どこまでいくかマンガ1300選

「1200選」の続きです。

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1300.「堕靡泥の星」 佐藤まさあき …色々アレだが傑作、度 80%
ある意味伝説のピカレスク劇画作品。大学教授の神納家に押し入った脱獄犯に強姦されて生まれた子・達也が自身の中の犯罪者の血とサディズムに目覚め、養父を殺害し莫大な遺産を相続し、以降己の欲望の赴くままに生きていく…という内容。女を地下室に監禁して強姦…なんて描写がゴロゴロしている作品で、にっかつロマンポルノや18禁OVA、アダルトビデオの題材にもなってます。でも原作のこの漫画には成人指定とかは今の所無し。悪徳極まる作品ながら物語自体の引きが強く、しっかり骨子があり読ませる作品になっているのが凄い所。
達也:だからその証拠を見せてやろうというんだっ!!殺人者の子はやはり殺人者であった…というその証拠を…な


1299.「クズの本懐」 横槍メンゴ …ある意味リアリティがあるのかも、度 78%
美男美女で理想的な高校生カップルに見える粟屋麦と安楽岡花火。実は二人には互いに違う本当の想い人がいる契約上の恋人同士。二人はお互いを本気で好きにならない事、どちらかの恋が成就したら別れる事、身体的欲求にはいつでも受け入れる事をルールとして付き合っているフリを続ける…という、かなり歪んだスタイルの恋愛物語。ドラマや漫画などの純愛ドラマの幻想を悉く打ち消し、ドロッとした醜い恋愛劇を展開しているのが特徴の作品。ある意味、平日13:30のフジテレビドラマみたいな作品です。物語としては面白いんですが、個人的に登場人物の心情が私にはさっぱり理解できないのが難点といえば難点かも。
茜:なんで?他人(オトコノコ)から向けられる好意ほど…気持ちいいモノなんて…ないのに♡


1298.「サイドキックファイティングルール」 作:ナズカトキオ 構成:津島直人 画:RAZEN …後半が面白い、度 90%
元は美人過ぎるヒーローとして名を馳せたものの、今では落ちぶれて借金と戦う師匠・ブライトウイングと共に戦う無能力なサポート役(サイドキック)・トイバードことカツヲの活躍を描く作品。ヒーローのサポート役をサイドキック、悪役をヴィランと呼ぶなどアメコミ的な要素を取り入れているのが特徴。ヒーローやサイドキック、敵のヴィランにも「カミング」と呼ばれる特殊能力があるのに、主人公はそういった能力が一切無く、ひたすら逃げまどうカッコ悪い展開が序盤では続きますが、とあるキッカケで作品の雰囲気がガラッと変わるのが面白い作品です。
トイバード:カミングなら、もう持ってる!!


1297.「新宿D×D」 作:安童夕馬 画:彭傑 構成:八坂孝訓 協力:Friendly Land …キバヤシ原作度 75%
漫画雑誌アプリ「マンガボックス」で連載している作品で、D×DとはDoctorとDitective…つまり、新宿歌舞伎町を舞台に、小さな診療所を営む謎の男・伊達戌亥と捜査一係の新人巨乳女刑事・醍醐まりあの二人が様々な事件を解決していく…というサスペンス作品。いかにもドラマに向いていそうなコンビモノの作品になっています。原作担当は「サイコメトラーEIJI」等の安童氏ですが、この人、その正体は「MMR」のキバヤシその人(「金田一少年」や「ブラッディマンディ」の原作もそう)です。ちなみに作画担当は台湾の方。
戌亥:しこりがあるぞ、左のオッパイに


1996.「この美術部には問題がある!」 いみぎむる …ライトノベルチック度 85%
とある中学の美術部には少々問題のある生徒ばかり。寝てばかりの部長に、「理想の二次元嫁」を描く事にしか興味のない男子・内巻、奔放で行動が突飛な女の子・コレットさん…そんな中唯一真面目に活動する宇佐美さんは、何故か内巻君の事が気になってきて…という学園部活モノラブコメ。所謂日常系のラブコメ作品で、設定や物語の展開、画風共にライトノベル的なノリに。ともあれ、立花先生が可愛いです。
内巻:開けてみてのお楽しみです


1295.「帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!?」 石田あきら …終わり方が半端度 90%
乱立した「まおゆう」のコミカライズの1本を担当していた石田あきら氏の作品で、牧場で働いていた怪力の田舎娘・クリスが入学した帝立軍学校の第13分校歩兵科で友人となったクラスメイト達と過ごす生活を描いた4コマ漫画。舞台設定は特殊ですが、中身は「私立彩陵高校超能力部」に近いノリになっています。ファンタジー的な世界観で、ある意味石田版「まおゆう」の前身的な見方も出来る作品ですが、作者の都合で休載が多かったらしく、刊行ペースが極めて遅かった上に「男坂」的な終わり方なのが残念な作品です。
クリス:…だめだよ 自害なんて許さない


1294.「ちおちゃんの通学路」 川崎直孝 …ゲス高生度 100%
FPSオタクでクラスでは"中の下"を自称する若干人見知りの気がある女子高生・三谷裳ちおの登下校中に巻き起こるハプニングと、それを何とか切り抜けようと奮闘する様を描くエクストリーム系通学コメディ。この説明では良く分からないと思うんですが、読むと確かにそういう作品になっています。主人公のちおが若干ゲスで、彼女の親友・真奈菜も負けず劣らずゲス…その他の登場人物も概ね変なキャラ揃いになっています。「ひなまつり」とかのノリが好きな人にはかなりオススメの作品。カバディ部の部長が個人的にヒットです。
老師(というかホームレス):女子高生に触れるのは…女子高生の特権なのじゃぞ?


1293.「るべどの奇石」 室井まさね …不可思議度 87%
世界の珍しい石ばかりを取り扱う謎の石屋「るぺど」とその店の主人である正体不明の14歳・御影硝子。彼女の店を訪れた人々が彼女が扱う不思議な石によって不幸になったり幸福になったり…という、一話完結方式で「アウターゾーン」や「笑ウせえるすまん」、「涅槃姫みどろ」辺りに近いイメージの作品です。作者は「うんちく」シリーズで数本作画を担当している人。今風でもなく派手さも無い絵柄ですが、シンプル故に物語には入り易い…という点は岩明均氏なんかに近い画風かも知れません。
硝子:いし屋「るべど」店主―御影硝子 ヨロシク


1294.「ぜつりん!」 友吉 …出オチ度 90%
平仮名4字のタイトルですが、ラノベ原作ではありません。ありとあらゆるラッキースケベを引き寄せてしまう特異体質の主人公・恵介は実は伝説の勇者で、天界からやって来た魔法天使・リリィと協力して魔王と戦う…と書くとファンタジーっぽい作品を連想しがちですが、恵介が勇者たる証こそ、彼の股間に眠る銃聖器ゼツリンバスター…要するに、股間から生えた巨大な銃、という出オチの様な作品。露骨な下ネタエロ描写のオンパレードですが、エロよりもむしろバカさを強く感じてしまうコメディ作品です。バカ漫画が好きな人に強く勧めたい作品です。「オレたま」とかが好きな人にオススメの作品。
恵介:いやいやいや、聖器である前に性器なんですけど!?


1293.「ぐらんぶる」 作:井上堅二 画:吉岡公威 …全裸度 98%
男子校のノリに辟易し、男女共学の大学入学を機にバラ色のキャンパスライフを夢見ていた北原伊織は未経験かつ泳げないにも関わらず男ばっかりのダイビングサークルに入れられて…という、スキューバダイビングを題材にした全裸系青春コメディ。ダイビングを題材とはしていますが、ダイビングの様子よりもむしろ主人公達の飲み会を中心としたキャンパスライフが中心。ダイビングに関する豆知識的なネタはそこそこ封入されてはいますが、飲み会シーン等の普段生活がインパクトとテンション両方とも高い為、本格ダイビング漫画、というスタイルではない事には要注意です。ちなみに吉岡氏はアニメやライトノベル作品のコミカライズなんかを主に手掛けていた人ですが、本作の作画はアニメ調ではなく青年誌らしいものになっています。
ケバ子:見た目に関係なく優しい人こそが運命の相手だと思わない?


1292.「キュピコ! ふしまつ天使のミスマネージメント」 山下文吾 …ラッキースケベ度 75%
ラッキースケベ的に女子にセクハラ行為をしてしまう為に女子から総スカンされている悲しき男子高校生・伏松君。彼の不幸の原因は数年前、天界から落とされた刺さると異性から嫌われる体質になってしまう銅の矢にあった。彼の救済を命じられ、嫌々ながら人間界に降りて来た銅の矢を落とした張本人・愛の天使キュピコはあの手この手で伏松君を振り回す…というドタバタコメディ。少年誌レベルのチョイエロありですがキュピコはヒロインからは除外されており、むしろゲスさが強調されているのが特徴です。
キュピコ:やだやだ働きたくない~!!!


1291.「涙の乙女」 大西巷一 …マニアック度 86%
不実な男に裏切られ、その復讐の為に男装し、その魅力で男を誘い出してはハンマーで撲殺していったシリアルキラー、マネット・ボヌールや、ジャンヌ・ダルク以前に百年戦争で活躍した雌獅子ことジャンヌ・ド・ベルヴィル、侵略者であるピサロの愛人となったインカ帝国の皇女・キスペといった、ややマイナーながら壮絶な生涯を送り歴史に名を残した女達を描いた作品。「ダンス・マカブル」と同様歴史…特に西洋史に興味がある人には特にオススメです。単行本巻末にはアフタヌーン四季賞受賞の作者のデビュー作も収録されています。
マヌット:死刑執行人さんも惜しいと思います?この首


1290.「サイトー君は超能力者らしい」 いみぎむる …無駄に表紙がエロい、度 80%
スプーン曲げの超能力が使える事が自慢で、それを披露して華々しく高校デビューを飾ろうとしたものの、むしろクラスの笑いものにされて「スプーン」なる不本意な渾名までつけられてしまった少年・斉藤と、彼が入部する事となった超能力研究部の面々の活動を描いたコメディ。斉藤以外の部員は女の子ばかりだが、斉藤の能力なぞ鼻で笑われるレベルの能力の持ち主…というのがキモ。「私立彩陵高校超能力部」に似た設定ですが、割とシリアスなネタもあったあちらとは違い、ラッキースケベ的な描写も多くコミカルな作品になっています。単行本の表紙がミョーにエロいのも特徴。
斉藤:凡人ならね


1289.「クロアキメラ」 空廻カイリ …スカしっぷり 70%
巨大貧困地域「第三管区」は四不象(キメラ)病と呼ばれる人を異形に変異させる奇病が蔓延し、政府から見放され隔離された箱庭。そんな街の路地裏のビルに住む強面の内科医・白部と歓楽街一のキャバレーの看板ダンサー・紅月が第三管区で巻き起こるトラブルを解決していく…という、ファンタジー要素のある街モノ作品。ハードボイルド的な要素が強く、白部は重度の四不象病により獣人となる為アクションシーンも豊富です。「シティーハンター」のコミカルな部分を除いてスカした雰囲気を封入した様なイメージの作品です。
白部:獣人を殺すのは些か骨が折れるんでね


1288.「神殺姫ヂルチ」 的良みらん …ラノベ風度 78%
亡き妹の記憶に苛まれる高校生・春臣は"第七福音機関"なる組織に襲われる。そんな彼を救ったのは"枝"と呼ばれる悪魔・アスタロトを自称する少女・ヂルチだった…という、オカルトの要素を持ったファンタジー。中身は概ね西洋の要素を主体とした「おまもりひまり」と言っていい内容です。ライトノベル的な要素が強い作品になっています。
ヂルチ:あ、あ、悪魔のパンツを勝手に覗くな、阿保!!


1287.「くの一はじめました!」 はころく …アクションナシ度 88%
求人広告での応募で駆け出しのくの一になった、何故か分身の術が使える女子高生・鹿浪かんなの活躍?を描いたコメディ作品。忍者モノではあるのですが、アクションシーンはほぼ皆無であり、お人よし、かつ気立て良しなかんなが本来敵対している筈の他の里の忍者やくの一と仲良くなって、キャッキャウフフ…という作風になっています。
半蔵:もう誰も信じられない


1286.「ディス魔トピア」 里好 …退廃的度 90%
キズナトピアなるSNSにより相互監視が徹底された近未来の街を舞台に、地警による「人狩り」と呼ばれる組織的な人体搾取から逃げるエナとヤヤコの姉妹…実は彼女達は町で噂される地警を狩る「魔女」で…という、SFアクション作品。設定はややっこしいですが中身はド直球で言ってしまうとロリ少女がオッサンを惨殺していく物語、です。悪趣味の度合いは鬼頭莫宏作品並ですが、昨今の映画とかでも見られる情報化が行き過ぎた相互監視社会、という世界観は非常に舞台設定として上手く生きており、その閉塞感や残酷なロリ少女という要素も徹底して「ウケる人にはウケる」作風になっているのが特徴です。
エナ:そうだねシレトコの海が見えるよね


1285.「城下町のダンデライオン コミックアンソロジー」 作者多数 …原作ファン向け度 87%
アニメも好評だったらしい「城下町のダンデライオン」のアニメに合わせてリリースされたアンソロジー本。正直、有名な作家さんはあまり参加してませんが、各キャラクターの特徴を上手く捉えた作品が多いので原作、アニメを見て作品のファンになった人にはオススメ出来るアンソロジー本かと。福品君主役のが1本あったのに花さんは登場すらしていないのが謎ですが。
奏:いいえ、商店街のくじ引きで当たったやつ。ずっと使ってみたかったのよね


1284.「おしえて!ギャル子ちゃん」 鈴木健也 …見た目より良い子、度 90%
webサイトComicWalkerにて連載中の作品で、主人公のギャル子と親友のオタ子、お嬢の仲良し高校生を中心とした日常系コメディ。物語が彼女らの何気ない日常会話や出来事で構成されている正に本当の意味で「日常系」作品。作中ではそれぞれのキャラクターに固有名は明かされておらず、各キャラクターの個性に合わせた愛称でしか呼称されない「まおゆう」パターンになっています。外見は完全に今風ギャルなギャル子ですが、中身は純情かつ心優しい女の子、というギャップが可愛い作品です。サブタイトルが「~って本当ですか?」になっているのも特徴ですが、このサブタイトルでダ・カーポの歌を思い出してしまった私はもう結構なオッサンです。(笑)
オタ子:今の私は陥没乳首博士だ!


1283.「みずいろミュージアム」 あさみゆとり …職業コメディ度 93%
憧れの水族館に就職を果たした女の子・岩井沙夏奈が先輩スタッフ達や水族館で暮らす生き物たちと共に大変だけど充実した日々を過ごしていく…という職業4コマ作品。それなりに水族館の舞台裏などが描かれているのが面白いポイントではありますが、過度に職業マンガ然とは描いておらず、むしろ職場コメディの要素が強め。嫌味が無く安心して読めるのも長所かと。水族館に興味がある人以外にも「みそララ」等が好きな人にはオススメです。
海:おいしーよ!オオグソクムシ!


1282.「シークレットの向こう側」 吉川英朗 …エロ度 65%
7年前、姉・ナナミが失踪した原因と思われる大扉。突如現れたその扉の中に飛び込んだユウト。そこは化物が巣食う見慣れた町"朱い世界"で、そこでは超越品と呼ばれる宝具の奪い合いが行われていた…という、冒険アクション作品。一般誌でも漫画を発表してはいるものの、それが悉く成年向け漫画に片足どころか腰位まで踏み込んじゃってる漫画ばかりだった作者の、意外や意外エロ要素は薄口な割とシリアスな物語を展開しているのが最大の特徴。単行本のカバー裏で死んだキャラクターが皆で飲み会を開いているのも特徴です。
ユウト:護ることができた。次は…取り戻す番だ


1281.「ヒトガタナ」 オニグンソウ …ややありがち度 68%
人の魂をアンドロイドに転送する事で操る、操作型武装…通称「刀」を悪用する犯罪者に対応する為の「対刀犯罪課」と、そこに所属する半人半刀の少年・十種と、「限りなく人間に近い」自律型刀(オートマトン)の少女・羽々斬を軸とした物語。刀同士のアクションが主軸ですが、主人公達を巡る疑似家族的な要素もある作品になっています。三輪士郎氏辺りの影響か陰影やトーンの使い方が独特なのですが、それがアクションシーンで分かり難さを助長してしまっているのが難点かも。ちなみに登場する刀には実在する刀剣や伝説、伝承に登場する刀剣の名がついています。
伊都尾羽張:ただのオートマトンと一線を化す"人らしい機能"とはなんだ


1280.「ダンジョン飯」 九井諒子 …スライム!そういうのもあるのか!度 80%
一部で話題になっている「ドラクエ」などのRPG的な世界観でグルメ漫画…というかなり奇異な作品。ダンジョンで襲い掛かる魔物や、そこら辺に生えている謎の植物やキノコを料理して食べる…というのが大まかな内容。ゲーム等をプレイ中に、「冒険中、主人公達は日頃何食って生活してるんだろうな」という様な疑問を抱いてしまった事のある人には大変面白い作品かも。ただ、モンスター料理は一部お世辞にも美味しそうとは言い難いモノがあるのが人を選ぶかも。ともあれ、非常にユニークな作品です。
センシ:炎龍(レッドドラゴン)を調理するのは長年の夢だったのだ!


1279.「シャドルーのベガさん」 大和田秀樹 カプコン …結構違和感が、度 70%
人気対戦格闘ゲーム「ストリートファイター2」シリーズのパロディ作品で、シャドルーは零細企業的な秘密組織になっており、ベガは子煩悩気味な父親、キャミィがベガの娘、さくらがキャミィの同級生で、クラスの担任が春麗…という構図になっています。個人的に一番違和感があるのは忠臣かつ常識人になったバイソンですが。
サガット:タイガー


1278.「飛行迷宮学園ダンゲロス 蠍座の名探偵」 作:架神恭介 画:猫井ヤスユキ …やっぱり無茶苦茶度 82%
異能に目覚めた人類…魔人が存在する世界で、希望崎学園での生徒会と番長グループの抗争を描いた「戦闘破壊学園ダンゲロス」のスピンオフ的な作品で、魔人ゼロを掲げる天道高校を舞台に、仲間を殺した犯人を差し出しを要求し学園を孤立、占拠した希望崎学園番長グループと、生き残った鈴木三流、学園長の娘・南崎シンリの戦いを描く作品。「戦闘破壊学園」に比べ番長グループのメンバーを殺害した犯人捜しの要素が加わっているのが特徴ですが、基本の破天荒なノリはそのままです。
シンリ:…あんた、ホモなの?


1277.「銀狼ブラッドボーン」 作:艮田竜和 画:雪山しめじ …ジジイカッコ良い度 94%
かつて吸血鬼殺しを生業としていた"銀狼"ことハンス・ヴァービット。老いて現役を退いて久しい彼に警察から世間を賑わせている怪物による犯行と思しき連続猟奇殺人事件「骨抜き事件」の犯人捜索を依頼され…という、老いた英雄の最後の戦いを描いたハードボイルドアクション作品。アクション作品で主人公の年齢が70歳というのはかなりレアな存在かと。主人公が老人、という事でいぶし銀な雰囲気がたまらない作品ですが、主人公に惹かれる半吸血鬼の少女がいたりと日常シーンも魅力的に描かれています。
ココウィル:ちょっと年の離れた彼氏に、忘れ物を届けにね。


1276.「俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。」 さかなこうじ 監修:柴田惣一 …プロオタ度 100%
1993年を舞台としたプロレス"ファン"漫画。周りがアイドルやら他のスポーツに夢中になっている中、ひたすらプロレスにのみ情熱を注ぐ中学生・虎山と、彼のクラスメイトで目立たない存在、かつ「プロレスは嫌い」と言いながら虎山に見事なバックドロップや地獄突きを繰り出すたま子が軸になっています。当時プロレスファンだった人なら思わず頷いてしまう様なネタが豊富です。でも「元気があれば何でもできる」ってそんな前から言ってましたっけ?ちなみに1巻ではミスタープロレスこと天龍源一郎氏が帯で推薦文を書いています。
虎山:すいませんちょっとブロディが降りてきちゃって…


1275.「鹿楓堂よついろ日和」 清水ユウ …イケメン度 94%
レトロな雰囲気と魅力的なメニュー、イケメン店員でちょっとは知られた和風喫茶・鹿楓堂を舞台とした作品。鹿楓堂にやってくる客の悩みを解決したり、働くメンバー同士の話であったりと基本はまったりとした日常系の作品ですが、レギュラーキャラに女の子がいなかったり、そもそも絵柄や基本設定からどうしてもBL臭を感じてしまうのは男読者にとってはマイナスかも。描いているのは「公務ですから」の作画担当の人で、元々コミックブレイドにて連載していた「甘味男子」のリメイク的な位置づけの作品との事。
つばき:…一見合わない食材でも、意外と相性よかったりするんですよ


1274.「ぱらのいあけーじ」 クール教信者 …暴走度 73%
一人暮らしを始めた女流エロ漫画家(処女)・水木が悪戦苦闘する様を描いたコメディで、4コマではなくコマ割りされた作品です。作者の作品にしてはシリアスな要素が薄目で、割とあっけらかんとした作品になっているのが特徴。変な方向で暴走気味な主人公のキャラクターが面白い作品です。
サキ:先生の漫画って一言で言うなら…オナ慣れした処女の描く漫画なんですよね


1273.「蒼き鋼のアルペジオ ソルティ・ロード」 作:Ark Performance 画:TALI …ツンデレ重巡度 97%
アニメにもなったSF海洋戦記漫画「蒼き鋼のアルペジオ」のスピンオフで、原作人気アンケートトップのキャラ、ツンデレ重巡ことタカオを主人公とした作品。横須賀に潜伏中のタカオが様々な人間と出会っていく…というのが骨子になっており、本編の様な海戦シーンとかは皆無。本編との繋がりは割と希薄で、タカオとイ402、ズイカクが疑似家族の様なものを形成していたり、とややコメディ寄りの青春ロードムービー的な作品になっています。ちなみに作画は「6のトリガー」の人(というか夫婦)が担当しています。
ズイカク:あの金魚鉢は…パウルくんには狭すぎるかもな…


1272.「すのはら荘の管理人さん」 ねこうめ …おねショタ度 75%
地元ではその容姿故男扱いされなかった少年・椎名亜樹は中学入学で寮に入る事に。だが実は入寮するすのはら荘の管理人のお姉さん・春原彩花には女の子と勘違いされていて…という、ドタバタコメディ4コマ。誤解は早々に解けますが、男の子扱いはしてもらえず所謂「おねショタ」という奴ですか?な展開が続く作品。作者によると、「おねえさんに癒されたい」「年上にたぶらかされたい」…そんな人たちの為の作品なんだとか。
亜樹:ど…丼…!


1271.「ウワガキ」 八十八良 …隠れた名作度 88%
冴えない高校生・アジオが彼氏がいる事を理由に振られた想い人・千秋のコピー・小秋と相思相愛になり、数か月経過した段階で、彼氏に対する千秋、アジオに対する小秋の"好きな気持ち"が大きい方に小さい方の記憶が上書きされてしまう…というSF要素を持ったラブコメ作品。言葉にするとややっこしいですが、導入が上手いので小難しさは無く、ドタバタとしたコミカルな部分に終始せず、互いの想いに対しての真摯な姿勢も多分に描かれており、コミカルさとシリアスのバランス配分が絶妙な隠れた名作です。ずるずると引っ張らず短いスパンでキッチリ完結しているのも好ポイント。作者の八十八氏は成年漫画出身なんですが、ややクセがあるものの表情…特に照れた表情のつけ方が上手いです。「ナナとカオル」の甘詰氏もそうですが、一般誌で活躍するエロ漫画出身の作者は「照れ顔」が上手い人が多い気がします。
アジオ:千秋と小秋は別の女の子なんだって


1270.「女騎士さまは屈しない! 志真 …出オチ度 90%
怪しげな組織に囚われの身となった女騎士が、同じく囚われの身の姫の為に組織に強いられたもの…それはE☆RO☆E!!という、出オチの様な漫画。元々はニコニコ静画で人気だった作品で、エロゲーとかにありそうなシチュエーションなのにエロさ皆無な…バカ漫画です。いや、褒め言葉ですよ?コレ。
組織の男:リアルで恋愛経験が無くてもクリアしてる奴は大勢いるんだよ


1269.「Fate / Zero」 作:虚淵玄 画:真じろう …お仕着せ感 85%
「stay night」のプロローグ的な作品で、「stay night」の主人公・士郎に多大な影響を与えた彼の義父・切嗣と彼が参加した本編の10年前の聖杯戦争を描く作品。切嗣には「魔術師殺し」の異名があり、戦い方も本編の様なサーヴァント同士の一騎打ち、的な展開は薄くなっています。本編の辻褄合わせとしても機能しているのが特徴。コンデンターやキャリコ等、ミョーにマニアックな銃器が登場するのも特徴。ただ、本編と本作のファンの間で軋轢が生じており、派閥抗争的な論争まで起きているんだそうで。一部キャラクターの扱いが陰惨で悲劇的だったりしており、そういう描写が個人的に本編より押しつけがましく感じるのが難点。
ライダー:…もうちょっとシャッキリせんかなぁこいつは


1268.「Fate / stay night」 作:TYPE-MOON 画:西脇だっと …若い人向け 68%
どんな願いでも叶うという聖杯を巡り、魔術師達が神話や歴史の英霊を召喚し戦う「聖杯戦争」に巻き込まれた半人前の高校生魔術師・衛宮士郎を主人公とする作品で、元は18禁エロゲーですがアニメ化なども果たしている人気作品。非常に高い支持を集める作品で、一部で信者的なファンをも獲得しているみたいです。ただあくまでコミカライズ版の感想ですが、「設定の凝ったバトル漫画」で出来は悪くないが際立っているとも思わない…というのが正直な感想。コレは私が半分枯れつつあるオッサンだからで、私より主人公の年齢に近い世代や、特定のキャラクターに惹かれた人は違った感想を持つのかも知れません。
セイバー:問おう、貴方が私のマスターか


1267.「スズキさんはただ静かに暮らしたい」 佐藤洋寿 …B級邦画っぽさ 90%
ある一家が暴漢に襲われ、親は殺され子供だけが生き残る。そこにたまたま居合わせた隣人が実は凄腕のヒットマンで、暴漢を簡単に撃退…以後、ヒットマンと子供は奇妙な共同生活に…というB級映画とかにありがちなネタですが、大抵ヒットマンは渋い中年で子供は幼い少女…というのがパターンですが、本作のヒットマンはデザートイーグルを振り回す女殺し屋で、たまたま助けたのは少年、というのが珍しいかも。突き放しながらも情にほだされつつあるスズキさん…という定番な流れですが、描写は割と丁寧なのが好感が持てる所。
仁輔:だったらその分僕が強くなるよ…


1266.「ばけもの町のヒトビト」 くまのとおる …キャラ立ての上手さ 78%
人とは異なる外見、文化、思想を持つ、人ならざる存在「夭(あやかし)」と人間とが仲良く共存する「さざめき町」を舞台に、そのさざめき町にある下宿屋「たそがれ荘」に引っ越して来た人間が苦手な雨を降らせる力を持つ半夭の少女・しずくを中心に描かれるコメディ。設定からして「夜桜四重奏」に似ていますが、コチラはバトルシーンはなく日常シーンオンリー。雰囲気はむしろ「江戸妖怪かわら版」をコメディ色強めたようなイメージ。毒っ気はなく雰囲気の優しい作品で、キャラクターも魅力的。30分2本立てとかのスタイルでアニメにしたら人気出るかもしれません。
良太郎:可愛くて気の回るいい子だと思うよ


1265.「しらたまくん」  稲葉そーへー …ヒロインはしらたま君度 98%
高校入学で新生活に胸をときめかせている女子高生・鈴川葵の気になるクラスメイトは人語を喋る猫…突然変異により人間と変わらぬ知能を持ち、飼い主の養子となり育てられた、世界でたった一人の人権を得た猫・白玉雄介たった、というユニークな作品。基本は白玉君とそれを遠慮なしに愛でる葵のコミカルな学園生活を描くものですが、自身が猫なのに人権を得た事による苦悩みたいなものも描かれていたりと意外な深みを持つ作品でもあります。実は作者さんも3匹の猫と暮らしているとの事で、猫への愛が垣間見える作品になっています。同じくヤングジャンプ連載で人語をしゃべる猫…という事で、「モンスガ」のニアとのコラボマンガもあったりします。
白玉君:チーターになっちゃうんで…


1264.「レッド 1969~1972 最後の60日そしてあさま山荘へ」 山本直樹 …昭和、度 90%
「レッド 1969~1972」の続編…というか、そのまま続きで描かれている作品で、山岳ベース事件からあさま山荘立て篭もり事件までを描く作品。所謂「総括」という名の私刑が描かれていますが、思想に毒されて凝り固まった言葉は同じ日本語でありながら、読み手には何だか宇宙人の会話の様に見えてしまう様な、そんな異常性が克明に描かれています。オウム真理教と同様、世間では半ば忘れられた…というより飽きられた事件なのかも知れませんが、最近の情勢を鑑みるに「過去の事件」とか「昭和史」で片付けてはいけない様な気がする作品かと。
高千穂:これが総括か?こんなのが総括なのか?何のためにこんなことされるのか!!革命戦士になるためになんでこんなことが必要なんだ!!!


1263.「レッド 1969~1972」 山本直樹 …昭和、度 94%
新左翼運動であさま山荘事件などを起こした連合赤軍を題材とした作品。人物名こそ改変されていますが、連合赤軍の関係者に綿密な取材を行った上で「ほぼ起きた事をそのまま描いていこうと思っている」と作者自身が語っている通り、フィクションと断りが入れられてはいるもののその実ほぼノンフィクションと言える作品です。作中登場する人物の正体などはウィキ等で調べられるので、実際の事件に関するサイトなんかを見ながら読むと非常に面白い作品です。連合赤軍の巻き起こした事件と言うのはもう過去のモノ…昭和の話、とされてしまいがちですが、最近ネトウヨだのブサヨだのと匿名掲示板なんかで騒いでる連中がおる訳で、そういうのが本気で突き詰めてしまうと行き着くところまで行ってしまう…というよい教訓にもなっているんじゃないかと。
荒船:東京戦争だよ


1262.「IT'S MY LIFE」 成田芋虫 …ユニークさ 83%
念願のマイホームを手に入れて早期退職した元帝国騎士隊長のアストラ。引っ越し初日の彼の家にやって来たのは希少種族の魔法少女・ノアだった…という、35歳と8歳の年の差コンビの魅せる疑似家族コメディ。ファンタジックな世界観ながら、中身はほのぼのホームドラマ的なものなのが特徴。何故かアストラは引退したにもかかわらず騎士団の制服を着用な上仮面まで被っていて表情は見えない筈なのに、何故か表情が見て取れてしまう描写がユニーク。あんまり殺伐とした展開にせず、ハートフルな作風を貫いて欲しい作品です。
アストラ:私は!私の命に代えても私の生活を守る!!


1261.「もののがたり」 オニグンソウ …奇抜ながら堅実度 79%
付喪神…古びた器物に心が宿った存在だが、付喪神になりたてのソレは混乱し、時に人に被害を与える。付喪神に大切なものを奪われ、憎む青年・岐兵馬と、付喪神と家族として共棲する少女・長月ぼたん…二人はひょんな事から同じ屋根の下で暮らす事になり…という物語。過去の件から付喪神を憎悪し、付喪神をあの世に返す事を生業として生きる兵馬がぼたんとその家族と交わる事により変化していく心と、ぼたんの隠された秘密が軸になっています。なんとなく雰囲気がこの前アニメにもなった「ノラガミ」を思わせる作品です。
ぼたん:よくもまぁ何も知らないくせしてさ、決めてかかってあれやこれやと人を馬鹿に出来るもんですね 


1260.「おとめ妖怪ざくろ」 星野リリィ …少女漫画臭さ 65%
人間と妖怪が共存する明治維新後の日本を舞台に、改暦に不満を持つ妖怪が引き起こす騒動が問題になる中、陸軍が設立したそれらの問題に対応する新部署「妖人省」に集められた半妖の少女と陸軍軍人の活躍を描いた作品。パチンコやアニメにもなっている様で。設定はなんとなく「夜桜四重奏」を思わせますが、コチラは半妖の少女とコンビを組む若き軍人の信頼…から転ずる恋愛的なモノがメインになっています。絵柄は少女漫画的ですが、アクションシーンとかもあるのでアレルギーでもない限り男でも読める作風かと。ちなみに作者はボーイズラブ作品を描いていた人だったり。
ざくろ:でもあのみかんは酸っぱかったわ


1259.「黒鉄ボブスレー」 土屋雄民 …「プロジェクトX」?度 75%
金属加工に関しての腕はあるが、少々商売の方が下手な町工場・黒井精機で社長である父親の元で金属加工の技師をしている鉄郎は、ある日氷上のF1とも言われるボブスレーのソリ作りを依頼され…という、なんとも「プロジェクトX」的な題材の作品。実は東京都大田区の町工場が国産のボブスレーを作る…という挑戦をしているんですが、本作はそれをベースにした作品になっています。情熱を持って一つの事を、損得抜きでやり遂げる…という展開に燃える人にはオススメ。
鉄郎の親父:文化祭やってんじゃねぇんだよ、ガキ。


1258.「アインシュタイン1904」 作:大井昌和 画:出店宇生 …最後がやや残念度 87%
1904年のスイスとロンドンを舞台に、自らを天才と称する学者・アインシュタインと、日本からきた軍人・明石元二郎のコンビがゾンビや吸血鬼、魔女と戦うというユニークな作品。科学と魔術の対決をウリにしていますが、最終的には科学も魔法じみたモノにしてしまったのはビミョーかも。キャラクターの立ち方やアクション描写は秀逸。漫画版「スクライド」的な魅力がある作品です。
アインシュタイン:よろしいゴリラとて霊長類だ。私の証明に傾ける耳くらいは持っているだろう


1257.「わたしの小鳥先生」 水月とーこ …安心感 95%
「がんばれ!消えるな!!色素薄子さん」の作者の二作目で、同じ学校に教師と生徒として通う事になった従妹で幼馴染の二人…背が低い事を気にしている小島と、彼を「小鳥くん」と呼ぶ6歳年下のほたるの高校生活を描いています。「色素薄子さん」と同じく毒っ気が全く無い作風で、ドラマチックで派手な展開とかはなさそうですが、読後感が心地よく優しい気持ちになれる作品になっています。イライラしている時に読んだりすると落ち着ける作品かも。
ほたる:がんばろーね小鳥先生!


1256.「天衣無縫 武蔵坊弁慶」 作:義凡 画:武村勇治 …トンデモ源平合戦度 90%
「花の慶次」のスピンオフ「義風堂々」の作画担当が描く、源平合戦や立ち往生で知られる義経郎党の僧兵・弁慶を主役とした作品。ただ、「平家物語」的なものでも史実を重視した作りでもなく、中身はかなり破天荒な作風に。例えるなら…隆慶一郎氏原作で原哲夫氏作画で「花の慶次」終了後に連載したが途中で打ち切られた「影武者徳川家康」の続編で原作からは大幅に逸脱していた「SAKON」に近いかと。義経が忍者で平清盛がオネェ口調だったり、義経に双子の妹・遮那がいたり、陰陽道によって作られた所有者に力を与える謎の巻物があったり、藤原秀衡が巨大ロボを建立していたり…要するに、かなり奇天烈な作品です。
鬼若:邪魔そうだ わしはいらん(遮那のおっぱいを見て)


1255.「東のくるめと隣のめぐる」 我孫子祐 …ババア連中が嫌、度 90%
父の都合で東久留米に引っ越すことになった高校生・耕助。彼の引っ越し先の隣人は彼が密かに気になっている隣の席の女の子・塚原めぐるだった…という、東京でも二十三区外の東久留米市を舞台にしたご近所ラブコメ。一応、恋のさや当て的なモノやヒロインのトラウマなどありますが、基本素朴でのんびりとした展開なのが特徴。安心できる作風ですが、婆さん連中の描写がちょっと嫌。(笑)
くるり:運命…感じます


1254.「メガネ画報」 松本救助 …メガネ度 100%
商店街の片隅にあるメガネ店「佐藤眼鏡堂」で祖父に代わって店番をしている女子高生・佐藤花子は常軌を逸するレベルのメガネマニア。そんな彼女がメガネに関しての稀有な知識で警察に捜査協力をすることに…という、何だか「火曜サスペンス」的な二時間ドラマのノリな作品。可愛いメガネっ娘が多数登場…なんて事はなく、せいぜい主人公位、というのがこの作品がメガネ萌ではなくメガネ愛に基づいた作品だという事を裏付けている気がします。ウンチク漫画としても結構面白い作品で、メガネをかけている人に読んで欲しい作品です。
佐田:見てません!君のメガネを外した顔…見てないから!


1253.「サンチャゴ レべリオン・シマバラ」 円城寺真己 …マニアック度 84%
1637年の島原を舞台に、隠れキリシタンの村に住む少女・サチと、その村に漂着したカタギには見えない謎の南蛮人・ディエゴを軸に、「島原の乱」を描く作品。歴史漫画や首謀者とされる天草四郎が登場するフィクション作品は数あれど、島原の乱そのものが題材になっている作品というのは割と珍しいかと。序盤の展開というか描写が、何となく白土三平氏の傑作「カムイ伝」に似ている印象があったり。展開がやや遅めですが、題材の珍しさも然りで歴史モノ好きにオススメの一本です。
七右衛門:すぐに帰ります。


1252.「チチチチ」 クール教信者 …おっぱい度 80%
コミュニティー障害気味な絵本作家・万光(よろずひかる)はネット上での親友・HN珍太郎から大学進学を機にルームシェアを頼まれる。だがやってきたのは巨乳の美人女子大生…しかもHN以外の素性を明かしてくれないのにミョーに性的な意味で積極的で…というラブコメ。「旦那が何を言っているかわからない件」や「小森さんは断らない」を先に読んでいるとビックリする位のレベルで、割とフェティッシュな意味合いで描写がエロ漫画すれすれな作品になっている作品です。
HN珍太郎:私はね…あなた専門ッつーことで


1251.「ガットショット」 佐藤まさき 監修:日本ポーカー協会 …興味深さ 88%
親の都合で転校がちな為、周囲に溶け込むため人の顔色ばかり見てきた地味目の女子高生・凛がふとしたきっかけで入部したポーカー部で、世界チャンプの遺伝子を持つ一馬らと共にポーカー甲子園を目指す…という部活モノ。題材こそカードゲームですが、そのノリは体育会系の部活モノに近いものになっています。知っている様で詳しくは知らないポーカーについての解説や、ポーカー甲子園で用いられるテキサスホールデムのルール、運だけのゲームと思われがちなポーカーが、実は極めて数学的な要素を持った競技である点、等、ウンチク面からも興味深く読める作品です。
部長:人の顔色ばかり気にしてるから誘ったの


1250.「聖骸の魔女」 田中ほさな …ハーレム度 72%
人間と魔女の戦争が勃発している15世紀のローマを舞台にしたファンタジー作品。浄王に拾われて以降異端の書を読み続けて来た二コラ・エスカリバは浄王の命により対魔女戦争の切り札として浄会地下の監獄にいる魔女を復活させ…というモノ。西洋と和モノの違いはあれど、基本的なノリや物語の構図は処女作「乱飛乱外」にかなり近い印象で、アクションシーンが豊富なハーレムモノになっています。
エゼルバルド:…キライか?お目覚めのチュー


1249.「俺とヒーローと魔法少女」 九段そごう …主人公の受難 75%
当たり前に怪人とヒーローが存在する世界で、憧れのヒーローの力を手に入れた熱血漢・十文字ハヤト。でも彼は変身すると何故かキラキラした衣装の魔法少女になってしまう…という、出オチの様なコメディ作品。本人はカッコいいヒーローになりたいのに、自分がなれるのは怪人すら萌えさせ、男嫌いの女子高生ヒーローにはゴミを見るような目で見られるわ、男のストーカーが出てくるわ…と、ハヤトの不遇、不幸っぷりが何だか可哀想なんだけど笑えてしまう作品です。特撮作品でも「仮面ライダー」や「宇宙刑事ギャバン」よりむしろ「ナイルなトトメス」とかに近いノリかも知れません。
ハヤト(変身後):魔法少女じゃない!!


1248.「今日のユイコさん」 秀河憲伸 …応援したくなる度 95%
気が強くて堅物、頑固でちょっとめんどくさいけど一途で可愛いユイコさんが、ごく普通の男の子・トモヤにベタ惚れで…という、「多分付き合ってる」二人がゆっくりと恋を進展させていく…という、最早私の年齢だと遠すぎて思い出すのも一苦労なレベルのこっ恥ずかしい青春譚ラブコメ。正に「甘酸っぱい」作品で、不器用すぎる二人が何とも可愛らしく、何だかとても応援したくなるのが特徴。読んでいる時はいいんですが、読み終わった後私などは自分の青春時代との違いで思わず壁殴りたくなっちゃう作品でもあります。
ユイコさん:私トモヤにださっ ダサいと思われるくらいならっ いくらでもろ…露出するわっ!


1247.「忍者シノブさんの純情」 ゆずチリ …心地よさ 91%
忍者とは影の存在である。決してその正体を知られてはならない。ただ一つ、くの一が心に決めた者をのぞいては…。普通の男子高校生・ヒトヨシには気になる人がいる。その人はクラスメイトの女子・シノブさん。シノブさんがどう考えても忍者なのに自分以外には決してそれを悟らせないその理由は?という、ラブコメ作品。ラブコメとはいえ好いた惚れたを強く前面に出さない作りや、シンプルで飾り気がない朴訥とした絵柄に、何となく「からかい上手の高木さん」に近いイメージの作品。爆発的な面白さはありませんが、読んでいて心地いい作品になっています。
ヒトヨシ:僕はいつものシノブさんのほうがいいと思うよ。


1246.「僕だけがいない街」 三部けい …小池先生のお墨付き度 100%
来年アニメ化される事が決まっているらしい作品で、小池一夫先生に「自分の理論とはかけ離れた作品だが早く続きが読みたい、続きが楽しみな作品」と言わしめた作品です。中身は、売れない漫画家の主人公には再上映(リバイバル)という、直後に起こる悪い事の原因を除去するまで過去に戻る事が出来る、という特殊な力がある。母親を殺されその罪を着せられようとした主人公が、20年前の1988年にタイムリープし、母を殺害した犯人と同一人物と思わしき当時自分の周囲で起きていた連続児童誘拐殺人事件の犯人を追う…というモノ。謎の張り方や覆し方が抜群に上手く、読みだすとグイグイ引き込まれる作品です。文句なしにオススメの一本ですよ。
主人公の母:子供が何事かにやる気を見せてるんだからさ、こっちが手伝ってあげようよ、親なんだから


1245.「トリアージXコミックアンソロジー トリビュートX」 作:佐藤ショウジ 編集:ドラゴンエイジ編集部 …ガイコツの登場が嬉しい度 85%
アニメ化の影響なのかリリースされた「トリアージX」のアンソロジー。巨乳ばっかりな作品なせいか、参加した作家に成年コミック出身の作家の名がちらほらと。佐藤氏の書下ろしもあります。個人的イチオシはたかの雅治氏の「フタリボッチX」…何と、美琴と「ふたりぼっち伝説」のガイコツの共演です。
ガイコツ:これだ…俺の求めて来た物は…寂しかったんだ…この10年間…「第2巻につづく」って書いてあったのに…出ないんだもん…


1244.「Q クー」 シヒラ竜也 …コミカルとシリアスのバランス 89%
巨大な謎の球体・ソラリスが地球の上空に居座り、空を見上げた人間に目が合うと怪物を産み落とすようになって10年。多くの都市が廃墟と化した世界で、孤児たちを養う青年・芹沢レムは怪物を喰らう謎の少女・クーと出会い…というディストピアSF作品。演出や描写に特撮作品的な味付けがされているのが特徴。人類全体が空に浮かぶ何者かに監視され、少しずつ追い詰められている…という世界観が先ず面白く、絵もキレイでアクション描写も中々迫力があります。物語もシリアス、コミカルの配分が良く、キャラクターも魅力的。ゲームの「メタルマックス」シリーズや、無印の「銃夢」なんかが好きな人にオススメです。
イリヤ:さ、逃げ場はないわよ。時間はたっぷりあるしあなたの隠しゴトぜーんぶおねえさんが吐かせてアゲル


1243.「Bグループの少年」 作:櫻井春輝 画:うおぬまゆう …ボーイミーツガール度 75%
学校で良くも悪くも目立つAグループ、目立たず周囲に溶け込むBグループ、目立たず空気の様なCグループ…中学時代に悪い意味でAグループだった主人公がそんな生活に嫌気がさし、高校入学を機に目立たないBグループとして生活しようとするが、学園のアイドル的な美少女が不良に絡まれている所を助けてしまい、以降彼女とその友人達に興味を持たれ…という、ボーイミーツガールな作品。元はアルファポリス系のネット小説で、意外な展開とかは皆無ないかにもな作風。ただ、分かり易い分毒っ気も無く読み易いのが特徴。物語のノリはライトノベル系なので、そういうのが好きな人にはオススメです。
亮:俺の高校生活は「平穏」が第一


1242.「エクセル・サーガ」 六道神士 …ドタバタ度 68%
腐った世界を正そうと市街征服を目論む謎の結社・アクロスと、対抗勢力である市街安全保障局の戦いを描か…ず、ひたすらアクロス所属で総帥・イルパラッツォに心酔する突撃系ドジっ娘・エクセルが活動資金という名の生活資金を稼ごうとバイト三昧に生きる日々を描くコメディ漫画。アニメにもなってますが漫画とは大分違うんだそうで。ちなみにアニメ版の主題歌やエンディング曲を歌っているエクセルガールズとは、当時新人声優だった小林由美子さんと高橋美佳子さんで、主役の2人のコスプレして歌ってたんだそうな。
エクセル:ハーイルイルパラッツォ―ッ!!


1241.「波よ聞いてくれ」 沙村広明 …怒涛の展開度 100%
そこそこ評判のスープカレー屋で働く鼓田ミナレさんは、ある日失恋して居酒屋のカウンターで初対面の男・麻藤を捕まえてクダをまく。次の日、ミナレさんが勤めるスープカレー屋でかかっている地元のラジオからクダを巻いている自分の声が流れて来た。慌ててラジオ局に乗り込むが、待ち構えていた麻藤にいきなりマイクを渡されて…という、ラジオ局を舞台にした作品。物語の展開が1話からアクセル全開で怒涛の如く流れていく上に、主人公のミナレさんのキャラクターがまぁ、実に立ちまくっているという、快作です。「無限の住人」の沙村先生の作品ですが「ベアゲルター」とは違い竹易てあし名義の作品に近い印象なので、エログロが苦手な人にも安心してオススメできる逸品です。いや、近年稀にみるレベルで是非広く読んで貰いたい作品ですよ、コイツは。
ミナレさん:光雄!お前は地の果てまでも追いつめて殺す!!(ラジオの電波使って)


1240.「生徒会副会長矢上さゆりは頑張っている!」 作:稲光伸二 画:柚木N' …それは私のおいなりさんだ度 90%
何だか学園モノのライトノベルみたいなタイトルですが、むしろセクシーギャグアクション作品。私立朝葵高校には中庭の女神像に処女の脱ぎたてパンティを捧げると女神が救いの手を差し伸べる…という伝説があった。その女神に代わって正義を執行するのが、ミスティックハート…別名ドM仮面だった、という「けっこう仮面」とかを連想させますが、恥ずかしがりやの地味目なメガネっ娘生徒会副会長の羞恥心の限界値が超えるとドSとして覚醒、人間の潜在能力を極限まで引き出せる様になって悪党にオシッコ飲ませて成敗!!…という、むしろ女の子版「究極!!変態仮面」と呼んだ方がしっくりくる作品です。
さゆり(覚醒状態):ガタガタいってないで童貞のやつからかかってきな


1239.「沈黙の艦隊」 かわぐちかいじ …国防&政治度 95%
千葉の犬吠埼沖でソ連の原潜と衝突して乗員と共に沈んだ海自潜水艦やまなみ。だが海江田二等海佐以下乗員76名は生存しており、日米の共謀で建立された日本初の原潜「シーバット」の乗員となっていた。米海軍所属となったシーバットは海江田の指揮の元行われた試験航海の最中、突如反乱を起こし「独立国家やまと」を名乗る…という作品。海戦モノ、戦記モノだけに留まらず核戦争や国際社会に対する問題提起がなされた作品。今話題の憲法9条とも大きく絡むネタを題材としていた為、湾岸戦争の際には国会の質問でこの作品の名が挙げられた程。アニメ化もされています。
海江田:牢獄の庭を歩く自由より、嵐の中だがどこまでも泳げる自由を私なら選ぶ


1238.「学園×封鎖」 作:八頭道尾 画:Nykken …デスゲーム度 60%
とある昼下がり、平和な高校が謎の生物兵器を所持するテロリストにより突如占拠されて…という。自衛隊すら突入を躊躇させる生物兵器を自らの身体に打ち込んだテロリストの女リーダー・鬼灯と、テロリスト達に抗おうとする生徒達…というデスゲーム系のサバイバル作品。このマンガがすごい!の1位らしいですが、物語の設定や展開は割と他の作品とかで既視感があるネタが多い気がします。
草太:お願いです。大地を助けてください!


1237.「ミュージアム」 巴亮介 …悪趣味度 82%
蛙の面を被った男による「ドッグフードの刑」「母の痛みを知りましょうの刑」「ずっと美しくの刑」という私刑を思わせる連続猟奇殺人事件。捜査を担当する警視庁捜査一課巡査部長・沢村久志はその被害者がとある殺人事件の裁判にて死刑判決を下した裁判官や裁判員である事に気がつく。その裁判で裁判員になり、被告人に死刑を宣告した妻を守る為奔走するが…というサイコサスペンス。かなりエゲツナイ描写があるので読む人を選びまくる作品ですが、映画を見ているかのような展開でハマる人にはハマる作風。ラストシーン近くに作者の遊びが隠されている事でも知られています。
蛙男:僕は表現者だよ。人を楽しませる芸術家(アーティスト)だ


1236.「マンガうんちく吉野家」 室井まさね …知っているか度 100%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの新作で、今回のテーマは国民的人気牛丼チェーン「吉野家」です。吉野家が券売機を置かない理由や店舗、どんぶりの秘密、企業としての歴史や海外出店について等いつも以上に読ませるウンチクが豊富。そういえば単体の企業を特集しているというのはシリーズ初だったりします。今回は優子さんの出番が心なしか多めで、相変わらずカッコ良いです。やっぱ美味いよね、吉野家の牛丼って。(笑)
優子:吉野家の牛丼はあるのよ!!むしょうに食べたくなることが…!!


1235.「幸運猫 らっきーきゃっと」 駒井悠 …独特のノリ度 87%
猫又や猫の妖怪、化け猫が働く喫茶店「幸運猫」を舞台とした4コマで、表紙は所謂萌マンガみたいですが表紙詐欺です。ただ、主人公が猫に好かれる体質(後に呪いだと判明)の少年で、化け猫達は揃いも揃って美女、美少女(一部男の娘あり)ばかり…というハーレムモノ的な要素があるのが特徴。でもそこはホレ、安定の駒井ワールドで主人公が女装させられて店の売上№1になってしまったりするので安心です。(笑)
ナベ:若い頃からそんな贅沢に慣れたらロクな人間にならないじゃないですか


1234.「大人のそんな奴ァいねえ!!」 駒井悠 …変わった人と変わらない人と度 78%
毒や呪い、最後は組織で一部にカルト的な人気を誇るアフタヌーン連載の4コマ「そんな奴ァいねえ!!」の続編…というか、同窓会の様な作品。佐藤や相田といった面々が30になった姿を描いています。ほぼ全員がそれぞれあのまんま大人になっているのが面白いのですが、組織や組に関しては何も描かれていないのは残念と言えば残念かも。新キャラも若干登場しています。個人的には冴木のヨメが赤井糸子ちゃんだったのに安心したり。(笑)
木村:喧嘩の末夫が妻を殺害した事件で…原因が唐揚げに勝手にレモン汁かけただった…!


1233.「アンゴルモア 元寇合戦記」 たかぎ七彦 …題材の面白さ 82%
今となっては懐かしい1999年7の月を思わせるタイトルですが、舞台は更に遡って1274年、「元寇」…つまりは蒙古襲来を描いた作品。何でアンゴルモアなのかというと、ノストラダムスの言うアンゴルモアの大王の語源が中世を席巻したモンゴル帝国だとも言われてるからなようで。中身は、モンゴル軍の襲来で最前線となった流刑の地・対馬を舞台に、罪人としてこの地に送られた義経流兵法の達人・朽井迅三郎と島主の娘・輝日の戦いを描く、というもの。歴史モノは数あれど元寇を描く作品は割と珍しいですが、珍しさだけに留まらず中身も中々読ませます。歴史全般に興味がある人には特にオススメです。
迅三郎:さて各々方、敵は今追撃を焦り線が伸び切っている。攻め時でござろう?


1232.「マンガうんちくラーメン」 河合単 …知っているか度 80%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマはみんな大好きラーメン。最早国民食と言っても良い食べ物ですが、本書は所謂月何杯食べ歩くラーメン評論家が選んだ最強のナンタラ…みたいな系統ではなく、ラーメンやラーメンチェーン店の歴史や所謂ご当地ラーメンの特徴やその歴史、インスタントラーメンにも言及しています。面白いのが日本赤軍が立て篭もるあさま山荘に雄三が登場するエピソード。知っている人は知っている逸話ではあるんですが、漫画として描かれると分かり易く、臨場感もありますね。
雄三:オレはあげなーい!


1231.「漫画うんちく居酒屋」 室井まさね 監修:メディアファクトリー新書編集部 …知っているか度 75%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマは居酒屋。居酒屋、と言っても中身はビールや日本酒など酒に関するネタが中心になっており、酒の肴や酒にまつわる法律なんかにも触れています。ちなみに雄三さん、プラモデルの時は自分は語るだけ、鉄道では乗り物酔いがヒドイ…そして今回は下戸、とテーマと相反する設定になってたりするのもユニークなポイントなのです。
雄三:じ…実は最近…奈良漬けが食べられるようになったんだ…!!


1230.「漫画うんちく鉄道」 筆吉純一郎 監修:鉄道ライター杉浦誠 …知っているか度 60%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマは鉄道。作画は一時話題になった柳田理科雄氏の「空想科学読本」の漫画版「空想科学大戦!」や「怪獣 VOW」シリーズで漫画を描いていた人。路線や車両、新幹線などのうんちくの他、駅弁などにもスポットが当てられています。シリーズ全般で言えますが、ヒマつぶしには持って来いの本なので駅の売店とかでも売ればいいんじゃないかと思ったり。ちなみにこのシリーズ、「漫画うんちく」となっているのは少年誌系コミックスよりやや幅が狭いサイズ、「マンガうんちく」となっているのは4コマ等のコミックスよりちょっと幅が狭い大きさになっています。
雄三:たっ…たとえダメでも寝台車だし…


1229.「夢からさめても」 王嶋環 …美弥さんの可愛さ 98%
たまねぎ位しか特産品のない地方都市・節木市の観光課に勤めるぐうたら公務員・星幸久は断片的ながら予知夢を見る事が出来る。そんな彼はある日、課の堅物な地味系の先輩・筒井美弥さんと恋仲になる事を知る。「それはねーよ」と思いつつ彼女を注視すると実は可愛らしい人で…という、職場ラブコメ4コマ。主人公は予知夢を見れるがそれにむしろ振り回され、美弥さん自身の生真面目さも相まって仲がもどかしいくらい進展しなくて…という、ある意味"すれ違い系"な要素もある作品。何より、美弥さんの普段のキリっとした堅物っぷりと予知夢でのデレっぷりのギャップがもう…たまらないんですわ、ええ。(笑)
星:ふられたって俺ずっと美弥さんが好きですもん。知ってるでしょ


1228.「漫画うんちく北海道」 椿かすが 監修:北海道開拓記念館学芸員 池田貴夫 …知っているか度 78%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマは北海道。北海道の地理や風土、歴史、グルメ、方言、自然生物等バラエティーに富んだうんちくが披露されています。開拓の歴史やアイヌについても少し触れられています。北海道自体が人気旅行先ですし、ドラマや漫画の舞台になる事も多い土地柄。もし北海道を訪れる際は、旅のお供にこの本を是非。(笑)
優子:私は道民に愛されているものが食べたいの。高級フレンチよりずっと…ね


1227.「漫画うんちくセックス」 室井まさね 監修:メディアファクトリー新書編集部 …知っているか度 81%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマはセックス…男女の営み、情事です。そういう訳でシリーズ随一のアダルトな一本になってます。統計的なデータから実践的?な体位や性感帯、AVやラブホについてのうんちくもあり、盛り上がった飲み屋の席などで披露したらウケるかも。但し女性相手に語っちゃってセクハラで訴えられても私は責任とれませんが。(笑)
優子:…なんのために延長したのよ!?


1226.「漫画うんちくプロ野球」 井上コオ 監修:野球古書店ビブリオ …知っているか度 70%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマはプロ野球。何と、作画を担当しているのはアニメでも知られる往年の人気野球漫画「侍ジャイアンツ」の作者さん。やや懐かしい感じの絵柄が良い感じです。選手や試合のうんちくのみならず、自主トレやドラフト、ファームについてのものもあり、休憩時間の雑談に使いたくなるネタが豊富です。ただ一部データにミスがあるらしいのが残念。ちなみに、今回優子さんが未登場なのも残念。
雄三:すまん、ウンチクに夢中になってスコアつけるの忘れてた…


1225.「漫画うんちく書店」 室井まさね 監修:メディアファクトリー新書編集部 …知っているか度 85%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマはお世話になりっぱなしの本屋さん。本屋さんというより出版業界全般を題材としている節があり、書店の内情や出版システムなども語られています。電子書籍や万引きについての話もあり、色々と問題提起も見え隠れする作品です。何気なく利用していた本屋さんを見る目が変わる一冊と言えるかも。
雄三:万引きは近年著しく増加している。不況やモラルの低下などの要因がいわれるが―私に言わせれば最大の要因は「想像力の欠如」!万引きされる書店員の気持ち、その本を書いた著者の気持ち、そして…「本」の気持ちを想像すれば万引きなどできるはずがない!!


1224.「漫画うんちく埼玉」 比古池朔弥 原案:谷村昌平 …知っているか度 100%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマは我らが埼玉県。実は東京や大阪を差し置いて、このシリーズに採用されている都道府県は北海道と埼玉だけ。編集者の高い見識、素晴らしいですな。(笑)中身はさいたま市がひらがな表記の理由や、大宮と浦和の仁義なき戦い、埼玉の誇る有名チェーン店や名物料理、意外な埼玉の日本一、埼玉の鉄道や道路事情、観光地としても知られる小江戸川越や埼玉発祥の地行田、秩父の祭等埼玉県民なら押さえておきたい雑学が目白押し。勿論、「のぼうの城」で脚光を浴びた忍城や「らきすた」の鷲宮神社、テレたまのCMでお馴染みの十万石まんじゅうもあります。
雄三:埼玉に住む者には堂々と埼玉県民を名乗ってほしい…


1223.「マンガうんちくサバイバル術」 谷田知彦 監修:高嶋哲夫 …知っているか度 78%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマはサバイバル術。無人島から災害や事故、危険動物から詐欺や痴漢…様々な状況から生き延びるウンチクを語っています。南海トラフ大地震などに向けて防災バッグに忍ばせておいても良いかも。(笑)
雄三:サバイバルで必要不可欠なのは困難に立ち向かう心だ!それが創意工夫を生み明日への希望になるのだ!


1222.「マンガうんちくプラモデル」 岡本一広 監修:中村公彦 …知っているか度 98%
何処からともなく現れてはウンチクを語り倒して去っていくトレンチコートのダンディ、ミスター・ナレッジこと雲竹雄三(うんちくゆうぞう)と彼の別居中の妻・雲竹優子を描く雑学漫画シリーズの一本で、今回のテーマはプラモデル。AFVから飛行機、鉄道、ガンプラ…アオシマの合体まで多岐に渡ってネタにされています。プラモデル作成の技法などよりもプラモデルの歴史などに重きを置いており、モデラーの人は勿論、詰んどくモデラーや見るだけモデラーも楽しめる正に「ウンチク本」です。ちなみに作画担当は「トランスルーセント」や「ゼロの旧ザク」の人で、自身もモデラーだったりします。
雄三:もう一度言おう。「ロリコンを採り入れたボディ」だ!!


1221.「闘獣士 ベスティアリウス」 柿崎正澄 …本格ファンタジー度 85%
舞台は古代ローマながら、亜人種が登場するファンタジーよりな作品。最後の翼龍族・デュランダルの弟子で彼を親の様に慕う剣闘士・フィンの闘いや、クレタ島から連れてこられたミノタウロスと人間の兄弟の物語など、舞台設定を統一して短編的な物語を紡いでいく作風の物語。ファンタジー作品としてはかなりの力作で、絵柄「グリーンブラッド」の人ですから非常に緻密で迫力があります。
エレイン:お前…誰だ?


1220.「Re:Monster」 作:金斬児狐 画:小早川ハルヨシ …ユニークな設定度 76%
元々はオンライン小説だったもののコミカライズで、前世で不遇の死を遂げた男が最弱モンスターのゴブリンに転生するが、前世で持っていた食べる事で対象が持っていた特殊能力を得られる「吸喰能力」を引き継いでいた為たちどころに群れのトップに君臨し…という、ユニークな設定の作品。小説の書籍化やコミカライズを「ゲート」でお馴染みのアルファポリスが行っており、全然異なる設定の物語ながら、大まかなイメージは「ゲート」に似た印象を受ける作品でもあります。スキルやアビリティーなんて単語が飛び出し、「~を手に入れた」なんて脳内アナウンスが流れたりと純然たるファンタジーというよりテレビゲーム的な作品になっています。
ゴブ郎:言っとくけどエロスはなかったよ…人の温もりってやっぱりいいよね


1219.「アルスラーン戦記」 作:田中芳樹 画:荒川弘 …どう完結させるのか度 72%
足かけ25年に渡って展開して未だ完結していない田中芳樹氏の大河ファンタジー小説をコミカライズした作品。中身は、少々頼りない所のある心優しい王子・アルスラーンがダリューンやナルサスといった心強い仲間と共に、臣下の裏切りと謀略により異教徒の国家に侵略された祖国を取り返す…という「ファイアーエムブレム」の様な王道の作風。原作では王都を取り返すまでが第一部、パレス平定後かってパレスに君臨した異形の王との戦いを描く第二部、という形になってます。荒川氏に「鋼の錬金術士」後にファンタジーを期待していたファンに答えるにはうってつけの作品で、非常に安定感、安心感のある面白さです。
ギーヴ:お待ちあれそこのご婦人!!そこの美女!!そこの絶世の美女
ファランギース:私を読んだか?ただの美女というならともかく絶世の美女といえばそうはおらぬゆえ



1218.「恋は雨上がりのように」 眉月じゅん …ピュア度 97%
陸上部を怪我の為退部を余儀なくされた高校2年生・橘あきらは感情表現が不器用。そんな彼女はバイト先の店長でバツイチの中年男・近藤正己に密かに想いを寄せていて…という、歳の差ラブストーリー。青春真っ盛りに挫折し前に進めなくなった少女と、人生の折り返し地点を過ぎて諦めがちになった冴えないオッサン…という取り合わせですが、中身は奇をてらっていない、むしろかなり真っ向勝負な作品。店長程ではないにしろ、オッサンの私には何とも眩しくて仕方ない作品だったりします。絵柄も古臭い…というと語弊がありますが、今風とはちょっと違う懐かしいイメージなのも、文学作品みたいなタイトルと同様この作品にはマッチしています。ウチで紹介済みの「たまりば」とか「閃光少女」「夕焼けロケットペンシル」、「一緒に暮らすための約束をいくつか」なんかが好きな人には強くお勧めします。
あきら:今デートしてごらんよって言いましたよね!?


1217.「サクラブリゲイド」 作:日向寺明徳 画:あずま京太郎 …メカがダサいのが惜しい度 95%
同盟国のイルコパにて日本国防軍の秘密兵器「人型」の運用試験を行っいた試験中隊の少年少女達が突如始まったアメリカとイルコパとの戦争に巻き込まれ、祖国から捨てられ苛烈な戦場に身を投じる事に…というロボットアクション作品。実はこの戦争は彼等人型の試験中隊を狙って仕組まれたもので、以後彼等は各国の最新秘匿兵器と戦う事になる…というのがキモであり、イメージ的には「フロントミッション」を「フルメタルパニック」のキャラでやっている様な印象。但し、ロボットは「青の騎士ベルゼルガ物語」のダヴワンをダサくした様なモノなのが残念。設定の重箱突きをすればきりがないものの、物語は中々読ませる作風で、何よりキャラクターが魅力的に描かれているのが良い作品です。
椿:生ぎててよがっだよぉバガァ…!


1216.「いいんちょ。」 秋風白雲 …いいんちょ度 100%
学区内に大型マンションが次々と完成した為生徒数が急増したとある中学校を舞台に、学園の治安を取り戻すべく立ち上がった6人の1年生学級委員長の生活を描いたコメディ。タイトルで丸わかりですが、所謂委員長キャラ萌えを前面に出した作品。メインの6人は性格や容姿に差はあれど、皆「おでこ」で「メガネ」な「いいんちょ」です。メインいいんちょの一人の兄がハチャメチャな性格の生徒会長で、トリックスター的な役割を担ってる他、そんな生徒会長ラヴなお馬鹿系キャラが2年の学級委員長でこれまたハチャメチャだったり、いいんちょ萌え一辺倒ではなくコメディ作品としても割と優秀な作品になっています。
一橋はるか:ちょっ…な、な、なにを馬鹿な、意味わかんない!か、可愛いとか全然関係ないし!…可愛く…ないし


1215.「BORDER」 作:金城一紀 画:小手川ゆあ …本格派度 80%
捜査中に銃弾を受け、生死の境をさまよって以降「死者と対話する能力」を得た刑事・石川安吾の活躍を描き、テレビドラマにもなった人気小説のコミカライズ。死者…つまりは犯罪被害者の言葉と向き合い事件を解決するサスペンス的な要素もありますが、むしろ主題は主人公が能力を得た事で、生と死、法と正義といった境界に直面し葛藤する姿かと。作画は刑事モノの「おっとり捜査」や「死刑囚042」の人なので、この作品のコミカライズにはベストマッチかも。
石川:いや、鑑識のジャンパー着てないな…と


1214.「おまもりひまり」 的良みらん …ラノベ臭 90%
7年前に両親を事故で失い、天涯孤独となった高校生・天河優人。16歳になった彼の元に現れた古風な喋り方をする美少女・緋鞠は、祖父との約束で彼を護る為に彼に付き従うという。彼女の正体は猫の妖で、優人は妖退治を生業とする「鬼切り役」の末裔だというが…というアニメにもなった退魔アクション作品。元々作者が青年漫画誌で活躍していた人なので、もっと肌色が多い作風かと思いきや、確かにハーレム展開でパンチラやラッキースケベ的な要素は多々あるものの、案外直接的な描写は少なめになっています。退魔、オカルトをネタにしたラノベの様な作風になっています。
緋鞠:…お主が最初に殺す妖は私かも知れんな


1213.「ちょっと怪しい黒森さん家」 山西正則 …ちょっとどころではない度 78%
中学時代引き籠りだった過去を捨てて高校デビューを目指す清家さつきの下宿先は、ファンシーショップとは名ばかりの古道具屋「くろもり」…同居人は関西弁を駆使するキミョーなセンスの持ち主・黒森マコと、対人恐怖症で常にお面を被っている毒舌少女・物部ゆう子だった、という前途多難な新生活コメディです。単行本同時収録の「登校最前線」は「ダンジョン高校」に繋がる要素があったりします。
児玉:っていうかお前結構可愛かったぞ?


1212.「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」 ペトス …普通の女の子度 99%
とある高校を舞台に、バンパイア、デュラハン、サキュバス、雪女といった亜人…デミと呼ばれる少女(一部例外有)と、デミに高い関心と興味を持つ教師・高橋の学園生活を描く作品。「実は私は」「モンスター娘のいる日常」「セントールの悩み」と同じテーマの作品が最近多くリリースされていますが、本作の場合デミは血筋等ではなく突然変異的に生まれてしまう、というのが特徴。勿論人とは異なる亜人、という事で色々と悩む…というのが物語のキモになる訳ですが、本作の場合その悩みが亜人…デミである事以上に彼女たちが思春期の少女(一部例外有)である点が大きいのが特徴。それ故、彼女たちの悩みは等身大で、より感情移入し易い…というか可愛らしく見えてしまうのが最大の魅力かと。キャラクター達が皆表情豊かなのもそれに拍車をかけています。
ひかり:それはきっと私が恋をしたことがないからかな~って…


1211.「殿しゃん! 立花宗茂上方滞在記」 牧田理恵 …雰囲気の良さ 84%
関ヶ原で西軍についた事で改易され、一時的に上方で暮らすことになった立花宗茂と、彼の幼い家臣・八幡丸の暮らしを描いた作品。歴史上の人物…それも戦国期の人を題材としていますが、戦闘シーンは皆無。ただ立花宗茂に関しては史実というか、伝承を思わせる性格設定がなされていたりしているのが特徴。同時期で安直に真田幸村ではなくこの人を選ぶ時点で渋いチョイスなのですが。ただ主人公である八幡丸のキャラクターが何だか女の子っぽく見えてしまうのが弱点なのかも。雰囲気が非常に好きな作品だったのですが、残念ながら打ち切りになってしまっています。
宗茂:儂の主はずっと大友家だけだ


1210.「ライコネンの熱帯魚」 山西正則 …地味に面白い度 88%
人っ気の少ない校舎にある熱帯魚愛好会。何故かここで生活し魔女と呼ばれる女生徒・ライコネン。彼女の目的は飼育している熱帯魚を人の姿に変化させ、人と交配させ新たな生命を生み出す事。彼女は何故か熱帯魚愛好会に入部してきた後輩の男子生徒・瀬古原を利用しようとするが…と書くとオカルトやホラー系な作品かと思われがちですが、中身はファンタジー要素のあるラブコメ。長らく1巻のみリリースでコミックスで完結できないまま放置されてしまっていた作品ですが、出版社を変え完全版がリリースされ完結した、という特殊な経緯を持つ作品でもあります。「ダンジョン高校」もそうですが、作者独特の世界観、空気感が魅力的な作品です。
瀬古原:…先輩のことが…好きだからです!けど先輩からはそういう目で見られていないのは…残念です


1209.「恋れもん」 東鉄神 …結末がやや変則的度 76%
幼馴染の真木小春がキッカケで女性に触れられると蕁麻疹が出来てしまうアレルギー体質になってしまった大学生・西成珠樹の元に実家から送られたダッチワイフが、彼が好きなゲームのキャラクター・レモンにそっくりな女の子になって…というエロコメ作品。舞台設定がなんとなく「ユリア100式」に似ていますが、コチラはプロレス技無し。最後はやや唐突ですがハッピーエンドにはなっています。
珠樹:れもんを返せ!れもんを返せ!!れもんを返せ!!!


1208.「いめるいめな」 竹内元紀 …妄想度 70%
ちょこっと恋に臆病な女子高生・いめなが大好きな先輩と付き合う事をイメる…イメージトレーニングして暴走する、というギャグ漫画。基本的にギャグは下ネタ中心で、ひたすらドタバタしている印象の作品になっています。
ウェイトレスのお姉さん:パンティーを見られるのが恥ずかしいなら恥ずかしくないパンティーを見せればいいのよ


1207.「エンバンメイズ」 田中一行 …ダーツでここまで広げるか度 95%
時としてプレイヤーの命すら賭ける事すらある地下の賭けダーツ競技場を舞台に、そこで"迷路の悪魔"の異名を持つ男・烏丸徨の活躍を描いた異色の作品。ダーツはボウリングと同じく満点の存在するゲーム故、対決ごとに設定される特殊ルールやその駆け引きが重視された、いわばダーツを題材とした知恵比べ、騙し合いを重視して描かれる作品です。展開のひっくり返し方が絶妙で、世界観は割とハード、かつキャラクター達もかなりえげつない事をやっているのですが、それがグロテスクではなくコミカルにさえ見えてしまうのも魅力かと。デスゲーム的な駆け引き主体の作品が好きな人には強く勧めたい作品です。
烏丸:このカードはオレが"迷った"証だ


1206.「俺の彼女が×××を期待していて正直困る」 秋★枝 …確かに重い度 78%
後輩彼女の初体験の理想を叶えるべく奮闘し、それが原因で一度別れてしまうカップルが再度「疲れないライトなえっち」をする事で元の鞘に…というエピソードと、お互いを好きあっているがその事を中々切り出せない同性幼馴染、というエピソードの2本立ての作品。同性幼馴染の話は大分前に描いた作品らしいです。ラブコメか得意な作家さんにはくっつく前が上手い人とくっついてからが上手い人がいますが、秋枝先生は間違いなく後者、というのが垣間見える短編集です。
先輩:…重い……うん、カノジョの期待が重い…


1205.「お前ら全員めんどくさい!」 TOBI …他人から見ればリア充度 爆発レベル
やや冴えない風だが職務には真面目な高校教師・国立先生が、クラスで孤立しているひねくれ者の泣き虫少女や先生フェチの少女、奥手な委員長や彼女を「好きな娘程いじめたくなる」風に溺愛する姉…といっためんどくさい女の子達に好意を寄せられて…という、「勤しめ!仁岡先生」を思わせる作品。本人はむしろ同僚の美人教師に好意を持っている風で、生徒達の好意には困惑するばかり…という点で完全コメディだった「仁岡先生」より一層めんどくさそうな作品です。(笑)作者は「屋上姫」を描いていた人ですが、コチラは各ヒロインの感情が分かり易いのが好ポイント。5人のヒロイン中3人がメガネ着用、というメガネっ娘の高さもポイントです。
一宮:え…と、つけこんで…みた?


1204.「二ツ星駆動力学研究所」 林健太郎 …いい歳こいた子供度 100%
都内某所のある会社事務所にて夜な夜な「ミニ四駆」に興じる大人達を描いた、大人のミニ四駆漫画で、作者自らが所属しているミニ四駆チームのメンバーをモデルにして描かれている為やっている事に、大人であるが故の大人げない姿というのが実にリアリティ溢れているのが魅力。所長や工場長らと恐らくは同じ世代で、私自身ミニ四駆の遊びがサーキットではなくオフロードだった頃からジャパンカップ云々までブームにハマッていた身からすると彼等の今の発言には何とも言えない説得力を感じてしまいます。昔ハマッていた人には是非読んで欲しい…そして読んだらもう一度ミニ四駆作ってみようかな…なんて思わせてしまう力を持った作品です。
所長:オレは昔からゾイドなら帝国、ガンダムはジオン、トランスフォーマーはデストロン派なんだよ!


1203.「ガールズ&パンツァー 激闘!マジノ戦です!! 作:ガールズ&パンツァー製作委員会 画:才谷屋龍一 …戦車が上手い、度 90% 
劇場版も期待大の人気戦車アニメ「ガールズ&パンツァー」のサイドストーリーで、アニメ本編の聖グロリア―ナとの練習試合の後に大洗はマジノ女学院と練習試合を行っていた…というのが中身。但し、お馴染み大洗女子からの視点ではなく、相対するマジノ女学院の、学園伝統の防御線から機動戦への転換を目指し奮闘する隊長・エクレーヌを中心に物語は展開されているのが特徴。本編のコミカライズを担当した才谷氏なので戦車の描写は良いです。キャラクターの方は、大洗女子の面々などアニメ登場キャラは正直ビミョーですが、今回アニメのイメージに引っ張られないマジノ女学院の面々が軸なのが救いかも。この人、同人誌でエロほぼなしのオリジナルで女の子ばかりで構成されたソ連の戦車小隊を描いた漫画描いて人なので、キャラ絵が全然ダメ、という人ではないのです。
エクレーヌ:その戦い方のせいでいつも負けているのではありませんかっ!?


1202.「神様、キサマを殺したい。」 松橋犬輔 …異常な奴らのオンパレード度
 82%
詐欺に遭い、金をだまし取られた挙句巨額の横領の罪を着せられ世間のバッシングに耐えられなくなった父が母を殺し自らも命を絶ち、共に生きようと誓った妹も悪い男にレイプされ事故に見せかけて殺された女子高生・咲村千穂。彼女が自殺しようと訪れた廃墟で殺人鬼の少年・笛田マコトと出会う。千穂は自らの命を報酬として、彼に家族を不幸に陥れた連中全員を殺すことをマコトに依頼する…というクライムサスペンス。彼が狙う千穂にとっての仇やマコトと千穂を追う連中のまでもある種"異常"なのが特徴。その中でも無邪気な笑顔をした少年殺人鬼のマコトは際立っています。物語の展開も含め、注目したい作品です。
マコト:うん悪いヤツだろうと良いヤツだろうと、オレ殺すし!


1201.「吾輩ノ彼ハ馬鹿である」 土塚理弘&亜積沙紀 …アーパー度 70%
普通の女子高生・アコミの彼氏・二ノ宮ポン太は超がつくほどのイケメンだが、同時に超がつく程のお馬鹿だった…というコメディ。凄まじいレベルの馬鹿なのに、イケメン故に全て許されてしまう…街を歩けば老若男女問わず女性が群がってくる超絶イケメンなのに、超絶お馬鹿かつ天然気質、かつ基本真面目で良い奴な愛されキャラ、という事で女性視点だけでなく男性読者視点でも嫌味がない…という、ある意味無敵なキャラクターの二ノ宮が魅力的な作品です。
二ノ宮:大丈夫だよ今朝ほうれんそう食べてきたから


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