定のテーマで一言コメントするオマケが巻末にあり、それが実に"らしい"ものになっていて楽しいんです。私のオススメは、しば…ミス・ワビサビと、皆川さん、生徒会長と梶さんのエピソードが気に入ってます。
パトリシア:私アナタノコト寿司!!


1408.「手品先輩」 アズ …先輩可愛い度 92%
手品が大好きなのに100%失敗する、無防備で巨乳、可愛いけどドジで人見知り…というポンコツな先輩と、彼女に半ば無理やり助手にされてしまった後輩君が織りなすショート形式の手品ギャグ漫画。手品で使う鳩やグッズに関してさり気なくウンチクが入っていたりしますが、基本はダメでポンコツな先輩を愛でる作品かと。私くらいの歳の男なら、自分の学生時代にこんな先輩居たら人生変わってたかも、なんて自身の青春を呪ってしまうかも。ちなみに登場人物で固有名があるのが鳩とスプリングアニマルだけ…という変な作品でもあったり。
先輩:な…なんと!後輩君のせっ千円札は…!私の財布に移動していたのです…!!


1407.「バックストリートガールズ ~ゴクドルズ~」 ジャスミン・ギュ …出オチで終わらない度 99%
ドジを踏んで組に多大な損害を出してしまったヤクザ3人が組長の思い付きでタイで性転換手術と全身整形してアイドルグループ"ゴクドルズ"としてデビュー!!そしたら何故か売れちゃったよおい!!という出オチの様なギャグ漫画。悪魔の様な組長に振り回される3人が哀れなんだけど笑っちゃう…という作品。ギャグ漫画としての質は「ヒナまつり」とかに近いかも。非常にオススメの作品です。実写ドラマとかにしたら凄い事になるんじゃないかな、と。
マリ(リョウ):あのね~最近陰毛に白髪が一本生えたんすよ…ショックでしたわ~…


1406.「FLAT OUT」 しんむらけーいちろー …ラリー度 90%
コレも珍しいWRC(世界ラリー選手権)モノ。ラリージャパンのテストで地元…父がタイムレコードを持つ雪の峠道を訪れたスバルワークスの王者に、主人公・剣龍也がポンコツレガシィで挑む所から始まり、数年後プライベーターとしてWRCに挑戦し、そこで奇跡を起こす、というモノ。インプレッサやランエボが出ずっぱりで、迫力のあるラリーシーンが魅力の作品。作者も元々公道レース等のクルマ関係の漫画を多数書いている人です。WRCに関するウンチクも割とあります。主人公の性格設定は「capeta」に似てるかも。
龍也:あのWRCカーも帝王もすごいよ。でもココは誰にも譲るワケにはいかないんだ


1405.「NAVI」 新谷かおる …結構トンデモ度 80%
密かにOVAにもなっている隠れた名作「ガッデム」に続く新谷氏のWRCを題材とした作品。ユニークなのが、タイトル通り主人公がドライバーではなくナビゲーターである点。ラリーにおけるナビゲーターはドライバーと共にコースを何度も走り、レッキ帳と呼ばれるペースノートにコースの道順や路面の状態、コーナーの角度などをまとめ、本番ではそれを読み上げてドライバーをアシストする役割の人。本作の主人公・日下龍介は特定のチームには属さない流れの凄腕ナビゲーターで、優勝請負人…となっています。ガチの目で見ればツッコミどころがありますし、全1巻で人気も出なかったんでしょうが中々面白い作品かと。WRC自体、漫画の題材にされる事が稀なのでラリーファンには必見かも。
龍介:おれはナビゲーターだ。ドライバーが車を走らせる走らせる意思がある限りおれは必ずフィニッシュさせてやる


1404.「灼熱カバディ」 武蔵野創 …ネタでは無い度 95%
全国4位にまでなったのに、スポーツは嫌いだとしてサッカー部の勧誘を頑なに断る元有名サッカー選手・宵越竜哉。そんな彼が半ば無理やり見学に連れてこられたのがカバディ部。内心馬鹿にしつつ見学する彼の目に飛び込んできたのは、格闘技の様な激しいカバディという競技の本当の姿だった…という、カバディを本格的に扱ったスポーツ漫画です。ネタとしてしか知らない人が多いであろうカバディですが、ゲームルール等が分かってくると実際に試合とか見てみたい!と思わせる作品になっています。真っ向勝負のスポ根漫画ですよ。
宵越:…つまんねーよ。勝たなきゃつまんねー!!


1403.「善悪の屑」 渡邊ダイスケ …「仕置人」度 100%
坊主頭の強面店主・カモと関西弁の兄ちゃん・トラがいる「カモメ古書店」。この店を訪れるのは、絶望の淵に立たされた被害者や遺族。彼等は復讐代行屋であり、金を貰って晴らせぬ恨みを晴らし、許せぬろくでなしを…という、現代版「必殺仕置人」。「仕事人」でないのは彼等が仕事の際、標的に拷問じみた事をやってのける点が「仕置人」に近いから。キャラクター配置も非情で冷徹なカモを「念仏の鉄」とするならば、情にほだされ易く暴走しがちなトラは「棺桶の錠」なのです。被害者や遺族に直接手を下させる同業者や、カモとトラから逃げおおせた連続殺人犯がいたり、と続きが気になるところで「外道の歌」に続いています。モロ現代版「仕置人」なので、初期の「必殺シリーズ」のファンには是非オススメ。出来ないだろうけど、ドラマ化とかしたら面白そうなんだよなぁ…。
カモ:アンタに一ついっとくけど、人間を殺すなんてやろうと思えば誰にでもできる事なんだよ


1402.「処刑首」 楠本哲 …コミカル&ハードボイルド 70%
腕利きだが自らに課した掟によりターゲットを殺さずに見逃す為、報酬を貰えず結果貧困にあえぐ殺し屋「処刑人」。彼が自らに課している掟とは、ターゲットと直に接触し、本当に殺すべき相手か見極める、という事…という、ハードボイルドな作品。但し、彼が貧困にあえぐ様が強く描かれているせいでコミカルな印象を持つ作品でもあります。モロに「シティーハンター」のあるエピソードと被る話がありますが、恐らく「シティーハンター」みたいな生き方を現実にやろうとすると正解はコッチになっちゃうんじゃ…と思える作品だったりします。カバーに描かれているTT-33の弾丸が、ちゃんと7.62mmトカレフ、もしくは7.63mmマウザーの形状なのに惚れました。(笑)
処刑人:愛なきところに命は不要。そして…金なき者にプレミアム牛丼は不要


1401.「虚構推理」 作:城平京 画:片瀬茶紫 …意外に本格派度 97%
「絶園のテンペスト」等漫画原作者としても知られる城平氏の代表作で、本格ミステリー大賞も受賞した推理小説「虚構推理 鋼人七瀬」のコミカライズ。推理小説、といっても中身はオカルトを題材とした作品になっているのが特徴。幼少の頃怪異にさらわれ、片目片足を失い彼等の"知恵の神"となった少女・岩永琴子と、妖怪くだんと人魚の肉を食べさせられ、不死の身体と未来をつかむ力を持つ青年・桜川九郎が、ある地方都市に出没するアイドルの亡霊"鋼人七瀬"を巡る事件に九郎の元カノで警察官の紗季を巻き込んで立ち向かう、というモノ。オカルトを題材にしたミステリーに見えますが、怪異が実在するという前提以外は極めて現実的な対抗手段を取ったりと、かなり作品としての立ち位置がユニークな作品です。主要3人のキャラクターも魅力的に描かれています。
琴子:主語をはっきりさせてください。サキさんを置いて逃げたのはどちらです?


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